改善案を「周知徹底します」でいいのか
監査をしていますと、「ルールが部内に浸透してなかった。そのため、ルール通りに業務が行われなかった」ということはありがちな話です。
指摘しますと、改善案に「ルールを周知徹底」します。という改善案をよく見ます。
一見良さそうな改善案に見えますが、私はこの改善案が出た場合は再考していただくようお願いしています。
この改善案の場合、フォローアップ監査の時に、「周知徹底しました」という回答になることが殆どで、検証のしようがありません。
ですので、「いつ、どのように」周知徹底するのかを具体的に立案していただくのが良いと考えます。
「朝礼で全員に伝えます」というのもいい案なのですが、口頭だけでは記録が残りません(これを言うと「監査は細かいなー」と言われるのですが…)。
朝礼+掲示板(電子掲示板/紙の啓示版)があればなお良いですね。朝礼ですと休みの人もいるかもしれないですし、口頭だとやはり忘れますよね。ですので「周知徹底」は何らかの形に残った方がいいと思います。