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携帯工具の有無で、信用度が測れる

これはスノーボードをこれから初める方へのメッセージです。

これからスノーボードを始める方の中には、友達や職場の仲間の方から教えてもらう、という方もいるかと思います。

スノースポーツは用具のスポーツです。
自分に最適な用具の使用が上達の鍵で、怪我のリスクを減らす為にも大切な事です。

スノーボードの用具によるトラブルを回避出来るか、または対処出来るか否かは、その人の持ち物で分かります。
仮に教えてくれる方が持っていたとしても、トラブルが起きなければ、それらの工具は目にする事は無いので、その時まで分かりません。

しかし何を持っているかが重要ではなく、本質的な事は、教えてくれる方が安全にスノーボードが出来る状態を維持し、提供出来るか?という事です。
友人同士なら提供という言葉が堅苦しいですが、要はサポートしてくれる度合い(意気込みと言ったら良いでしょうか)は、持ち物である程度分かります。

仮に何も工具等を持っていなくても、滑る前に用具のチェックをしてくれる方なら安心です
レンタルボードで滑る場合でも、不具合は起こるものだと認識されているか否かが、あなたの一日の過ごし方、上達度合いに関係してきます。

ただでさえ時間を確保して来られる人も多いかと思います。
貴重な時間を使って、交通費も、宿泊費も、リフト券代も、レンタル料金も支払ったのに、用具の不具合で目的のスノーボーディングの時間が削られるのは何とも切ない事です。

ビギナーが基礎を学ぶ時間は大変貴重です。
その日に学び習得した事は、年数が経とうが体は覚えています。
自転車と似ていますね。
その日中途半端に体験したところで終わって、次回からその続きをするより、一日である程度技術を習得出来れば、次回から更なるレベルアップも望めます。

1シーズン130日は雪上にいる私ですが、雪無し県の方のゲレンデでの過ごし方を知ると、その一日がどれ程貴重なのか痛感させられます。
スノーボード初日で嫌になったり、挫折したり、怪我をしたり、そんな事が無いように末永く楽しんで欲しいと切に願うところです。

話を戻しますと、携帯工具の有無は快適なスノーボーディングには必須だと言う事。
それが意味する本質的な事は、安全に上達する為、楽しんで続ける為だと言う事です。
この事が実感出来れば、自分のみならず、他人にも危害が及ぶ確率は減ります(例えば用具の不具合でボードを流してしまい人に怪我を負わせてしまった等)。
大きな事故は、一つの小さな要因でも起こりますが、滑り始める前と滑り終えた後に点検をする事で防げる事かもしれません。

携帯工具の大切さ(用具の点検の大切さ)が分かる方なら、ビギナーに必要な要素も分かっています。
ゲレンデコンディションに左右されるスポーツですので、ボードが滑らなければワックスを塗ったり、ワックス塗りっぱなしのレンタルボードならスクレーパーでワックスを剥ぐ事も必要です。

ビギナー時にトラブルに対して、スムーズに対応してくれた方なら、その後もしばらくは教えてもらえば良いと思います。
しかしトラブルに対処出来ない人ならば…。

自然の中で行うスポーツですので、様々なトラブルはあります。
しかし多くは防げるトラブルで、この事は早い段階で学び、習得したいところです。

これからスノーボードを始める方へ、良き師の元で始められます事をお祈りします。


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