クリアデスクの意義・重要性を理解する

ある会社での出来事です。
情報セキュリティ推進のため「クリアデスク」を徹底したところ、帰宅時に「机の上の書類を全て椅子の上に置いて」帰宅する従業員が多数いました。情報セキュリティ担当としては頭の痛いことです。
理由は2つありました。1つ目は、「情報セキュリティ対策なんて面倒。入り口のドアにもセキュリティロックが掛かっている。なんで面倒なことをさせるのだ。机の上をきれいにすればいいのだろ?だったら椅子の上に置いても文句はないだろ?」と、情報セキュリティ推進部門への「反発」や「挑戦(挑発)」が広まってしまった部門があったこと。2つ目は、「クリアデスクは、清掃業者に机を拭いてもらうため」と誤解が広まってしまったことです。
1つ目の理由は、大変残念なことです。面倒なことには抵抗しがちですが、情報セキュリティ推進は全社で取り組むべき重要な課題という認識が欠落していたようです。
2つ目の理由は、少し惜しいですね。整理・整頓は情報セキュリティを進める上でも重要なことです。ただ、きちんとキャビネットや引き出しに収納すべきでした。
いずれにしましても、情報セキュリティ施策の一つとしての「クリアデスク」の意義・重要性をきっちりと理解してもらう必要がありますね。

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