春寒や夫に近づく女あり
先週は、鳥恋の裏で…
リアルは割と大変なことになっておりました。
先週の日曜日。
私は仕事が休みでしたが、夫は仕事でした。
そこに現れた、一人のお客さん。
職場(ガソリンスタンド)にも時々来ていた、女性です。
夫と同年代。
仮にAさんとします。
もちろん、私もAさんとは面識がありました。
職場に来られた時は、世間話をすることも。
Aさん、最近はほとんど来店していませんでした。
おそらく2年ぶりくらいではないでしょうか。
そして、突然職場にやってきた、その用向きは…
夫への、仏像の依頼でした。
Aさんは、夫が仕事のかたわら、仏像を彫っていることは知っていました。
それだけを考えると、何ら不自然はありません。
しかし私は、警戒しました。
以前Aさんは私に向かって、よく言っていました。
「店長(夫)、カッコいいよねぇ」
…と。
もちろんAさんは、既婚です。
なので私は、その時は軽く受け流していました。
ですが、今回は仏像の依頼だという。
さらに、自宅に来て夫の作品を見たい、と。
(自宅に来たい、にもちょっと警戒しました)
そして、Aさんが来店した日。
夫は受けるとも受けないとも言わず、また連絡します、と返事をしました。
その日、夫と話し合いました。
私は、
「この方、ちょっと気ぃつけた方がええんちゃうか」
と言いました。
ですが夫は、
「いや、単純に仏像の依頼やろ」
と、気にも留めていませんでした。
ただ、さすがに家に来られるのは困る。
なので、夫が彫った仏像を、職場に持って行くことにしました。
そして、それをAさんに見せる時は、私も同席すること。
これを、夫は約束してくれました。
Aさんが最初に来店した、次の日。
夫は連絡先を渡されていたので、それをもとにAさんにショートメッセージを送りました。
仕事が早く終わる日に、職場で作品をお目に掛けたいという内容です。
その、日時の確認。
ほどなくして、Aさんから返事がありました。
夫に、
「どう?」
と聞くと…
「待ってました、やて」
と返ってきました。
待ってました、か…。
いよいよこれは、警戒する必要があるな。
Aさん、夫の連絡先、ゲットか。
それとなく、夫に注意を促しました。
ですが夫は、「この年になって、色恋もないやろ」と、まるで気にしていない様子でした。
さて。
3日後。
夫も私も、仕事が夕方までだった日。
木曜日のことです。
職場に夫作の仏像を持ち込み、Aさんがやってきました。
Aさんは、ひたすら感動した様子でした。
「本当なら、私が自分で彫ってみたいんですが、なかなか難しくて」
Aさんは、そう言いました。
夫は、仏像を褒められてまんざらでもない様子。
私もその日、Aさんに会ってみて…
あ、下心はないな、と思ったのです。
夫が依頼を受けるかどうかは、ひとまず置いといて。
忙しい夫に代わり、私が窓口になるべく…
私はAさんとLINEの交換をしました。
そして、その日の夜。
さっそく、AさんからLINEが届きました。
夫の作品が見れて嬉しかったこと、テンションが上がった旨、つづられていました。
うんうん、と読み進めていたのですが…
私の目が、点になりました。
こう、書かれていました。
はい???????
一緒に作り上げていきたい????
そこか。
そういうことか。
やっぱりか。
さっそく、夫に伝えました。
「Aさん、店長と一緒に彫りたいらしいで」
夫は即。
「いやそれは無理やろ。俺かて、仕事終わってから少しずつやってるだけやのに。一緒に彫るとか、時間的にも無理や」
と、言いました。
さすがに、夫もこの以来の真意がわかったようで。
「純粋に仏像が欲しい、て言うなら俺も彫るけど。でもこの依頼は、そうじゃない。まして、家庭不和の原因にもなりうる。これは、断る」
夫は、キッパリと言いました。
私は、ホッとしました。
翌日、私からAさんに、丁重にお断りのメッセージを送りました。
慎重に文面を考え、言葉を選び。
今のところは、仕事が忙しいのでご依頼は受けかねます、と。
ほどなく、Aさんから返信がありました。
割とあっさりと、理解していただけたようでした。
ε-(´∀`*)ホッ
この一件で、何が一番腹が立ったかというと。
Aさんの何だかんだで、夫と話し合いを重ねた結果…
先週のプレバトを見逃した。
これに尽きます。
明日は正座してプレバトを見ます…。
ま、でも。
夫婦関係の再認識ができたので、良かったかも(笑)
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