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木々と一緒に

家の前にある大きな欅(けやき)たち。
この景観が気に入って買ったお家。

でも秋になるとものすごい落ち葉の量で、
ご近所さんからは掃除が大変だから
枝を落とそう、とか、木を切ろう、とか
散々な言われよう。

そんな立地なので、枯葉コンポストを作って
腐葉土にして家庭菜園にも使ってる。

今回はその枝から、草木染めに挑戦してみた!

1、煮込む

まず、落ちまくってる小枝を
道路掃除がてら集めていたので、それらを
ポキポキと折って、ざざっと洗う。
そして煮込む!

はじめは色が出るかなーぐらいの怪しい様子。
お茶みたいな落ち着いたいい匂い^ ^


まだまだ小枝と水

色が出るのが薄そう…と思ったので、
煮込みながら少しずつ取り出して、
さらに小さくん折ったり、柔らかくなった枝を
縦に割いたりして表面積を大きくしたりして、
さらに煮込む…!

うん、コレなら染まりそう!

2、染色液を漉す、

今回は枝がたくさんあるのと、
基本、外から拾った枝なので、細かなゴミが混じっているのもあって、ちゃんと漉してから使おうと(めんどくさがりの私にしては珍しく)

漉すのには、キッチンペーパーを使って
ボール2杯分になったよ…(疲れた)

※後から思ったけど、
キッチンペーパー使わずに、
普通に液だけボールに流して、
細かなゴミは上澄みを拭うぐらいの方が、
キッチンペーパーに色が取られないかもなーと。

3、毛糸を放り込む

今回はウール100%の毛糸!
お鍋に戻した染液に放り込んで
そのまま放置。熱をかけずに2時間ぐらい浸けたかな…。
時間とか、温度とかは何が良いのか分からず、
いつも手探り。
ウチの場合は、鍋が浅いから
きっと火をかけるとムラになりそう、
という理由のみ。

元は白い毛糸です。染まるかな…ドキドキ

4、いわゆる媒染…

めんどくさがりの私は、
お湯にミョウバンを溶かして
そのままこの鍋に混ぜ混ぜ。

コレで色が定着するかは不明…!
気持ちが大事、気持ちが大事♡

5、染まったかなー

あとは取り出して洗うだけー♡
うん、うん、なんとなく染まったような

左が元の白い毛糸、右が欅さん。

ビーフン色って感じやな。

6、今度は百日紅!

こちらも庭木でお馴染みの百日紅(サルスベリ)ですが、ウチはほとんど剪定を入れず、
ぐんぐん伸びてる可愛い子。

あまり花もつけない木ですが、紅葉が綺麗で、
(ちなみに花は白い品種)どーやら黒に染まるとかで、ずっと染めてみたかったの。

7、煮込む

木の幹から、次々に剥がれ落ちる樹皮。
それがサルスベリの良さでもあり、
今回は、その剥がれてる皮を、かき集めて
煮込みました。

要領は、煮込むだけ。

小さな虫がいたりしたので、2〜3回軽く洗ってー


煮込み始めて5分で、すでに色が…

めちゃ甘〜いいい匂い。
ぜんざいを炊いてるみたい…

最終的には、コーヒーぐらいの色味に

コーヒーですよ、と言われたら…飲むかも

8、さぁて、染めよう

今回は、キッチンペーパーを使わず、
染液だけボールに逃して、樹皮はポイっと。
あらかじめ洗っておいたので細かなゴミも少なめ。また鍋に戻して、毛糸を放り込むこと放置!

やっぱ濃いな。

9、鉄媒染で黒く!

今回は、黒に挑戦してしたいので
鉄クギをお酢で錆びさせて、鉄媒染液を作っておきました。
鉄媒染の作り方も結構テキトーなんだけど、
今回はクギの種類によるのか量によるのか
茶錆びというより、黒錆びって感じになった。

鉄媒染液をボールに入れてー、
毛糸が十分浸かるぐらいにお湯を足す。
ボール一杯分にしてー(自己流)

どぼん!
みるみる色が、いかすみ色に…

く…黒い…!!!

ここまで黒くなるのは
予想を上回る結果に!!♡♡

このまま20分ぐらい放置しました。

10、結果発表ー!

色が出なくなるまで洗うと、
黒というよりグレーという感じになったかな。

左が元の毛糸、右が百日紅。


身近な木でこんなに楽しめるとは!
今回は、ドボンした瞬間に黒色に変わる
百日紅が良かったなー!
子どもたち巻き込んで、実験するよー!って♡

手袋と靴下になった毛糸たち

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