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エロティシズムの基本は「美」であること~官能小説の参考書
こんにちは。
今日は何となく、気分が乗っていません。
私にしては珍しいことです。
ま、こんなこともあるでしょう。
2月8日から、少しずつ官能小説をアップしております。
これは、私が2020年の初め頃に書いたものです。
ちなみに、まだ完結はしておりません。
途中まで書いて、保存してあります。
私が初めて「小説」というものを書いたのは、中学生の頃でした。
はい、腐りきったBLです。
私がBLにハマっていた頃は、「耽美」という言葉が流行していました。
今ほどBLはメジャーではなく、BL雑誌といえば「JUNE(ジュネ)」が発行されていた程度です。
この「JUNE」は、がっつり耽美の世界でした。
美少年×美少年。
それに影響された私は、「エロ=美」の図式が定着したのです。
エロは美しくあるべき。
なので、今アップしている「秘花は妖しくからみ合う」は、「美しくあること」にこだわったつもりです。
BL小説はたくさん書きましたが、官能小説は「秘花~」が初めての作品です。
「秘花~」を書くにあたって、私は何冊かの本を読みました。
著者の藍川京さんは、もちろん女性です。
女性ならではの視点で、官能小説の書き方を指南してくださっています。
少々表現が古いところもありますが、いい勉強になりました。
これは、無茶苦茶勉強になります。
官能小説の醍醐味は、その独特の言語感覚にある。
描くべきものが決まっているだけに、その表現の多彩さ、用語の多様さには目を瞠るものがある。
本書は、2005年以前の数年間に発行された官能小説663冊の中から、官能小説に独特と思われる用語や表現をセレクトした用語辞典。
約2300語を五十音順に整理し用例を示した、本邦初のユニークな辞典である。文庫化にあたり「絶頂表現」を付加。
(Amazonより)
こちらも、少々表現が古いところがありますが…
例えば「性器」の言い回しに困った時など、非常に役に立ちます。
この5冊は、「ことば」に迷ったら使います。
普通に読んでいるだけでも楽しいです。
「こんな言い回しがあるのか」「この表現がいいな」
目からウロコが落ちること多し。
私が手に入れた時は、5冊セットで販売されていましたが、現在は単品でしか買うことができないようです。
昨年、
「小説書きたいねん」
と言ったら、夫が買ってくれました。
ありがたい。
さて、今回はこんな感じですかね。
やっぱり何となく、気分が上がらない。
ま、こんな時もあるわさ。
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