セ・リーグ順位予想 4位東京ヤクルトスワローズ 「昨年の疲れ」

4位東京ヤクルトスワローズ
長所
昨年からほとんど流出なく日本一を経験したメンバーで今年も戦うことができる。

短所
昨季寒くなるまで真剣勝負を行っていた疲れ。
若手先発投手陣への過信

「前提として」
新型コロナウイルスによって変則日程となった2020年シーズン日本シリーズは11月に行われソフトバンクと巨人が戦った。
しかし2020年両リーグ王者は翌年大きく成績を落とすこととなった。巨人は終盤大失速でなんとか3位を死守するのが精一杯。
ソフトバンクは優勝どころかまさかの4位でCS出場すら叶わなかった。
120試合制で行われた2020ですらこのありさま。
例年通り143試合戦ったうえで11月まで極寒の神戸で真剣勝負を行ったヤクルト・オリックスはそれだけで割引が必要。


「投手陣」
先発は奥川、高橋、小川が中心となる昨季と大きくは変わらないメンバー。
それだけに昨季の疲労は不安要素。また奥川は昨季中10日ローテで回っており中6日の経験はなく未知数である。
昨季優勝の原動力となった中継ぎ陣は正直延長なしの恩恵が大きかったように感じる。
どんどん投手をつぎ込むことで総力戦で戦っていた印象があり、一番疲労が溜まっていると考えられる。
昨季とメンバーがほとんど変わりない点が一番不安である。

「野手陣」
高津監督からも「キャンプでやりたいことはあったが疲れがあって思うようにはいかなかった」という言葉通り調子が上がりきっていない印象。
青木山田村上サンタナオスナ中村西浦塩見と昨年から変わらないメンツで戦える強みはあるが疲労や他球団の研究の強化にどこまで抗えるかがカギ。
また元々怪我人が多いチームで主力にケガ人があまり出なかった昨季のような年の方が珍しい。主力が強いだけに一人でも怪我人が出ると大きく劣る選手が出場することになりその点も厳しい。

浮上のためには投手陣では奥川の中6日適応は最低条件。それにプラスで投手野手ともに昨季はなかった新たな戦力の台頭が必要。怪我人も最小限に食いとどめたい。

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