【阪神牝馬S】ダノンファンタジーが飛んでも大丈夫の巻
さきほど公開したニュージーランドトロフィーと違って、阪神牝馬Sは最終追い切り診断の時点である程度馬券の組み方もセットで考えていたため、枠の並びに重点を置いた見解を述べてみようと思う。
オッズをみると、昨年の牝馬クラシック戦線主力組が上位人気を形成。
・ダノンファンタジー 4歳
・サウンドキアラ 5歳
・シゲルピンクダイヤ 4歳
・ビーチサンバ 4歳
・スカーレットカラー 5歳
・シャドウディーヴァ 4歳
・プールヴィル 4歳
・トロワゼトワル 5歳
・アマルフィコースト 5歳
・ブランノワール 4歳
ざっと上位10人気以内の出走馬を並べてみた。
まず、4歳牝馬世代を整理すると先週の大阪杯で2着したクロノジェネシス、JC2着のカレンブーケドールと古馬混合GIで通用の下地を示している。
その流れから、阪神JFや桜花賞でしのぎを削ったダノンファンタジーが支持されているのも頭では理解できるのだが、昨年後半成績が落ち込んだように2歳時における完成度が高かったため成長力に乏しい印象を抱いていた。
また、今回の阪神牝馬Sに限れば
・1キロとはいえ、他より重い55キロの斤量
・Sペースが主流のなか折り合い面に不安
・1人気の川田、格好のマーク対象
コース実績や休養効果といった利点も当然含まなければいけないが、1人気で買いたい馬かといわれれば答えはノーだ。
また、今週も阪神コースは芝刈りを行っており、さほど先週のダメージもないことから大阪杯のカデナのように内目の進路にこだわった出走馬が穴をあける可能性を想定している。
もちろん、ワグネリアンのように追い出しを我慢せざるをえない出走馬もでてくるだろう。
さらに、ダノンファンタジーが引き当てた7枠13番。
物理的に外を回ることになるため、仮に自分が騎手であれば、まずスタートを決め川田をなんとしてでも外目に追いやる。
掛かり癖があるだけに、馬の後ろに置いてレースを進めたい川田と、そうはさせまいとするライバル騎手の攻防も楽しみのひとつだ。
今回プールヴィルに騎乗する浜中は、そういう嫌らしい騎乗がうまい。
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