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人は。 絶望から、 ナニが出来るのかを、 ぼくは実験する。🧪
2024 秋冬collection
10月1日(火)
アトリエにて作曲浮遊。クラシックの様式美を曲背景にサウンドスケープとして据え置き、全面にはバロック的解釈のコードに強迫観念なハーモニーを足してから、ケルトなアコースティックギターを忍び込ませて。その際の細かなコードネームを探ってゆく、何度も何度も弾き語りしながら。数日酒を飲んでいないから、ヒラメキが強い
10月2日(水)
一日中、レーベル事務作業。あとは無為。よくない、でっかい液晶テレビで動画ばかり見てしまうのは本当に。よくない、やめよう
10月3日(木)
朝からラントレ。研ぎ澄まされたまま、レーベル事務作業。パソコンをぺちぺちしてからその後、手製の豚生姜焼き定食を食す。キャベツの千切りと一緒に豚バラに卵かけご飯で掻っ込んで。。。アトリエのリビングにて洋画を1本見てから、シャワーを浴びて、珍しく夜遅めから新曲作業する。2時間かけてフランス映画みたいなポップなコード進行が決定。楽しかった、完全に集中。
10月4日(金)
ペイルファウンデンズのカバーや、ザ・コーラルのDreaming of Youをアコギ弾き語りしていたら、暴れ出したいやうに。泣きキュンでトラディショナルなコード・プログレッションが浮かんできて、脳ミソを叩き起こして書き起こして。それを製作中の現代芸術オーケストレイションなるヒラ歌アンサンブルの中に乗っけてみたら、凄くドキッとするウタメロディーも浮かんで来て。とりま、スマホのボイスメッセージにリーメイヴァースが使っていたマーティン製アコースティックギターで、つながりを含めて引き倒し、サンプラー5台に取り込む。
10月5日(土)
マッシュアップ的な作業。レコード収集が趣味なおじさまがある地方都市へゆき、レコ屋のスピーカーでブラックソウルなミュージックを流しながら、古い商店街から聴こえてくる超和風なチンドン屋の金物のリズムを聴き、、、《ふたつの音が右の耳、左の耳から入ってきて。それが同時に僕の頭の中で混ざり合って、とても不思議な気持ち良さがします!》むかしむかし、スペシャのLiveでセット後に最後にただただ、発売前の新曲を流した。みんな、ぽかーん。。。おれの意志じゃ。スタッフ含めて、お客様たちも、皆は《なんの意味があるの?》なカンジ。その時流したのが、バッチバチに仕上がったばかりの《ビートニクキラーズ》だ。そうなのだ、僕は生きているのだ
10月6日(日)
宅録に精を出す。最高の2日間。ミックス希望《全部デカくしとけ!》みたく、そんなコトヲ考えながら今日もひとりぼっち。自室で、ノザキコンビーフとハイボールを煽る。どうしようもない奴だ、少しは友達ぐらい作れよ
10月7日(月)
朝から5時間半の、肉体ロード。手製のハムサンドを2個食べ食べ、大自然との戦争へ。田舎はきらいだ、良い意味で。(を付ければなんでも成立すると思ってる奴うざいよね、良い意味で)
10月8日(火)
12台あるサンプラー内のデータがぱんぱんになった。みずからの演奏すら、取り込みが出来ない状態に。不要なフレーズの選別や、ゴッホの使っているあらゆる色彩のかかった絵筆を一つ一つ、《これは必要な色なのか?》正しいのか、正しくないかなんて作業は、本来なら必要ない。使う使わないなんて、生命しか分からない
10月9日(水)
アホウほどデッカい容量のUSBメモリをしもふり銀座の八百屋で買って来て、勝手に自分でデンジャー色にペイントした。どんどんバックアップをとっていく作業。というのも、製作中の曲のシークエンスやら、構成などのストラクチャーやらを、打ち込んだサンプラー12台を強引にPCモードで作業してる際。一旦曲のデータがブランク(消去状態)になってしもうて泣きそうなったからゆえに、大事をとってココは、新作アルバムの全データのバックアップ保存するために、1日をおつくりしました。そんなくだらない中年独身者の、お話。
10月10日(木)
鬱屈しまくってる、在宅の鬼武者だ。刀を研ぎ澄ませるにはどうしたら良いのか、んなことは分かっいる。世の中が合間を潜り抜けて邪魔して来よる、近づくな、おれはひとりぼっちなのだ。ひとりには、ひとりの殺気が充満していることを世の中に食い殺されやうとしてる同志たちよ。精神の奥の奥のほうで、共有する。愛してる
10月11日(金)
デヴィッドボウイのspace oddityみたいな曲になって来た新曲をちゃかちゃかアレンジする。手製の豆乳坦々鍋を作り、作曲の冬眠に備える。人を殺して、人を滅ぼしたりして、物を取り上げたり場所をとりあげたりして、自分が永遠に生き続けられるなら、まだ理解は出来る。人間は皆、等しく死ぬのだ。カッコ悪く生きながらえる奴が増えた。カッコよく生きるか、ダサく生きるかが存在するだけ。正解すら、レイプされる世界。自分を持たなきゃ
10月12日(土)
ダンサブルだが、悲しい曲の作業。引き続き手製の豆乳坦々鍋、鍋の魔力について。中島らもヘルハウスにて毎日出されていたお鍋を研究してる、生きるとは《メシを食えること》と思ってる人とは本当の友達にはなれない。スコティッシュなるシンセポップのノイズを聴いてみる、バンドのドラムセットをいかにデイブフリッドマン化出来るかを自分なりに資料集めする
10月13日(日)
新作アルバム用にヒップホップする、今日本にあるダジャレ口喧嘩のすえのリズム芸みたいなヒップホップではなく(偽物はすぐわかっちゃう僕病気)ヒップホップビーツがまだ生きてた時代の真のジャンクオルタナティブを狙う。《経験》がチカラになる、LIVE前に酒を飲む方は、逃げる快感を知っている。僕はヘタクソで未経験音楽理論無知。ただ。怖さや、緊張を自分の血や骨に変える方法は知っている
10月14日(月)
新曲ひとつのベースラインを考える、歌に対しての対位法はもちろん。ポールマッカットニーみたくヤンチャなフレーズをぶち込んでゆきたい。研ぎ澄まされて、脳みそがヨダレを垂らす感じ。世の中の有象無象でクソな出来事とは剥離されてゆく、あの感じ。たぶんドラッグや。酒や恋愛や家庭などで感じる、ある種の。日常作業で感じる事が出来る、自分自身の内発的な革命だよ、戦争な。人生、生きよ
10月15日(火)
新作アルバム用シューゲイズバラッドの作業。関東近郊の一軒家アトリエにあるスタジオAでの断捨離作業も、スタジオはあとB、C、D、と有り、一軒家アトリエは4LDKであります。いつか僕がレコーディングエンジニアデビューした際には、あなたのその日本的なカラオケボーカリストやら、アイドル好きが絶賛する、オナニー和風四つ打ちなる、ナインス、イレブンス、弱弱ギターサウンドを洋楽的ぶっとい極楽花鳥風月サウンドに変身させますので。僕が
10月16日(水)
僕には死に対する同志が2人いて。すでに死んだふたりの話、父親と。友人の塔山忠臣です。無事に新作アルバムの全バックアップが終わり、次のステップへ進むことに。花
10月17日(木)
夕方より東京へ。行きつけの23区内の人気パスタ屋へ行き、カルボンナーラン大盛りんに赤葡萄汁をガブガブやる。この数週間にねぎらいを、自分へのご褒美なんて生ぬるいモノではない。自分を殺すために手を抜かない(うそです)
10月18日(金)
東京幽玄鬼列車編。千住の石黒でふらふらしながらアメ玉を買って、笑顔で永見へゆき木版刷りの千社札を眺めながら、千寿あげを食したのち、コソコソ虎やへと雪崩れ込む。(当方ええ歳して独身につき、こんなデートでも大丈夫だよ、という方を大募集中。めっちゃ女子と。ちびっ子に優しい男子です、わたし)虎やにて何故か。若めのオバサマ三人組に1人組のわたくしナンパされる、仕方ないので東京宅へ帰る前に、一軒だけお付き合い致す。これもサムライとしての勤めナリ。みなさんも都内で私めをもし見つけましたら優しく、ぜひにお声がけ下さいまし。先日、踊ってばかりの国の下津スズメのマグガフィンの動画を見たんやけど(昔、彼から呼ばれて吉祥寺の(のちに又吉氏が火花書いて有名になった茶店にて対談した経験有り、確かね…)彼はことあるごとに飲みなど機会にさりげなく呼んだりもしてくれてたけど、俺の音楽は人との関係を遮断することにより生まれるインナーサウンド芸術などで一回も行ったことがナイの。うん、僕。病気やねん。ひとりぼっちでいたい。酒を飲む人間には少なからず退廃趣味が有るのだと考える。黒澤明の椿三十郎で好きなセリフがある、危機的状況に置かれた登場人物たちが必死で真面目に相談する中、ひとり、のらりくらりと酒をあおる三船敏郎に”こんな時に!”と皆が問うと、《おれは酒を飲んだ方がアタマが良くなるんだぜ。》と返す。中島らも氏が今日を早く終わらせるため、と言ってあおる酒も。僕にはめちゃくちゃ理解出来る。バンドオブザナイトの解説を書かれた我が同郷の兄者、町田康にいやんが断酒されたのもその系譜の先にある行動であると、自分は理解しています。間違えてるのかも。どうでもイイやん、ライト層。そこには進化も退化もなくて、何を選択して戦ったのかの歴史があるだけだから。
10月19日(土)
東京ぎつね暴殺編。埼玉県のとある水の都へ、びゃっくりドンキーで、700年ぶりにチーズバーグディッシュ300gライス大盛りを食す。チェーン店は健康的には糞だが、びくドンは食っちゃうよねー。今日でまた寿命が三日は縮まっただろう、良かった良かった。闇バイトって、何が1番腹立つって言ったら。なんで《自分で考えない?》っていうぐらい、電話での指図に盲目だったり、何より応募の段階で身分証などの個人情報を教えたり。自分の人生ぐらい、自分で大切にせぇよ!!!!!と、強い怒りをおぼえるわね、ボカぁ。(僕はの略)あと、教育な。家庭環境が大変やったんかも知らんよ、でもそんなもん多かれ少なかれみんなあるよ、なぁ。人間みんなが、大谷翔平やないんやから。そんな苦境の中でなんとか学んだり、汗流して、頭さげたりして、前へなんとか進んどんねん。それを高齢の方を狙って、しかも寝てる時に襲ったり、女性に暴力ふるったり、お前らは自分自身より《カネ》、しかも数日で消えてしまうような、アブク銭で自分自身の人生を、安い金額で売り払ってしまってるんやで。しかも誰かの意志で。それが一番ダサい
昔、セックス・ピストルズっていうバンドでジョンライドンさんっていう偉人が言うてたで。《自分自身を殺せる奴が真のヒーローだ。》意味わからない方は味噌汁で顔洗って出直して下さい
10月20日(日)
東京の芝公園六角堂最終編。朝から行きつけの人気パスタ屋にゆき、ワインをがぶがぶ。その後、お茶の水ディスクユニオンへ行きサイケデリアLPを多々、購入す。酔いの口で千鳥足、ふわりふわりとDANCEしながら亀戸アートセンターでの四本拓也の個展にちゃちゃ入れに行きたかったのだけれど、奴が好きそうや甘そうなケーキまでたくさん買い込んで。なのに疲れて帰宅しちゃった、まるで老後の生活だ。物を作ろうとする意思だったり意味だったりはとても孤独で、さみしい行動だったりもする。少なくとも会社で働くより《安心》はナイ。
10月21日(月)
午前中に東京を飛び出し、アトリエのあるド田舎一軒家へ都落ちする。到着次第2Fにある作業部屋にサンプラー18台(少し増えた)を堂々、並べ終わる。疲れたわ、私。
音楽は好き
10月22日(火)
ボイス・スクランブラーを使ってパリジェンヌなコードプログレッションで名曲を書く。ワクワク
10月23日(水)
迷った時こそ、ひとつずつをきちんと前へ進ませるコトが大事だよ。アナログシンセのチューニングがおかしい、機材を買い替えない。今回はハチゲキが6人体制でみんなで、フェスやライブハウスにて不器用に。僕が1人きりで部屋でめちゃくちゃやったサウンドをナントカ6人で、鳴らそうとした歴史のつまった機材たちだけで。アルバムの全てを創る、そんな誓いが、自分の中にあるので、それを遂行するゾ!
6人みんなカワイイ
10月24日(木)
一軒家アトリエでの、水道工事日。ぼくはどうやら数年間、異物が混入したオミズをがぶがぶやっていたようだ、ありがとうごちそうさま。化学物質を沢山含んだオミズは僕の脳へと、侵食し、犯しに犯しまくり、レイプミーされた私は最高のアルバムへ向け、ひた走っております。
10月25日(金)
異物混入の水道工事の完了をご確認しに、一軒家アトリエの金持ち大家さんがやって来る。このスタディオの大家さんはとてもヤリテの不動産屋さんで地域でも有力な成功されてる方なのです、私は手製のコーシーをお入れして、ぬらぬらお話をしていました。私は月末にアトリエ分の家賃を振り込んだのですが、大家さんから帰りに家賃の半分ぐらいのお小遣いをいただき、これはどこの国なのだ!とパラレルワールドへ迷い込んでしまいました。今の日本人はカネ、カネ、すぎる。まずはお前自身やで、ブチ殺せ
10月26日(土)
朝からアトリエにてMARK STEWARTのメタトロンを聴き、刺激を受けてシエロドライブ10050(地獄八景亡者の戯れRemix)を制作開始する。アトリエ2Fにあったランニングマシンを1Fに移動させてから、ラントレが出来ていない。情けない話だ。走り続けなければ死んでいるのと同じなんだ、僕は。1Fで組み直すことがどうも面倒な気持ちに引っ張られてはいけない、やるぞ、やるぞ
10月27日(日)
引き続き朝からシエロドライブ10050(地獄八景亡者の戯れRemix)の作業。ブラックコーヒーをマグカップで飲んだり、ティーカップで飲んでみたり、実験を繰り返しながら。粗暴すぎる初期衝動と僕のセクシーセンスのみで作り上げ、暴力性と文学性を打ち入れた面白い曲になった、アメリカンは薄いのでマグカップで飲むみたいだが。僕は阿保なので、ティーカップで薄いアメリカンを飲むのが好きだ。啖呵
10月28日(月)
ちなみに最近カルボナーラがめちゃくちゃ栄養的にはカラダに悪いと聞き、刹那に問われることに。僕の三大好物レベルの料理が健康的にはクソ終わってるみたいで、、、。死のう、もう、死のう。そんなことを考えながらアトリエ近くの森まで歩いてゆき、フィールドレコーディングを敢行。坂本教授の氷録音した機材を、まんま買い揃え、破産寸前に
10月29日(火)
アトリエの一軒家はモストオブデンジャラスな田舎にあるので。夜中に外へ出ると、沖縄レベルで満天の星が照らす日が。絵に描いたような流れ星を見てしまい、アルバムの出来を突き詰めれますやうにと、無駄な祈りを告げる。生きようと、明日の自分を信じる
11月9日(土曜)
朝からデータ整理、ジャブジャブ好き放題に使用して来たその報いを一気に受ける。PCやらスマホやら、サンプラーやらのデータ共有の連携のされ方が、イマイチややこしく(ケーブルつなげただけで勝手に共有とかするな!おバカ!)整理作業なんて中々進まないけれど、空き容量を確保するために闘い続けます。僕は絵を描くたびに、パレットを洗うのが面倒臭くってカラフルな色の上から、また別のカラフルを、何度も何度も重ねて生きるうちに、パレット自体がひとつの生き物のように動き出して来ている、そんなアルバム作業ですわ
12月31日(火曜)
12月は、ほぼ。ほぼ。介護
母親の急な事件、事故。脳梗塞患者に
父親は既に死んでいる。残された女性は何を想うのだろう
リミックスを無料配布する、町田康先生にお褒めのお言葉をいただく。
1月11日(土曜日)
昨夜、東京へやって来た。寒空の中、行きつけの人気パスタ屋にてカルボナーラ230グラムと安物の赤ワインを二杯。ただ、ただ、塩辛かった。あなたが気づかないと。派手さと、流行りで、駄作も、大名作になるよ、つまらない世の中になる。音楽にも有るから皆、リスナー気はつけよう。僕はリスナー、カッコ良い音が分かる。今朝は起きしなに、ハイボールを二杯動脈にダイレクト注入し、なんとか生きる意志をしめす。お伝えしたように昨年12月に。我が母が脳梗塞により別人のようになってしまい、まだ普通だったころの母親の夢を最近よく見る。夢では普通に戻った母に安心し、嬉しくて涙して目が覚める、そんな繰り返し。
今回はハショリながら、クソ真面目に作業内容ばかり
描いちゃったね、面白くなかったね、ごめんね。
いよいよ2025年です!
さすがに楽曲も出揃い
歌のメロディー,伝えたい物語としての作詞、
えろいコード進行もろもろ,
曲のサイケデリアによる摩訶不思議アレンジング。
太い骨組みである!
心や脳内を煽動するチカラあるサウンドを
巨大なる樹齢1万年の大木の1本から、
神の領域なる仏像を神秘的に掘り起こすように
次々と毎日
芸術が浮かび上がっております。
もし、明日あなたが死ぬなら
本当なら、
何をする?
人生は
続きます
読んでくれて
ありがとう
今年も
ヨロシク