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小さなキルト展
手仕事の愉しみ
夫が地元紙のローカル記事で見つけた、小さなキルト展に出かけてきました。
私はパッチワークキルトを習い始めて12年くらいになりますが、キルト展に参加したのは教室の先生が開いた作品展二回と、先生が他の先生と合同で開いたチャリティーキルト展の三回のみで、自分や教室の作品展は開いたことがありません。
正直、自信がないのですが、数的にも作品展を開けるほど制作していません。
教室も、キルト展に出品したいという声がなく、それよりのんびり好きなものを作りたい方と言われる方ばかりです。
作品を見てもらえるのはとても嬉しいもので励みになりますし、技術の向上になります。
反面、期日までに仕上げる必要があり、それをモチベーションアップと捉えるか、負担に思うか…
でも今日、小さなキルト展を拝見して、こんな形ならやってみたいなあ!と思いました。
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人生百年時代から着想して百枚のブロックにされたそうです。
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これもスタンダードなキルト。小さな四角のハギレの組み合わせでオリジナリティが生まれる、パッチワークの王道に思います。
私はほとんどミシンで作りますが、ハンドキルトとミシンキルトの違いは、ただ手縫いかミシンで縫うかではありません。
全く異なるもの、といって過言ではないんですねえ…
このような基本的なキルトを丁寧に、あまり気負うことなく制作されているのを拝見すると、手仕事を愉しむとはこういうことかも知れないなあと思います。
基本に立ち戻ることの大切さを感じました。
県西部の美術館
会場は浜田市にある石正美術館内のギャラリーでした。
ギャラリーと言っても、部屋ではなく通路なのですが、個人の作品展ならこのくらいのスペースがちょうど良いと思いました。
しかし私の地元ではこのようなところ(スペースも雰囲気も)はちょっと思いつきません。
県西部は益田市の芸術文化センターグラントワでも、魅力的な催事がよく開かれます。
現在島根県立石見美術館では、先般亡くなったデザイナー森英恵さんの追悼特別展が開催されています。
県東部の私の家からは三時間余りで、気軽に来ることはできません。
島根県は細長い!
石正美術館について
浜田市の石正美術館は今回初めて訪れました。
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建物、内装とも格調高く、それでいて居心地の良さを感じる美術館です。
設立の経緯
平成9(1997)年、当地出身の日本画家・石本正はふるさとへの作品の寄贈を申し出ました。これを受けた三隅町(現在の浜田市三隅町)は、総工費6億8500万円をかけて、
「流行にとらわれない、こじんまりとした美しい建物。山々に取り囲まれた自然を活かし、日本の古い寺院建築、ヨーロッパの中世教会などを活かした親しみのある美術館であって欲しい」という氏の強い思いを具体化した美術館を建設しました。」
時間の関係でキルト展を観るのみで残念でした。
少し遠いのですが、改めてゆっくり来館したいと思いました。
浜田の穴子丼
ヘッダー画像はキルト展のステンドグラス作品です。道の駅 ゆうひパーク浜田のフリースペースに展示されている神楽をモチーフにされたそうです。
『道の駅 ゆうひパーク浜田』は、県西部を訪れた時は必ず寄っています。
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今日の昼食は、こちらの二階フロアの『八右衛門』で浜田漁港で水揚げされた穴子丼を食べました。
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私は鰻はダメですが穴子は好物なのです。
広島に出かけた際は宮島でも宮島口でも必ず食べますし、食べない時は買って帰ります。
しかしこちらの穴子丼は、広島と調理法が異なるように思いました。
機会があれば島根県西部にぜひお越しください。
ご存知とは思いますが、津和野も島根県です。
(私は結婚前、津和野は山口県だと思っていた)
最後までお読みくださりありがとうございます。