リフレクティング・プロセス勉強会(その4)
月1回開催しているキャリアコンサルタント同士の勉強会
現在のテキストの「リフレクティング・プロセス」(トム・アンデルセン著/金剛出版刊)をメンバーと読み進めています。
4回目は6月24日(土)に開催しました。
今回は「基本的概念と実践の構造」の中から
*普遍性というよりも多様性
*会話によるやり取り
等についての部分を読みながら、意見や感想、疑問点等について語り合っていきました。
その中から私がメモしたことなどを書いてみます。
*相談や面談の場面において、観察者・記述者の存在や観察すること・記述することが、その場に関して何らかの影響を及ぼしている。
*そこで記述された内容は、記述者によって異なることがあり、そのどれもが”妥当”である
⇒ つまりそこにある「現実」には差異がある
*それぞれの現実を伝えあい、その差異を埋めていこうとすることがコミュニケーションをとろうという姿勢にもつながる
*対話の場においては、一人一人が「感じる」「知る」「話す」という3つの行為を円を描くように行っている。そしてそれぞれの円が互いに影響しあい、さらに大きな楕円を描きながら展開されていく
<相互作用的に対話が進んでいく>
*変化が起きると、人を「制限」することもあり、「進化」させる可能性もある
*呼吸する際には息を「吸う」ときと息を「吐く」ときを交互にしているが、その間に「休止」がある。
同じように会話にも「話す」前と「聞く」前に「小休止」があり、その時に様々なことを考えている。
なので、ゆっくりと対話する時間がとても大切である
*会話においては「ノー」と言える状況が基本となっている
簡単には理解できない部分もありますが、参加者同士に会話していくことで、様々な視点で考えることにもなり、まさにお互いの相互作用を通して理解や思考が広がっていくことを実感する時間でした。
次回は2023年7月29日。楽しみです。