【勝負レース】3月22日(日)中山6R 3歳未勝利
先週から開始した【勝負レース】はここまで3戦3勝。
いずれも◎本命馬が狙い通り1着という結果を残せていることからも、レース選定、本命馬のチョイスともども上々の滑り出しといえる。
単勝1.1倍の馬でも負けるときは負ける。
ちょっとした進路取りのミスでフラワーCの田辺のようにドン詰まることがあるのも競馬だ。
そこが競馬の難しさでもあり、予想を組み立てる上ではやはり予想者のセンスが間違いなく問われることになる。
そうした大前提が競馬にはある中で、このnoteに日頃目を通していただいている読者の方には本当に感謝しかなく、自身の競馬知識を思う存分吸収してほしいという想いと、一つでも多くの的中体験を積み重ねてもらいたい。
そうそう、明日は明日で楽しみな重賞が二つある。
既に阪神大賞典の予想記事は公開しているが、勝負レースの見解欄を通じても分かるように、私は3歳戦、なかでも牡牝クラシック戦線の予想を行うのが大好きだ。
きっかけを与えてくれたのは、16年の日本ダービー馬マカヒキ。
彼がデビューした15年以降は、お陰様で年間回収率も常にプラスの状況が続いており、感覚的にも、その辺りから競走馬の見方にブレがなくなってきたように思う。
それこそ、競馬ビギナーの頃なんていうのは、血統のけの字も理解していなかった。
サンデーサイレンスが凄いというのは、産駒のGI実績からも理解していたが、なぜ凄いのか、GIを勝つ馬と勝たない馬の差なんてことは知る由もなかった。
また、それと同様に、ファミリーライン、つまりは牝系の血統については、興味すら抱かなかったこの私だが、競走馬の馬体やフォームといった個体差を気にするようになった事がきっかけで、自然と牝系の血統を勉強するようになった。
というのも、例えばディープインパクト産駒といっても父同様小柄で軽い走りをする馬もいれば、500キロを超える雄大な馬格を武器にパワフルな走りを披露する馬もいる。
当然のことながら、父方のサンプルだけでは、個体差を把握するには情報量としては不十分で、自ずと母方のサンプルを求めるようになったのだ。
マカヒキ、サトノダイヤモンド、ディーマジェスティ。
当時のクラシック戦線でも人気を集めたこの3頭は、いずれもディープインパクトを父にもつ素質馬。
大柄ながらシュっとした佇まいが印象的なマカヒキとサトノダイヤモンドに対して、ディーマジェスティは胴回りがやや厚めだったこともあり、コロンとした印象に近かったわけだ。
競馬ビギナー時代の私であれば、そんな個体差など気に留めることもなく、予想に勤しんでいたはずだが、その個体差がどこから来るのか、当時はズバリディーマジェスティの母父にあたるブライアンズタイムの影響を受けていることを一発で見抜いていた。
ブライアンズタイムといえば、ナリタブライアンやタニノギムレットの父としても知られる大種牡馬。
ナリタブライアンはどちらかといえばシュっとした体付きで、これは名繁殖牝馬パシフィカスの牝系からくるボディーシルエット。
一方、タニノギムレットといえば、これぞブライアンズタイム産駒といえる迫力満点のボディーラインで、厚みのある胸前の造り、立派な腹周りなんかは、上述したディーマジェスティのそれを彷彿とさせる。
心臓の強さは競走馬にとっては、間違いなく重要な要素であり、恰幅のよい胴部の造りは時として、心肺機能を推し量る一つの材料とされる。
何分、見た目としては太目に映りやすい分、マイナス材料として捉えられがちだが、いざ走らせてみた時のフォームをみれば、おおよそどのレベルまで成長する馬か言い当てることができる。
競馬の予想方法や馬券の組み立て方は、もちろん個々の自由で、馬券が当たればそれでいいと思う価値観ももの凄く分かる。
ただ、これは以前の記事にも書いたとおり、川田騎手ほどじゃないんでしょうが、やはり負けず嫌いな性格なもので、悔しい思いをするくらいだったら、せめて悔いのない予想、悔いのない買い方を心掛けている次第であります。
そのプロセスと根拠を恥じらいもなくこのnoteに書き綴っているわけですが、そんな私の競馬観も含めて、これからもお付き合いいただけると嬉しいです。
テン良し、中良し、終わり良しという競馬格言、皆さんご存知かと思いますが、3日間開催の初日、中日と的中の流れで来てますので、是非最終日、終わりよしといえる勝負の一戦にお付き合いください。
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