お出かけの前に
政府の目論みにノったわけではありませんが、明日から出かけます。
日ごろは車を運転して、近所で買い物をするか介護施設を訪問するか学童保育に出るくらいの生活ですから、着るものに頓着しないのですね。
洋服がすごく好きで、勤め先がデザイナーズブランドの婦人服だったから、自分はおしゃれだと思っていましたが、それとこれとは別なのです。
なにが"それ"で、なにが"これ"かよくわかりませんが、着るものは定番なんですねえ…
アクセサリーもつけません。
イヤリングだけはしていたのですが、帰りの新幹線の中で二回、失くしたのでやめました。
ホテルを出るときには、あれほど注意深く忘れ物を点検したのに…
おそらくいぎたなく眠り込んで、シートに耳を擦り付けたものと思われます。
お出かけ、と言っても、こちらからお出かけする人ですが、出かけた先ではそこにいる人なので、日常と変わりはありません。
そう思って普段着で出かけて、居た堪れなくなって服を買ってその場で着て帰ったりします。
旅は日常からの離脱で、同時に漂泊でもあり、何日か続くと、何処となく埃っぽくなったような、煤けてみすぼらしくなったような気持ちになります。
帰る頃には、着ているものをすっかり新しく買い替えたい気持ちになるのです。
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さあて、何を着ていこう?
買って一度も袖を通していないワンピースがありました。
着ないうちに、バーゲンで半額になっていた!
あれこれ引っ張り出してけっきょく、いつもとそう変わらないスタイルに落ち着きます。
ほんと、おしゃれじゃありません。