Omu-rice Quest の本質とは
オムライス、食べてますか?
僕は現在、プロトアウトスタジオというスクールで、10期生として学んでいる学生です。
また、AIプラットフォーム研究所というサイトを運営しています。
僕は、ランチで外食するときは必ず、まずはオムライスを食べられる店、ということで店を探します。そのオムライスは専門店ではなく、町中華などで食べられる昔ながらのチキンオムライスです。
なぜか、ということについては次の記事にまとめていますので、興味のある人は見てください。
そして、自分のオムライス欲を満たすために、候補になる店探しを自動でやってくれるアプリを作りたいと考えました。
そのアプリについて、最初に具体的に考えた記事が次の記事になります。
この、行き先を決めるところから、候補になる店探しを半自動でやってくれるアプリが、僕が作ろうとしているOmu-rice Questです。
「Omu-rice Questとは」という記事に箇条書きに機能を列挙していったのですが、いろんな機能が重要度もバラバラに書かれているだけで、今一つ本質に迫っていないと思い、コアとなる機能とその利用についてまとめてみました。
どんなアプリなのか
行き先を決めてくれる
現在地から、片道1時間以内の町で、候補となる店がある程度あって、なるべく早く行ける駅を、アプリがクエストの場所として指定する。
駅である理由は、場所を一点として明確にしたいから。
イメージはドラゴンボールのドラゴンレーダー。
実際にはスマホアプリなのでこんな感じ。
リストには具体的な駅名と、電車もしくは車で行った場合の大体の所要時間、そしてその駅のオムライス度が表示される。
行先はこの3つの指定場所から、それらのパラメーターを元に選ぶことになる。
オムライス度とは
意味合いとしては、昔ながらのチキンオムライスに遭遇する確率を示す。
最小値が1で、最大値が100になる。
ただし、有名チェーンの定番としてある、ブランドとしてのチキンオムライスは除かれる。
オムライス度を測る尺度としては、
町中華、古い喫茶店、日本風の洋食屋の存在
商店規模の商業施設が集積
路地裏などの存在
といったものを、独自の計算式を使って算出した結果を用いる。
候補としての3つの駅は、オムライス度が上位の駅になっている。
オムライス度の算出はブラックボックスになっているので、自分も思いもよらない意外な駅が上がってくるかもしれない。
行先のイメージを膨らませる
リストの行先をタップすると、下の枠の中にショート動画が流れる。
動画はストリートビューを使って自動生成されたその町の様子を示すもの。
駅からランダムに地点が選ばれて、その駅周辺のストリートビューが数秒ごとにパラパラと流れる感じ。
このビューを見て、どんな町かのイメージを膨らませて、モチベーションを高めていく。そして、3つのうちどこを選ぶかを決める。
Q&A
一度行った場所で、昔ながらのチキンオムライスに遭遇した場合には、オムライス度は100になるのか?
回答:
一度行った店は対象から除かれます。
計算には含まれません。対象が減るため、オムライス度は下がるかもしれません。オムライス度なのに、オムライスに関する情報が尺度になっていないのはおかしいのでは?
回答:
大半のオムライスの情報は、昔ながらのチキンオムライスではないため、オムライス情報が豊富にある駅でも、チキンオムライスが全くないケースが多いと考えています。
クエストの駅に着いた時
指定場所に到着した時にアプリを起動すると、GPS情報から自動的に到着したことを判定し、画面の表示はこのようになる。
地図の表示は、Google Mapで検索したお店が表示されている。
検索キーは、町中華 or 古い喫茶店 or 日本風洋食屋。
対象となる店は、Google Mapにリストが作成されている。
ここからは、Google Mapを使ってお店を探すことになる。
店を決定して、情報入力
店に入ったら、アプリに戻ってマップ上でその店を選択して、マークする。
マップ上に店が無い場合は、店名を入力する。
マークもしくは店名を入力すると、アプリは登録待ち画面になる。
オムライス情報入力
オーダーして、オムライスが出てきたら、以下の情報を入力する。
メニューの写真
出てきたオムライスの写真
スプーンを入れて中身が見える写真
オムライスの有無(有り・無し・裏メニュー)
3要素の得点(卵・チキン・ケチャップ)
店からのこだわりの一言
そして、食べる。
採点とSNSへのシェア
入力結果を元に、今回の結果をアプリが採点する。
採点は自分だけのもので、次回の町のオムライス度を算出するのに不可欠になる。
SNSへのシェアはボタンを押して手動で行う。Google Mapには、自動投稿機能が付いている。その他、Xやインスタに投稿できる。
以上で、一通りの流れは完了する。
クライマックスは、店の選定
ここまでのプロセスで、最も重要な機能は最初の場所を決めてくれるところ。ここが無いと全く進まないし、代替手段がない。
そして、一番のクライマックスとなるのは、現地に到着してから、スマホと実際の町の様子を歩きながら見ていき、いい店を探し当てるところになる。
この段階になると、アプリは直接使うことは無くなり、Google Mapを効率的に使うためのデータベースとしての役割になる。
どこにどんな店があるのかはGoogle Mapの中に示されるが、最終的に店の外観を見て決定するのは自分自身。良さそうな店を発見することで目的の8割は達成される。
そこからは、アプリはあっても無くてもよいのだが、記録は採っておかないと忘れてしまうし、次回の場所の選定にも影響するので、最小限の入力は必要になる。
大事なのは、今週はどんなオムライスに出会えるだろうというワクワク感で、そのためにはあまり情報があっても仕方がない。ドラゴンレーダーのように、最小限の情報で、想像が広がる方がいい。
もし情報が欲しいと思えばネットでいくらでも調べられるからね。