【グラブル】独断と偏見に塗れた六道神器の評価


とりあえずメイン用に1本は作っておくべきかと。なお上記の画像を見て、大体の評価を察することは出来ると思う。

2023年から約1年を掛けて実装された新イベント『神滅戦』。その目玉となったのが六道神器と呼ばれるシリーズ武器群である。

撃滅戦で実装された六道武器から慣わしとして、主人公のメイン武器として装備をすることで非常に高い性能を発揮するユニークなスキルを持ち合わせていたりする。

しかし、いざ全属性が出揃ってみると、その性能格差はお世辞にも小さいとはいえず、むしろ酷いという程度には差が出来てしまった。

今回はそんな六道神器を実装順に、独断と偏見に塗れた評価を下していく。


1.神弓エクス・アウストラリス

神滅戦一番手、エクス・サジタリウスで実装された風属性の弓。通称エクサジ弓。

実装時点でも風属性にはアビダメを大幅に強化出来るイーウィヤビークが存在していたため、覚醒スキルによってアビダメ上限を補強出来るという強みがあった。

しかし第二スキルの『弱体アビリティ使用時の奥儀ゲージアップ』は汎用性には乏しく、専ら風属性のロビンフッドでメイン持ちとなるだけだったりする。

しかし編成によっては弱体アビを多く編成出来る可能性があるため、地味に奥義の回転率を向上させるのに一役買っている。なお、ユリウスや楓さんといった0ターンアビではゲージは増えない。


2.神槍エクスクシャスラ

エクス・ウォフマナフと共に実装された土属性の槍。エクウォフ槍。与えられた覚醒スキルは通常攻撃の上限アップ。エクサジ弓も腐りにくく汎用性に富んでいたりする。

さらに第2スキルはデバフを受けていない時に主人公限定で追撃効果を付与するというもの。覚醒スキルとの相性は抜群であり、土のアプサラス、あるいはパナケイア、スパルタやパラディンでメイン持ちをすると強い。

ちなみに筆者はアプサラスを採用することが多いので、エクウォフ槍はほぼ常用しているといった具合である。特にマグナ編成ではほぼこれ一択となっている。

特にデメリットが見当たらない武器ではあるが、強いてあげるとすれば土のブレグラ武器である剱嶽と武器種が同じであり、あちらのお株を完全に奪ってしまったことかもしれない。

剱嶽自体は奥義効果で強力な追加ダメージを与えることが出来るものの、メイン持ちという点では、おそらく今後日の目を見ることはなくなってしまっただろう。

3.神銃エクス・アンタイオス

エクス・コキュートスから入手が出来る銃。通称コキュ銃。与えられた覚醒スキルは与ダメージアップ3万。約定スキルなどと合わせて上限は10万なので、ガブリエル短剣が1本、クラフトスキルを1本足せばちょうど10万となる。

しかしこの武器が実装当時は、未だにワム槍ことワムデュスナイダリアが猛威を振るっていた時期なので、与ダメアップはどうしても死にスキル扱いされる傾向があった。

そして何よりも第2スキルが『ブレイク状態の敵に4回ダメージ』と、その条件がエクサジ弓よりも厳しく、実質的に義賊、あるいはキングの専用メイン武器という感じになってしまった。

裏を返せばブレイク状態となる強襲さえ付与出来れば、ヒット数とダメージを稼げるスキルではあり、キングはガブ短剣をコンパニオン枠に装備したい都合上、ワム槍が型落ちしだした水属性では一定の地位を確保出来た武器といえたりする。

4.神尽エクス・ミトラカルナ

エクスイフリートと共に実装された火属性の短剣。通称ゼノイフ短剣。満場一致で六道神器の中では最強と言われる武器である。

スキル覚醒はエクウォフ槍と同じ通常攻撃上限アップ。これだけでも腐りにくいスキルなものの、さらに第2スキルが『主人公がトリプルアタック時に味方の攻撃力と与ダメが上昇』という破格の性能。

連撃率に関しては奥義効果で補強が出来る上、火属性はTA率を上げる武器が充実しているため、狙って発動しなくても常に効果が発揮去れるような仕様となっていたりする。

そして何よりも火属性の短剣という、これまでメイン武器として握れる短剣が少ない属性に実装されたことで、非常に重宝される武器となっている。

起用候補となるジョブは当然、短剣をメイン装備可能である全てのジョブ。特にマスカレードはTAを発生させることで強化されるジョブであるため、この武器一択といえる状態。

マナダイバーに関しても奥義を撃つ頻度が少ないという仕様上、起用率は高いものの、こちら関してはフェニ杖という互換性を有した武器が存在するので併用出来ていたりする。

しかしそもそもフェニ杖はガチャ排出の限定武器であるため、そんな武器と競合するこの短剣がぶっ飛んだ性能を持っている指標にしかなっていないのである。なお筆者はフェニ杖にダマを入れるの渋っているため、火のマナダイバーは常にこれを使っている。


5.神旺エクス・アリスタルコス

エクスコロゥと共に実装された光の格闘武器。通称エクコロ拳。覚醒スキルはエクサジ弓と同じアビダメ上限のアップ。しかし光は風と異なり、イーウィヤビークに準ずる武器が存在しないため、気軽にアビダメを強化出来る環境ではなかったりする。

そして第2スキルが『アビダメ使用時に味方のアビダメ与ダメアップ』という、前回のエクイフ短剣に比べても非常しょっぱいもの。徹底してアビダメに特化されている武器となっている。

さらに問題なのは、この武器が格闘という点。メイン装備で運用する候補はレスラー、モンク、魔法戦士の3択。魔法戦士は英雄武器を運用する側面が強く、そもそも取得すらしていないジョブなので判断が出来なかったりする。アビ与ダメ5万ってほしい?

モンクは極致アビのヒールタイムでアビダメ自体を稼ぐことは出来るものの、自動発動するタイプであるため第2スキルが死にスキルとなる。

というわけで消極的な理由の果てに、この武器は光モンク専用というなっていたりする。ただモンクはモンクで、英雄武器が割と強いらしいという……

ジョブ縛りをしてこの武器をメイン装備するくらいなら、技錬スキルを持ったリンネを採用するべきかと。あと光はなぜか大した強化をしなくても、高いアビダメを出すキャラが多いんだよね。


6.神杖エクス・ハマルティア

ドM。もといエクスディアボロスと共に実装された闇属性の杖。通称ディア杖。六道神器のトリを飾る武器でもある。スキル覚醒は与ダメアップ。そして第2スキルが「敵にCTゲージがない時に味方の攻撃力アップ、奥義性能アップ」。

まず前提として、わざわざこの武器をメイン装備で起用する必要性はない。攻撃力と奥義性能は強化する手段が多いため、この武器をメイン持ちにしてまでほしいものではない。

そしてそもそもCTゼロという極めて特殊な環境下でのみ発動するスキルのため、累積であっても発動機会が限られてしまっている。

特に最近のグラブルではV2バトルによる特殊技の発動も多くなっているため、敵がCTゲージ増加を維持したまま行動することも珍しくはない。そして通常バトルであっても、ブレイク時にゲージが残っていればスキルの発動出来なくなる。

一応奥義効果によってCTを吸収することが出来るものの、相手の行動がほぼ必ず後になるというグラブルの戦闘システム的に、『吸収⇒敵が行動⇒ゲージ増加』という決してゼロにはならないという矛盾を抱えていたりも。エアプが作った武器かな?

一応杖ということで、モンクやマナダイバーのメイン持ちで装備が出来るが、闇モンクはアストラルウェポンや闇のブレグラ武器、さらに最近では極星器も実装され、これをメインで持つ必要性は皆無。

マナダイバーはCTゲージを吸収するアビテリィがあるものの、こちらはこちらでパラゾニウムという型落ちしていたリミ武器がスキル覚醒で復権し、奥義効果も全体の連撃アップに追撃という、ディアの尊厳を踏み弄るような性能だったりする。

数少ない強みであるスキル覚醒の与ダメアップですら、常に2本編成されるリッチ斧の前には無力。通常攻撃上限アップだったら、まだ存在価値があったかもしれない。あと違う武器種。


そんなわけで神滅戦自体、時の流砂を6個もらえて同じ敵を延々としばき続ける虚無に近いイベントなっていた。おそらく2周目となる今後の開催では大事なものと武器の覚醒レベルの上限解放、敵のレベル上限解放などがされるのだろう。

しかしそれらが神器の大幅強化に繋がるかといえばそうでもなく、やることは初回時とほぼ同じことになるという感じ。それでも周回をしてしまうのがきくうしさまの悲しい性なのである。

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