「ドクタケ忍者隊最強の軍師」初見の感想
めっっちゃくちゃ面白かった。
感想と言えるほどちゃんとしたものではないですが、書き残しておきたいので書いてみます。
このnoteは以下の内容が含まれますのでご注意ください。
※ネタバレあり
※腐女子目線あり
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まずは映画を観る前の忍たまへの理解度について。
【初期状態】
・幼少期に見ていた
・先輩は滝夜叉丸先輩くらいしか知らない
・近年は先輩がいっぱい出ていることは知っている
・流し見でリアタイすることもある(が、キャラ理解はほぼしていない)
・利吉さんはわかる
・尊奈門がなぜか土井先生に定期的に決闘を申し込んでいることはリアタイで見た(理由まではわからない)
【映画を観るにあたって仕入れた情報】
・土井先生が先生になる前に山田家でお世話になっていたことを知った
・タソガレドキ城は公式の「だいたい2分でわかる忍たま乱太郎」で知った
【ネタバレを避けつつもTLで見た情報】
・土井先生を「お兄ちゃん」と呼ぶ利吉さん
・雑渡昆奈門さんはえっちなおねぇさんおにいさん
・女装は見れるのか…!!?
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※思い出した順に書いているので、物語の進行と一部違う点もあるかも。
1回の視聴なので、細かい違いなどもあると思いますがご容赦くださいませ。
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冒頭のらんきりしんと土井先生のやりとり。
「それは教えたはずだ!」を見て、「そんなに土井先生ってこのセリフ言ってたっけ?」と幼少期の記憶を辿りつつ、
「そういえばこのセリフが書かれたグッズ発売してたな…」って思い返してた。
(今見たら完売してた)
尊奈門との決闘が始まって、「予習しておいてよかった〜〜!」と思った。
なんで戦ってるのかはわからなくても、なぜか戦ってるって前提を知ってるので混乱がなかった。
川に飛び込んで何かに頭を打つシーンの表現が忍たまでいつも観るやつだ〜〜と思った。
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忍術学園の俯瞰の映像見て、普通に「ひろ〜〜〜〜〜〜〜」って思った。
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雑渡さんが動いてるところをこの瞬間に初めて見た。
後から知ったけど、CVが森久保さんだって?嘘でしょ、エンドロール見るまで気づかなかった。
学園長先生って何者なんや…。
ただのブロマイド配布おじいちゃんじゃないんか……。
先生をお願いされる時に雑渡さんがバッと座り直したところ、学園長の威厳が知れて好き。
というか、学園長先生も声変わられたんだね。
結構前かもだけど、久しぶりに見るとそういうのにも気づいて違うところで胸がギュッとなるわ。
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雑渡さんと尊奈門の授業面白かったー!
ここが「忍たま」らしさなのかなと思った!
あと雑渡さん、お姉さん座りしてる…よね?え、してるよね??
バリバリの組頭が、お姉さん座り…?????
オタクの脳内は混乱を極めた。
(あとから同席してくれたフォロワーに理由を聞いてさらに滾った)
尊奈門が教壇に立たされた時の雑渡さんなんだけど……
な、なんで尻からのアングルばっかり映すんですか……???
え、気のせい?私が生来の腐女子だからそう思うの?って何回も頭を振ったけど、やっぱり尻からのアングル……。
わからん……制作側の意図がわからん……っ。
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先生たちが話してる途中で は組のみんなが来て、先生たちが一瞬で姿を消すところがとっても忍者でよかった。
にこやかな笑顔で応える学園長も底が知れなさすぎて…。
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六年生が聞き込みをしてるときに「いつ女装が来るんだ?」とドキワクしていた私。
六年生は顔と名前だけでも一致させようと思って前日に予習してみたが、結局全然わからなかった。
それでも楽しめるってすごい。
六年生の「最悪の可能性も考えよう」の話を聞いているときのきり丸……し、しんどかった……。
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山田先生と同室の雑渡さん、かわいい。
というかタソガレドキの皆さん、そんなところ(山田先生がめっちゃ見てるところ)でそんな話してていいの?と思った。
忍者なのに…って(笑)
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きり丸が土井先生との長屋に戻って部屋の掃除をしてるシーンで涙ぐんでしまった。
小さい子供が一人で頑張る姿に母性をやられる。
お隣さん夫婦が心配して顔を覗かせてるのもまたグッとくる。。
学園への帰路の途中、六年生を見つけて追いかけていくきり丸。
あとで言ってた「六年生の足に追いつくわけない」のセリフに、一年と六年の年齢差とか忍者としての差とかを感じた。
ここからの六年生と天鬼との戦闘シーン!
ばっっっりくそかっこよかった!!!!!!
忍たまのアニメ見てて、こんなにまともで激しい戦闘シーン見たの初めてかもしれない!!
6対1でも全く敵わないし、隙もない。
なんなら人数が多い方が不利なんじゃないか?と思うほど、味方で味方を邪魔させたりとか。
こういう「悪」に振り切った戦いだ——いすき。
はい〜〜〜〜みんなの初恋泥棒が本気出して襲いかかってきてま〜〜〜〜〜〜〜す!!!!
ってマジで心の中で叫んだ。
不運な先輩に不運が集まって石全当たりしてるのとかが可哀想かわいかった。すまん。
戦闘が始まる前だけど、槍作ってたのもかっこよかったね。
後から聞いた話だと、その場にあるもので槍を作る先輩だと知り、それがしっかり表現されてるの細かいこだわりだなと思った。
いつものアニメだとそういう表現なさそうだなーとか思った。
結構ヒヤヒヤしたのが、天鬼の攻撃のいくつか。
・尖らせた竹に刺すつもりで倒しに来る
・ガチの目潰し
・傷も血も出てる
天鬼についてのネタバレ踏まずにきたので、「記憶を失ったフリをした土井先生」って可能性もあるかなと思ってたんだけど、
この戦闘シーンを見て「これは土井先生じゃない(少なくとも元の記憶はない)」と思った瞬間だった。
最後にさ、きり丸が目撃しちゃうのつらい。
途中で顔の怖い先輩がきり丸の名前出した時も全然「ゔっ」とかもなかったし。
この時点では「土井先生にそっくりな全くの別人説」も自分の中にはあったから、その線もこれで少し濃くなった。
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戦闘が終わって学園長に報告するときにさ、なんできり丸もそこに座らせたの!?ってめっちゃ思った。
少なくとも六年生たちの報告を聞かせてあげるべきではなかったと思う…!!
だって、つらいよ……。
山田先生がそっと連れ出してくれてもよかったと思う……。
そのあとに「四年生以下には余計な心配はさせたくない」って言ってきり丸に口止めしたけどさ、
どう考えてもきり丸が一番しんどいやろがい!!!
PTA代表みたいな顔して殴り込みに行くところだったわ……。
そのあとの一年は組のみんなのおかげで私の出かかった拳はおさまりました。
きり丸の特性をよく理解した「聞いて”あげる”」
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土井先生がいなくなった現場で、山田先生が土井先生の動きをトレースしているところも良かったなぁ。
この二人の絆が伺えた。
映画を観るにあたって仕入れば情報(山田家に土井先生がいたって話)がなかったらここまで心に染みてこなかったかも。
あと利吉さんと再会するところの山田先生がめっちゃ忍者しててかっこよかったーー。
あの顎も布で隠せばわかんないんですね。
父上に鎌かけようとしてくる利吉さんかわいい。
でもその冷静なリアクションから利吉さんが天鬼の正体を知らないことに気づく山田先生が1枚も2枚も上手だし、何よりサイコーにお父さんって感じで好き。
卒業生の先輩たち、妙にキラキラした子たちだなと思ったらなにわ男子がCVしてて納得。
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からのドクタケですよ。
今回めっちゃかっこいいやんこいつら!悪の組織って感じ!と思ってたら、まさかの、歌!!!!!!!
普段、マイクを使ってラップの力で戦うジャンルにいる身としてはですね、もう、あのですね、
ヒプ◯シスマイクやん!!!!!!!!!!ってなりました。
映画を見たあとに最初に呟いたのがこれ↓
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要は八方斎のまつ毛がヒプノシスマイクで、天鬼は精神干渉されてたってことだよね?と思ってしまった悲しき🎤の民😂
ドクタケのみんなが歌い始めた時に「ヒプノシスマイクかな???」って思ってからずっとその思考が離れなくて😂
らんきりしんを目の前にしてもまた八方斎が歌ってたから「アゴノシスマイク!!!」って心の中で叫んでた😂🎤
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マイクは使ってないけど、J-POPがすぎるでしょうよと!
そんでもってなんか噂には聞いてたけど、映画の八方斎はまつ毛長いな!?って口に出しそうになった。
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土井先生が山田先生の家で兵法の本を読み漁っていた話もっと聞きたすぎる。
ドクタケの軍師が土井先生だとわかって以降の雑渡さん、不穏すぎてかっこいい。好きです。
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土井先生の蒔いた混乱の種に普通に引っかかる一年は組。
でも「人や物資が集まるところに戦あり!」って思ったあたりは偉い。
先生がちゃんと教えたはずですもんね!
大きな栗の木下さんとのやりとりとか、樽で逃げるは組に翻弄されるドクタケとか、
その辺は「いつものドクタケ」って感じがしてちょっと安心(笑)
捕まったあとの、壁を食べるしんべえが強すぎてしばらくツボってた。
その食いしん坊の嗅覚のおかげで八方斎も見つけたし、お手柄だね!
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ドクタケ侵入編の先輩たちもかっこよかったー。
張り込みしてるときの五年生もちゃんと忍者しててよかったし。
たった6人……というか門番役で2人抜けて、は組の救出もして、あの人数での撹乱の仕方がめっちゃ忍者だなと思った。
その様子を高台から見てる天鬼。
ドクタケ忍者との会話で、
「敵は少人数だ。慌てず対処しろ」
「なんでそんなことがわかるんですか?」
「私はお前たちの先生じゃない」
ってところを見て、「あれ?土井先生記憶戻ってる?」ってミスリードに引っ掛かっちゃったな。
あれは土井先生の記憶がないはずなのに、「先生」が深層心理のどこかにいる……って表現だったのかな?
うまいこと騙されたぜ。
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利吉さんたちと雑渡さんとの戦い。
幼少期にアニメで見ながら「はぁ〜利吉さんってスマートでかっこよくて強いんだ〜!」って思ってたのに、簡単にいなされてる利吉さん……というか、若手とはいえプロの忍者3人相手で手を抜いてるっぽい雑渡さん is 何!!???
普段飄々としてるのに本気になれば人を殺すのも躊躇わないくらい強者のそれ〜〜〜〜〜〜〜オタクが好きなやつ。
天鬼といい雑渡さんといい、生き様でオタク殺すのもやめよう?な?
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八方斎と風鬼たちがカステラ食べてるところにらんきりしんが辿り着いてから、八方斎が「天鬼にこいつらを斬らせよう」って提案するところまで、
ずっと風鬼が「それはさすがに…」って顔してるのすごくお父さんって感じでよかった。
最後も「よかった」ってしてたし。
朧げな記憶で「確かこの人はドクたまに息子がいるはず…」と思ってたので、後で合ってると知ってなおさら納得。
乱太郎としんべえが「◯◯の術だ!」って言ってるのを聞いて、
「なるほど!?実はもう記憶が戻っているけど洗脳されたフリして何か企んでるのか!」と思ったけど、そうでもなかった。
まさかの冒頭シーンの「教えたはずだ〜〜!」の伏線だったとは。
「ゔっ、頭が……ッ」とかじゃなくて胃痛で記憶が呼び戻される数少ない症例。
一生懸命、柵を壊そうとしてる六年生のあの切羽詰まった感じ、よかったな。
怖い人に道を聞かれまくったドクタケ忍者の人、ほんとに不憫すぎる。
というか「何かあればワシが戦う」って言ってた山田先生まじでかっこよかったな。
あとから考察読んで知ったけど、戦うって…要は殺さざるを得ないって覚悟も含まれてたんだよね?
かっこよすぎる〜〜〜〜〜。
映画見てた時は二人が戦うシーンもちょっと見たいな〜と思ったけど、↑のことを考えたら戦わなくてよかったと思った。
毒のついてる手裏剣持ってる雑渡さん好きだな。
利吉さんが止めてなかったら毒で苦しむ天鬼が見れたのかなと思うとちょっと見たか……あ、いえ、なんでもないです。
最後に六年生にしれっと転かされて、八方斎のまつ毛が短くなったのを見て「え、君も異常状態だったの?」と気づく私。
まつ毛が長いのは今回の映画の作画のこだわり(?)だと思ってた(笑)
あと、映画見終わってフォロワーさんに解説してもらうまで頭をぶつけて八方斎の方も様子がおかしかったんだって全然気づかなかった。
まつ毛が長すぎる以外は彼の通常運転かと……(笑)
あとさ、あのさ、
「お兄ちゃん」発言がさ、
いつ来るのかいつ来るのかと思ってたけど、こんな公衆の面前で(一応こっそりと)来るとは思わなくて……!!!!!
最後にすごい爆撃を受けました。
*
最後に天鬼のフリした土井先生が解散宣言するときに、ドクタケ忍者に変装してる山田先生とかを見て、
「やっぱりあのサングラス普通にしてたら横から目見えるはずだよな!?なんでドクタケ忍者は見えないんだ……」って新たな気づきを得た。
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以上、初見の感想でした!もう一回見たい!
あと「全員集合の段」も見たい!