【ダービー卿CT】プリモシーンが飛んでも大丈夫の巻
皆さん、ごきげんよう。
遂にでてしまった。JRAにおける新型コロナウイルスの感染者が。
JRAにおける新型コロナウイルスの感染者の発生について
JRAの本部(東京都港区)に勤務している職員1名が、新型コロナウイルスに感染していることが本日(4月3日(金曜))夜に判明し、本人は保健所の指示に従い、現在自宅待機となっております。JRAは感染の拡大を防止するため、所管保健所などと連携し、適切な対応を実施してまいります。なお、JRAは2月29日(土曜)以降の競馬を「無観客競馬」にて実施しております。この件に関して、安全な競馬の実施に影響を及ぼすものではありませんので、今週の中央競馬は予定通り開催いたします。JRAは、今後も引き続き感染拡大の抑止ならびに、競馬関係者の安全確保に努めてまいります。
こうした情報を隠蔽することなく、即時情報開示に踏み切ったJRAの対応は素晴らしい。
文中にある、今週の中央競馬は予定通りの文脈がなんとも引っかかるところではあるが、来週の桜花賞も滞りなく開催できることを願ってやまない。
さて、就寝時間が早いこともあり、今朝方このニュースを知ったばかりだが、新型コロナウイルス恐るべし。
JX通信社の開示データを参照すると4月4日午前7時時点で国内の感染者は3,128名。そのうち、都道府県別で感染者数が最も多い東京都が773名。
※クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を除く
世界全体の致死率が0.66%程度なので、国内での死亡者数をざっくり70人だと考えればおおよその感染者数は1万人ちょっとだろうと(公表値の約3倍はいる計算)。
その内2千人弱は既に病院にいるので、ステイホームorウロウロしている感染者数は8千人程度。
満員の東京ドームに3人いるかいないかというイメージですかね。
ただし、日本に多いクラスター感染の状況を見る限りかなり偏って分布しているので現実的には、それより遥かに少ない確率となるだろうと思います。
また、現在批判の対象とされている布マスクの一件については、一昨日ツイッターで持論を述べたのでこの場では割愛しますが、目先の対策としてはとても有効な、自粛キャンペーンとクラスタ対策も2週間の自粛を何度も繰り返し、2ヶ月を経過した時。
社会の「相転移」が始まることをこのnoteをご覧くださっている読者の方々に予言しておきたいと思う。
2週間程度の自粛なら経営努力でダメージを吸収出来ますが、2ヶ月になると限界を超え、廃業と失業が発生します。
これが一部産業なら他の成長分野が失業者を吸収してくれますが、今回のような大規模同時の経済後退では、吸収される先の産業分野があまりに足りず、多数の失業者が生まれます。
6ヶ月。さらにもう一段の相転移が起きます。
非正規雇用や有期雇用で解雇された人々の失業保険の給付期間(3ヶ月)が次々に切れ、経済的に破綻状態に陥るのです。
1人や2人ではありません。
現在労働人口の40%、2000万人を超える非正規雇用労働者の、おそらく20%や30%という率が「経済的破綻状態」に陥ります。
日本全体で600万人、首都圏だけでも200万人を超える数になり、貯蓄も収入も無く、さらに社会保障からもこぼれ落ち。食うにも困る状態で生存の道を探すわけですからいよいよ、治安が急速に悪化します。徐々にではなく、急速です。
貧民が千人や2千人のレベルなら警察で容易に鎮圧できますが、100万人単位になってしまうと、もはやコントロール不能になります。暴動や略奪が起きるようになります。事実、イタリアでは起きています。
有効なワクチンが開発されたとしても、治験期間を踏まえれば2か月から3か月はかかるでしょうし、備えあれば憂いなしといえる状況にあたるのか、是非皆さんの環境を今一度再考してほしいと思います。
もちろん、今回のnoteに書き綴ったシナリオはバッドシナリオです。
最悪の場合、こういった状況に陥る可能性があるという考えを述べたまでですが、海外の報道を目にする機会がないせいか、あまりにも楽観視している国民が多いと感じているため、読者の皆さんには必要最低限の危機感は持っていてほしいと思った次第です。
正しく恐れる、冷静に判断する。
まさか競馬予想を提供するnoteで、コロナの情報を提供することになるとは予想だにしませんでしたが、この難局を皆さんとともに乗り切りたいと思います。
さて、ここからは競馬の話。
ダービー卿CTの最終追い切り診断をお買い求めいただいた方は、ある程度馬券対象馬まで絞り込めていると思いますが、実際の買い方も含めて言及したいと思う。
昨年同様ヴィクトリアマイルを見据えるプリモシーンに対して、現時点でGIはハードルが高い面子が挑むといった構図。
なかでも、中山芝1600mの実績豊富な曲者も数頭顔を揃えており、穴党の方にとっては、かなり予想しがいのあるレースだと思う。
現時点の単勝オッズは、
プリモシーン 2.7倍
クルーガー 7.7倍
ジャンダルム 8.6倍
ストーミーシー 8.9倍
ここまでが、単勝オッズ一桁台。
内心、ストーミーシーは穴で面白いと思っていただけに、ここまで人気してしまうと正直萎える。
最終追い切り診断の場で極めてシビアな評価を下した出走馬はいずれも10人以下。
皆、よく分かっているなという印象で、あの馬が負けるとすれば、このパターンだなというシナリオありきの買い方にまとめたつもりだ。
結論
◎6レイエンダ
〇7プリモシーン
▲11ケイアイノーティック
注2ストーミーシー
△15カツジ
△5ボンセルヴィーソ
△4クルーガー
買い方
馬連
6-7.11.2.15.5.4
3連複
6-7.11.2.15.5.4
本命は◎レイエンダ。
いかんせん、大敗と好走を繰り返しているように狙い時は難しいタイプも察するに、前走の東京新聞杯では周囲を気にする素振りを見せており、走りそのものに集中できなかった点が最たる敗因ではないかと分析している。
しかしながら、ブリンカーの効果もあってか、今週の最終追い切りでは併せたムーンクエイクを涼しい顔であしらってみせた。
無論、集中力も抜かりなし。最終追い切り診断時には手綱を譲ればビューンと弾けそうな雰囲気と記したが、いかにも今回は巻き返してきそうな気配が充満しているだけに人気にはなるだろうがプリモシーンよりはこちらから入ってみたい。
ちなみに、再三に渡り藤沢厩舎から騎乗依頼を受けている丸山騎手。そろそろ結果を出さないとまずい状況にきていると思う。
ファルコンSでは出遅れ、ソウルスターリングのラストランは引っ掛かって沈没。まったく競馬になっておらず、彼にとっても今回はリベンジマッチに値する一戦とみている。
そうした騎手采配の観点から、丸山騎手同様、連続騎乗となる津村騎手とケイアイノーティックのコンビに注目している。
ストーミーシーの最終追い切りの動きをみて、充実期にあることを確信した身としては、内枠を活かしある程度のポジションはとってくるはず。
さすがに今回はマークの対象となり得ることから、レース自体も流れると踏んでおり、展開を考慮するとケイアイノーティックの末脚が最後にズドンて炸裂する気がしてならない。
また、最終追い切り診断を通じては過去ワーストといえるほど動きにケチがつく出走馬が多いレースでもあり、実績の割に54キロと斤量に恵まれたボンセルヴィーソと高松宮記念の反省を活かし栗東坂路できっちり時計は詰めてきたクルーガーまで手広く押さえておきたい。
1人気を飛ばしまくるミルコが果たしてプリモシーンを無事馬券圏内に導くことはできるのか?
今回は違うシナリオを選択しレースを見守ろうと思う。