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Photo by
bxl_angie
歌えなかった『仰げば尊し』
以前書いたような気がしますが、見当たらないので記録しておこうと思います。
この季節を迎えるたびに思い出す、高校の卒業式に歌わなかった歌。
正確にいうと、歌えませんでした。
私が在籍していた県立高校ではその年度、卒業式で歌う歌を卒業生が話し合い、選ぶことになりました。
生徒側の要望だったのか、学校側の要請(?)だったのか経緯は覚えていません。
各クラスで話し合い選曲したのを、だれがどんな形で一曲に絞ったのか…
それも記憶にありません。
当時は今のように、ドラマの主題歌や何かのタイアップ曲を卒業式に歌うことはありませんでしたし、そんな話を聞いたこともなく、画期的な試みだったと思います。
クラスでいくつか候補が出され『若者たち』に決まりかけました。私はこの歌が好きじゃないのと『仰げば尊し』が好きなのとで、ひとり反旗を挙げました。
『若者たち』は、寂しそうな、盛り上がりに欠ける、あんまり厚みのないメロディに感じました。
とにかく、式典に相応しくないと思いました。
卒業式の定番は『蛍の光』か『仰げば尊し』で、私は『仰げば尊し』のメロディがとても好きでした。
しかし見事、一対それ以外で負けました…
当日は口パクで『若者たち』を歌いました。
この歌を「古臭い」なんて言っていた45年前の同級生の皆さん、とても美しいメロディの、素晴らしい歌詞だと思います。
先ほどEテレの音楽番組で『仰げば尊し』には原曲があった、という話を聞きました。
ますます好きになりましたね!
※沈丁花の画像は Angie-BXLさんよりお借りしています。
ありがとうございます♪