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人は変えられないって子どもでもわかるんだなあと思った

一年生の男の子と女の子がちょっとした言い争いになった。

男の子の強い口調に言い負かされて、女の子の顔色が変わった。
と思うや否や、玄関に向かい長靴を履いて外に出てしまった。

門の外まで出てしまったら危ないので、そっと追いかけて見ると半ベソをかいている。

雨が降ってるから中に入ろう。

声をかけると拗ねてイヤイヤをした。

いつまでも入ろうとしない。放って中に入るわけにもいかないので、説得を試みた。

人は変えられないから、しょうがないよ。

女の子はどういう意味?という顔をしてこちらを見た。
作戦成功。

Hくんを変えることはできないから。

そうして怒っているのって、なんだかつまらないよね。

まだ拗ねている。


嫌な言い方をされたのがイヤだったの?

こくりと首を縦に振る。

じゃあ、謝ってくれたら許してあげる?

微動だにしない。

許せないんだね?

またこくりと首を縦に振る。

それじゃあどうしようもないね。

もうすぐおやつだから、中に入ろう。

なぜかニンマリしながら玄関に向かい、私に尋ねる。
おやつのパワー絶大。

Hくんのことは無視すればいいってことだね?

うん、
今日はイヤな気持ちだから、そばに寄らないほうがいいかもしれない。

そのうち、あんまりイヤじゃなくなったら、また元のとおりにすればいいんじゃない?
無視するって決めなくても。

うん!

そのあとにっこにっこでおやつを食べましたとさ。


※ヘッダー画像は りんごりんさんよりお借りしています。
ありがとうございます♪

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