絵描きの保護猫さまとの出逢いと別れを綴ってみた (全四回) その一
はじめに
noteでは公表していなかったけれど、私は無類の猫好きなのです。
むしろ、猫そのひとになりたいと、公言して憚らない人生を送って参りました。
住むところも定まっていない、毎日お腹を空かせている猫さまからは、何甘えたことを呑気に言ってるのだと、お叱りを受けるかも知れませぬが、自分の顔を鏡で見て、徐々に猫になっていくのを想像するのは、至福の時間のひとつであります。
けれども、今住んでいる公営住宅は猫さまと一緒に暮らすのはルール違反。
猫さまどころか、小さな鳥さんも熱帯