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インプットとアウトプットなんて当たり前のことを今さら

月曜日は都内でのミシンキルト テクニック講習だった。
昨年10月から月に一回、全六回の五回目。

講習生四人、私以外の三人は東京、千葉、埼玉在住でもっとも若い方がアラフォー、次はアラカン、私ともう一人がなりたてシニアである。

そんな年齢構成が良かったのか、四人という偶数が良かったのか、偶然席を同じくした者同士だが不思議と気が合う。

お一人は手芸のお店を開く準備をしている。お二人はたくさんの生徒さんを率いる、ハンドからのキルト歴三十年のベテランである。
アメリカで開催される著名なキルトコンクールに入賞された方もいらっしゃる。

私からしたら雲の上のような方々。
しかしとても謙遜で知らないことを学ぼう、吸収しようという意欲がある。
なにより学ぶことを楽しんでいる。

私は田舎でミシンキルトを作っている同士もいないし、作品自体に触れる機会が全くないというのは言い訳かもしれないが、スキルが低い。

しかしこの十年、Instagramで海外の方をフォローして掠め取って一方的に学んで(笑)きた知識や技術を、有意義な情報として伝えることができてとても嬉しかった。

大っぴらに公開されていても、みんなが知っているとは限らないなんて当たり前なのだけれど、私如きが知っていることはみんな知っているだろうと思っていたのだ。

学んだことを人に伝えるのも学ぶことなのだとつくづく思った。

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