Time is money.
ベンジャミンフランクリンは、
彼の著書「Advice to a Young Tradesman」(日本では"若き商人への手紙")
の中で、こう記しました。
Remember that time is money. He that can earn ten shilhngs a day by his labor, and goes abroad or sits idle one half of that day, though he spends but sixpence during his diversion or idleness, thought not to reckon that the only expense ; he has really spent, or, rather, thrown away, five shillings besides.
雑に訳します。
時こそ金であると忘れてはいけない。
一日の労働で10シリングを稼ぐ者が、あちこちふらついたり、座ってボーッとすることで半日費やしてしまえば、
たとえ6ペンスしか気晴らしや暇つぶしに使っていなかったとしても、それだけが浪費ではないのだ。
5シリング得る機会を失ったことを忘れてはいけない。
日本のことわざ、"時は金なり"の語源だそうです。
先日、神奈川の金時山という山に登りました。
坂田金時(公時)という実在したらしい人が由来の山ですが、
坂田金時の幼少の名前、金太郎の足柄山と言えば分かる方も多いのではないでしょうか。
つまりは金太郎の山です。
まさかりを担いでいた山です。
麓の公時神社傍にある駐車場に車を停めて、
駐車料金を、管理人のおじいさんに払います。
その際に尋ねてみました。
「頂上までは何分ですか」
答えは直ぐに返ってきました。
「大体1.5時間。分で言えば70分くらいかな」
おじいさんの中のフランクリン魂なのでしょう。
東京の1.5時間は90分かもしれないが、
"時は金なり"を体(たい)で表すようなこの山では70分だぞと。
20分の時を無駄にするなと。
登る前から、ジ・アメリカンな訓示を頂き、
やる気満載で登り、
言われた時間を大幅に上回る、2時間30分近くをかけて見事のぼりきりました。
時は金なり。