哀愁漂う『恋の季節』
2020年2月、コロナ禍直前に今陽子さんのコンサートを観賞した。
今陽子さんは言わずと知れたピンキーとキラーズのボーカリストである。
『恋の季節』が大ヒットした1968年、私は小学校二、三年か…
今陽子さんは16歳だったと言うのだから驚きだ。
もっとずっと年上だと思っていた。
四年も過ぎて最近のご様子はわからないが、コンサートでは美声も美貌も保たれ抜群のプロポーションのダンスも素敵だった。
と言っても、年相応に少し枯れたアンニュイな雰囲気が漂い、あまり柔くなさそうなマニッシュな(と言う表現は今的にはNGなのか)イメージは残っていて、かっこよく年を取っていらっしゃるなあと思った。
まあ美貌とスタイルを保っているだけで充分かっこいいのだが。
MCでは、どこに行ってもいつまでも『恋の季節』のピンキーと言われるが、他にもたくさん歌っているとおっしゃっていたような。
お客の期待に応えて『恋の季節』はもちろん、歌われた。
終演後、ロビーでCDを購入した。
たくさんのアルバムから、この日の記念のつもりで適当に一枚選んだ。
ジャスアレンジの素敵な曲目だった。
全12曲の1番めは『恋の季節』ジャスアレンジ。
2011年発売、デビュー45周年記念アルバムとのことだから、還暦を過ぎた頃である。
ピンキラ当時は若い女の子のひと夏の失恋ソングという風情であった。
アレンジの異なる妙齢の女性の歌声は、哀愁漂う追憶の詩に響く。
※ヘッダーは「夜明けのコーヒー」で検索しました。恋愛ベタのうつな日常さんよりお借りしています。
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