この4ヵ月を振り返って(令和6年6月~9月)
初挑戦での成功
こんにちは!
オムライス探索家兼ITエンジニアのただしです。
クラウドファンディングにサクセスした後に、さらっとこんなものを書いていた。
年を取って勤め人を辞めると、路頭に迷うということにリアル感が出てくるので、どうやってそれを心理的に払しょくするのかが大きなテーマだったんだなと改めて感じる。
4か月間で、新たに学んだこと
技術面
make - ノーコード
LINE Bot/Messaging API
Web APIの利用
CodePen
notebookLM
obniz
stein (Google Sheet)
miibo
Dify
GPT
Render
Huggingface inference API
Unity
React/Typescript
Freestyle
DeepL
Netlify
cloudflare
Google Map API
もっとあるが、このへんで
発信面
Zenn Scraps
しずかなインターネット
ハッカソン
LTは楽しい
X(旧Twitter)での発信
Qiitaやnote記事の書き方
はてブ砲
パラダイムシフト
短時間でアウトプットを出すこと
企画・実装・発信をワンセットにバランスよく
プロセスを記録すること
背景・意図を記録すること
感情の動きを記録すること
言語化の重要性
独自性についての考え方
企画面
アート思考とデザイン思考
非線形思考
プロダクト企画のプロセス
手に入れたもの
今後のビジョン
師と10期の仲間(これからもお願いします!)
支援してくれた人たち
プロトアウトスタジオとの出会い
令和5年9月に会社員を辞めて、自分でIT関連の事業をやろうと思い立った。
分野としては、生成AI周辺技術に絞り(絞れてる?)、Webサイトを作り、AIの調査研究を始めた。将棋AIから始まって、色々なAIを自分のPCで動かすということ、環境を作ってそれを整備していき、Qiitaやnoteなどで発信を始めた。
AIについて調べる中で、あるQiitaの記事に辿り着いた。
「え、2月22日に電話があって、この記事を26日に投稿しているということは、これを3日で作った?」
「しかも、専門家ではない??」
これは、生成AIが凄いのか、この人が凄いのか、どういうことだろうか、と思い、よくドキュメントを読んでいった。
これは生成AIだけじゃなく、色々なクラウドサービスを組み合わせて利用することで、とてつもない生産性が得られる話だな、と思って、これからの事業の方向性をその方向に持っていこうと考えた。
「プロトアウトスタジオ?」
https://protoout.studio/school
なんだか分からないが、ここで学べばこの人と同じことが出来るようになるかも、と思い、その門を叩いた。
「入学金を払っていただいて、2回目の講義が終わった段階で受講料をお払いいただければいいです。合うかどうかそこで判断頂ければ」
4ヵ月がスタート
正直な所、クラウドファンディングは想定外だった。ちょっと違うかも、と思いながらも、2回受けてキャンセルできるならと思い、即決した。
最初に、好きなものとか嫌いなものをとことん考えさせられた。
今でこそ、好きを仕事にする、というのを大っぴらに話せる世界もあるようだが、ビジネスの世界では、お客様が第一で、個人の好悪など表に出してはいけない。成功のためには、自分が好きなことではなく、人より上手に出来ることを考える、勝つためには、好き嫌いは無視して、有利不利を考える、そうやって生きてきた。好き嫌いは趣味の話としか考えられないので、好き嫌いから企画を考えるのに大きな違和感があった。
自分はプレゼンが得意ではない。
会社員時代は、結構な数のプレゼンをやってきたが、自分が得意ではないということが分かっていたので、しっかり準備をしてそれなりのものにはなっていたとは思う。しかし、周りには天性の営業マンたちがいて、彼らのプレゼンは本当に素晴らしかった。彼らには到底及ばないという諦めがあった。
自分はフィードバックも得意ではない。
人の言うことを聞いているようで聞いていないのだ。
おそらく、他人への興味自体が欠落しているように思う。そのせいか、他人が自分をどう思っているかというのにも興味が無く、若い頃は傍若無人だと言われ、気付くと人間関係が消えていることが多かった。今でこそ、相手をなるべく気遣うように努力をするようになったが、本質的な所は変わっていない。
こういう性格でよく生きてこれたと思う。
この両方が、今回プロトアウトで求められることで、自分にとっては大きなハードルになった所である。授業中に講師の話や仲間の話をしっかりと聞いて、フィードバックする。そして、授業の中などでLTをする。過去の自分のキャリアでもそういった機会はよくあったが、立場で何とかごまかしていたように思う。
授業での密度は高く、また講師のフィードバックは、本当に一人一人の言葉をしっかりと咀嚼して、その本質をビシッと捉えてフィードバックしている。ここでもまた負けた感があって辛かった。
欠点や不得意な部分は伸びしろで、そこを鍛えていけばいいというのは若い頃であれば正解かも知れないが、私の年代まで行けばそれは無理に引っ張っても伸びないぐらい劣化している部分だと思う。なので、丁寧に時間を掛けて伸ばしていく必要がある。生存の時間が限られているので、効果が出る一つ二つに絞りたい。
なぜ、続けられたのか
技術面については、最初の2回で大体自分一人でもでも出来ると感じたので、当初の目的は果たされた。なので、そこで辞めてもよかったのであるが、ではなぜそのまま続けたのか。理由は大きく3つある。
技術面以外のレベルアップ
先生が凄い
同期が凄い
技術的なことであれば、自力でスキルを高めていける自信はあったが、企画や発信については、何をどうすればスキルが上がっていくのか、自分では分らない。ここで色々と試行錯誤し、先生方からのフィードバックを受けるのがスキルアップの近道だと考えた。
クラウドファンディングにしても、この程度のことが出来ないで、自分の事業が成功するはずがない、という思いもあった。
先生方はスキルが高く、技術力、フィードバック力がとにかく凄まじかった。残念ながら、自分は遠く及ばない感じがしていたが、何よりモチベーションの高さが異常だ。
授業アンケートの中で、そのモチベーションはどこから来るのか聞いてみたが、プロトアウトの考え方を広めていきたいという答えだった。しかしその理由でここまでのモチベーションは得られないだろうと思った。いずれにしても、モチベーションの高い人のそばにいれば、自分もそのモチベーションに影響を受けられる、そう考えた。
そして、同期の3人。技術的にはほとんど初心者と言えるレベルで、最初は侮っていたが、そのスキル向上、吸収力の速さと、企画力、発信力の高さが、自分には到達できないレベルに至るポテンシャルがあることが分かって、自分自身に絶望した。
彼らがメキメキとレベルアップしていくのを見て、自分に対する怒りが湧いてきた。彼らのようにはいかないし、同じ努力もできない。年齢とともに集中力が維持できる時間が短くなり、時間効率は若い頃に比べると圧倒的に低い。しかし、その条件であっても少しでも彼らに置いていかれないようにしたい。それがモチベーションになった。
上からで申し訳ないが、彼らの成長を見たいというのもあった。
覚醒
私は自分から成長したと言う人を信じない。特に定性的なものに関しては。
成長とは客観的指標を高めることができて初めてそう言えること。
なので、ここでは成長ではなく、変化と言いたい。
自分にとって最大の変化は、LTを短時間で準備し、登壇を楽しめるようになったこと。アイデアがあれば、プレゼン準備は2時間あれば余裕でできる自信がついた。
最後の授業でDEMO DAYのリハーサルを行うことをすっかり失念していて、プレゼンを全く作っていなかったのだが、不思議と落ち着いていた。
話す内容はしっかりと出来ていたので、あとは画面に見せるものを用意するだけ。素材はたっぷりとある。休憩時間にパパっと作ったものでリハーサルに挑んだ。
結果、細かな指摘はあったものの、よい評価を得ることができた。
その3日後に再度リハーサルがあり、そこにはメンターさんのアドバイスを元にしっかりと作り込んだプレゼンを用意して、先生方からたくさんお褒めの言葉を頂いた。非常に嬉しかった。褒めてもらうのは嬉しい。
褒める努力しないとな。
今後のビジョン
クラウドファンディングを進める中で、ビジョンについて考えた。
なぜ自分が事業を始めようとしているのか、何を目指しているのかについて言語化できた。
ただ生きていくだけであれば、もう働く必要もない。自分は欲深いので、それ以上のことを求めている。だから稼ぐ。稼ぐというのは、他人がお金を払ってもいいと思うぐらいのことをして、さらに利益を出すということ。それを自分がモチベーションを持てることで実現する。
それは、自分の存在によって少しづつ世界が変わっていくこと、そんな実感が得られる日々を送ること。
まずは、クラウドファンディングのリターンを完成させ、支援者の方々にお返ししていく。そして、開発や発信を継続していく。週一回のQiitaでの発信はマストで、ときどきnoteでの発信を加える。
LTは楽しめるようになったので、これからもいろんなLTに登壇して行きたい。また、ハッカソンにも参加して、瞬発力を鍛えていきたい。
一日1回以上のXでの発信は継続するが、フォロワーを増やす方策としては、LTなどダイレクトな場所での活動から広げていくようにする。
この年内には最初の受注を目指して、事業に取り組んでいきたい。
最後に、先生方、同期のみんな、プロトアウト関係者の皆さま、ご支援者の皆さま、4か月間の活動でつながった多くの皆さま、そして温かく見守ってくれた家族へ、ありがとうございました!
そして、これからもよろしく!!