サプリメント嫌い
ふた月くらい前に某ショップから身に覚えのない商品が代引きで届けられたのを、うっかり支払って買ってしまった顛末を書いた。
その後日談である。
リンクを開かない方のためにかいつまんで説明すると、送られた商品はAmazonさんの倉庫から発送されたのに間違いないにも関わらず、私の注文履歴に上がっていなかった。
2,500円程度の支払いだったが、こんなことがあったよ！と報告するだけはしてみようとAmazonカスタマーにアクセスした。
カスタマーセンターのAIチャットとのやり取りでは、身に覚えのない商品が送られてきたら、配送業者にお持ち帰りしていただくのが正解である、とやんわりたしなめられはしたが、Amazonがご迷惑をかけた、と快く支払った代金をAmazonさん側が負担してくださった。
Amazonさん太っ腹！
商品は送り返す必要はなく、処分してくださいとのことだった。
シナモノは、次の可燃ゴミ収集日に出すべく、未開封のままその辺に投げてあった。
200ml入り12パック×2 計24本の液体飲料は、中身を流し捨ててから紙パッケージを潰して、ゴミの軽減化を図るつもりだった。
私は良心的な小市民なのだ。
すると夫が、これをどうするのか？と訊いてきた。
廃るわよ、当たり前じゃん！
シナモノは睡眠改善という睡眠改善サポートサプリメント飲料だった。
夫は12本がきっちりビニールでパッキングされたそれらを見て、別に（飲んでも）大丈夫だろう。と言う。
それならあなたが飲めば？大丈夫だったら私が飲むわ。
ひどい話である。
何かあったら、の「何か」が尋常ではない可能性もあるのに。
じっさい、睡眠に関して問題を抱えていた私は、大いに食指を動かされていた。
身に覚えのない商品ではあったが、謳われている睡眠改善については覚えがないどころか切望していた。
もしかしたら、もう一人の私が知らぬ間に注文していたのではないか？と疑ったほどだ。
自分自身の名誉のために再確認するが、Amazonの注文履歴に載っていないことと、送り主の記載がないことで私が無実であることはAmazonさん側との共通見解である。
二日経っても夫に何の異変も起こらなかったので、それじゃあ…とお休み前に飲んで寝た。
ええ、飲みましたよ。
私のサプリメント嫌いは周囲には知られたことで、そのあまりに非科学的で観念的なのを認めざるを得ない。
どのくらい信用していないのか羅列すると、愛用者及び関係者より誹謗中傷で非難されかねないのでやめておきます。
はなから信用していないからプラセボ効果も期待できない。
それなのに、ああそれなのに！
翌朝かつてなかったほど快適に目覚めてしまった。
たっぷりぐっすり眠って、いいタイミングで目が開いて、身体も軽く心も軽く、多幸感に満ちていた。
グリーグの『ペール・ギュント〜朝』が聴こえてくるようだった。
勝手に送りつけてきた業者は悪徳だが、製品や製造会社には何の罪もない。
効果の現れ方は人それぞれに思うし、私にサプリメントの耐性や競合がなかったことも無関係ではないかもしれない。
よってオススメしているのではありません。
オチはありません…
※ヘッダー画像はKOMEKO/こめこさんよりお借りしています。
ありがとうございます♪
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