妊娠したらキャリア終了(=人生終了)だと思っていた20代のわたし。
こんにちは。糺の森です。
今日は「赤ちゃんがいるとわたしの夢が叶わない」という発言を小耳に挟んだので、私の経験をもとに思いをここに書きます。
10代、20代のわたしも全く同じことを思っていました。
中学高校と、がんばって勉強していい大学に入学し、在学中から様々なセミナーに参加して人脈と見識を広げました。就職後、朝は誰よりも早く出勤し(6時とか?)、その日の仕事がスムーズにいくように準備と分からない用語や手技を予習。わたしの目標は臨床経験を積んで省庁に入り、医療制度を根っこからもっと良く変えること。
そんなわたしは「妊娠したら人生終わりだ」と思っていました。15~20年前の社会では、特に我が職場では、妊婦が働くには図太さという武器が必要でした。周囲には妊娠どころか結婚すらしていない先輩ばかり。
その一方で助産師ですので、産む年齢には限りがあることも承知していました。赤ちゃんを可愛い、わたしも欲しいと思う一方、仕事と子どもどちらもなんて、いくら使える制度があったとしても現実的には無理だと感じていました。
そんな時、私は妊娠しました。今ならマタハラというような言葉もかけられましたし、妊娠を報告した後の上司は怖かったです。結果的には私の意志で自主退職となりました。しかし、本当はもっと働きたかった。悔しかった。だけど、わたしには図太さと何が何でもやってやるという気持ちがなかったのです。
あぁ、もうわたしのキャリアは終わった。さて、どうしようかなと退職してありすぎる時間のなかで、1日って長いんだなぁと思ったことを覚えています。
今日はここまでにします。