カーペンターズとクイーンと英語の先生
日曜日のドライブではミスチル『シフクノオト』の他にカーペンターズのベストアルバムも聴いた。
美しい安定した歌声はいつ聴いてもうっとりしてしまう。
しかし三十分くらい聴いていると飽きて眠たくなってしまう。
イージーリスニングだから眠たくなるのは良くないことでもないよな。
それだけ癒されているということ…
カーペンターズがブレイクしていた頃に熱心に聴いていなかったのだから仕方がない。
音楽や曲の好みが生まれるのは(好かれやすいコードだとかそういう難しい理論もあるだろうけど)何かの思い出や出来事とリンクしていからじゃないかと思っていますが、どう思いますか?
カーペンターズのこの曲を聴くと高校の時の英語の先生を思い出す。
商業高校で、当時は推薦でも四大に進学するような生徒はいなかったから授業ものんびりしていた、のだと思う。
五十代と思しき男性教師はカーペンターズの大ファンだった。
教室にカセットデッキを持ち込んで曲を流す。
先生が指揮をしてみんなで合唱する。
先生は和訳した歌詞を黒板に書いた。
私と、ミック・ジャガー命の友人はそのころ生意気盛りの今でいう"高ニ病"で(笑)
カーペンターズなんて歌えるかよ?と斜に構えていた。
どこぞのツッパリ女子のようにそれと見て取れる反抗はダサい(埼玉県民だった)という矜持があったので、見た目はそこらによくいる高校生だった。
みんなそうだったんじゃないかな。
自分だけは特別と思っていただけで。
と言いつつ、私はこの授業が楽しかった!
今でもカーペンターズのいくつかの歌は英語で口ずさむ。
記憶は曖昧だし発音もどうかわからないから人前じゃやりませんが(笑)
先生に質問をしたことがあった。
私はクイーンの大ファンでアルバムを買い集め武道館ライブに出かけたりしていた。
(ちなみに件の友人は「クイーンなんてダサくて!」と言っていたので別の友人とだ)
たぶん洋楽好きの中高生なら一度はやったことがあると思うが、辞書を引きながら歌詞を和訳した。
インターネットも電子辞書もなかったから、お勉強ができない高校生でも調べ物には辞書を引くのである。
その中で、どうしても意味のわからない曲があった。
Death on Two Legs (Dedicated to...)
アルバム『オペラ座の夜』の一番最初の曲である。
先生もわからないとのお答えだった。
この曲は私の中でカーペンターズと英語の先生とセットになっているのだ。
歌詞の和訳を検索したら、noteに素晴らしい記事がありましたのでご紹介しますね!
みみさん、ありがとうございます。
※ヘッダー画像は 岩永さんよりお借りしています。
ありがとうございます♪