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【出雲市佐田町】八雲風穴

夫のスティードに乗せてもらって次男と3人でツーリング、八雲風穴へ。

すぐ隣のお寺で縁日が開かれていて、数台のキッチンカーが来ていた。

私と同じ年ごろの夫婦とその息子か娘夫婦と孫数名…そんな家族連れで賑わっていた。

行楽地にいる人は幸せだなあと思う。
そりゃあ日々の暮らしの中で様々な悩みや苦労を大なり小なり抱えているだろうが、取り敢えず今日はこうして遊びにきている。
喧嘩中でも小休止、痛み止めの薬も飲んできただろう。

一人一人に
「今日はどちらから?」
と聞いてみたくなる。

ホームのベンチやフードコートで突然話しかけてくる見知らぬお年寄りの気分が少しわかった気がする。
讃えているのだ、他人ひとの幸せを。


八雲風穴は都会から里帰りしたお孫にうってつけだ。何せこちらには遊園地やテーマパークがないのだから…
涼しいし珍しい。

今日明日はお祭りで縁日も出ているから、あちこちで賑やかな子どもたちの声が響く。

風穴入り口。入場料大人一人200円。
中は17℃くらい。充分寒い。
天井には結露。一見氷の粒のようだ。
地下一階、12℃くらい。人の出入りが多いので若干高くなっているようだ。
地下二階、10℃を切っている。長居をすると頭が痛くなってくる。
これより下は立ち入り禁止。
建屋の外の岩積みのプールのようなスペース。岩の間から澄んだ冷たい空気が漏れている。
建屋の一階部分は貯蔵庫として活用されている。
風穴の図解。冬は暖かい空気が出ている⁇確認しにこなくては!

この地がまだ海だった太古の時代に、火山爆発で海中に流出した溶岩が急速に冷やされ、隙間のある岩ができ、それが堆積して現在の地形ができあがったという説があります。
冷風が吹き出すのは、空気の対流により風穴から冬季の冷えた外気が吸い込まれ、地下の岩石が著しく冷却され、春から夏にかけてその冷却された岩石により岩の隙間の空気が冷やされ、地表に流れ出すためと言われています。

八雲風穴ホームページより


充分冷えたところで(笑)国道54号線に出て頓原町へ。

この国道は松江と広島を結ぶ主要道路だったが、2015年に尾道松江線(愛称「中国やまなみ街道」)が全線開通して交通量が激減したらしい。

おかげでツーリングにはもってこいのコンディションなのだ。
ブナの森を開いた道は広くカーブも緩やか、信号や脇道も少ない。

沿線からは見応えのある「龍頭が滝」、「雲見の滝」、「八重滝」がほど近い。

ヘルメットを持参するとドリンクが無料サービスの道の駅「とんばら」でお昼ご飯を。

舞茸の天ぷらうどん。奥出雲は舞茸の名産地。
ワニのフライ。この地域ではサメをワニと呼ぶ。

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