ちょっと残念The Fall Guy, 私の感想


メモ:2024、アメリカ、監督:デビッド・リーチ、出演:ライアン・ゴズリング、エミリー・ブラント、ハンナ・ワディンガム、アーロン・テイラー=ジョンソン

ストーリー:撮影中の事故で大けがを負い、恋人ジョディ(ブラント)にも行き場所を告げずに姿を消したスタントマン コルト・シーバース(ゴズリング)。突然プロデューサーのゲイル(ワディンガム)からジョディが初監督を務めるSF映画に主演のライダー(テイラー=ジョンソン)のスタント・ダブルとして加わるように求められる。コルトの熱いアクション、ジョディとの再会。全てがうまく行きだすかと思われた矢先に、コルトはゲイルからライダーが行方不明になっていて、探して欲しいと命じられる。ジョディの監督する映画を成功させるためにそれを引き受けるコルト。しかしそれはライダーが犯した殺人をコルトのせいにしようとするゲイルの陰謀であった。

感想:痛快なアクション、過去の失敗から立ち上がる男、離れていった男女の愛の復活、二人を妨げる陰謀に仲間と共に立ち向かい勝ち取るハッピーエンド。てんこ盛りの映画で、深刻になる時間は短く、軽く楽しめる作品です。しかし、盛り込みすぎたためか、アクションもドラマもシークエンスが続かず、また、かなり強引なプロットのためもあり、画面に引き込まれる時間が少ない印象です。ゴスリングとブラントという優れた役者を持ってしても中途半端なメロドラマ、アクション映画にしかならなかったというのが私の感想です。部分部分を取り出すとそれなりに気の利いたコメディであり、派手なアクションなのですが。スタントへの愛とオマージュが随所にあり、アクション映画が好きな方には刺さるかもしれませんが。



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