雪が降ったらお休みで
※ヘッダーは今朝の景色ではありません。
裏日本のカメハメハである。
雪が降ったらお休みするのだ。
ウチから県道に出るには坂道を下りる。
今朝は雪が降って凍結していて、スリップするかもしれないからだ。
この数ヶ月の間に、三回車を擦った。
一度目は、道路脇の空き地から右にハンドルを切って信号待ちの車の後ろに着こうとする際、少しでも車間を開けようと大きく回して縁石に左側下部を擦った。
二度目は、日頃通らない場所で誤って行き止まりの道に入り込んで。
おとなしく何度でも切り返して方向転換すればよいものを、かっこうをつけてバックで下がって車止めに当ててしまった。
直前一度止めてバックミラーを確認したが、車止めが映らないほど接近しているとは思わず下がってしまった。
車を買う時に、バックモニターを付けるか問われて、いらないと答えたのが悔やまれる。
三度目は、いつもの通り慣れた曲がり角。
三叉路を左折で曲がるが直角より小さな角度で、右側は休耕地で段差がある。
道路の幅は普通車がギリギリ通るほどだ。
かなり難易度の高い曲がり角だけれど、これまで難なく通り抜けてきていた。
かつては三菱デリカスターワゴンでスイスイ通り抜けていた。
その奢りが難を招いた。
田んぼに落ちるまいと左に寄りすぎて、左側後方をフェンスに擦った。
ちなみに夫の実家のフェンスです(とほほ)
走行中事故を起こしたことはないけれど、こんなふうに動かぬものに擦ったり、駐車中の車に当ててしまうことが何度かあった。
私の場合、約十年のスパンで短期間に二度三度と繰り返す。
四十代の初め、五十代の初め、そして六十代の今。
加齢と何か関係があるのかしら?
四十代五十代の時には意識しなかったが、今回はつくづく判断力、持久力(危機に遭遇しかけた時にじっくり構えて堪える力みたいなの)が低下しているのを感じる。
これらは今から鍛えられないので、身の振り方を変えるしか対策はない。
回り道でもあの曲がり角は通らない、知らない道は入らない、多少遅くなっても無理な割り込みはしない。
かくして、時速20キロほどのマイ・ペースで、自宅周辺半径3キロの身知った道を、自転車代わりに車で歩くお年寄りが誕生するのである。