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面接でのガクチカ伝え方【ただの元人事@コミュニティ質問箱シリーズ#0006】

こんにちは。ただの元人事@裏垢です。

2022年1月から開始している24卒向けコミュニティ内で『23卒内定者が回答する質問箱』を始めました。

質問に回答してくれる23卒のみなさんは、僕の勉強会や23卒コミュニティをフル活用してくれて、大手難関企業からの内定者ですので、これから就活に取り組む24卒の内定率に少しでも貢献できると考えて協力してもらいました。

業界や企業によって違いはあると思いますが、内定者の考え方を少しでもヒントにしていただけると嬉しいです。

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A1.2種類の長さの話し方を使い分ける

回答者:文系学部/金融・インフラ・IT・公的機関など計8社

(ESで同じガクチカを記載している前提で回答いたします)

結論:2種類の話し方を面接の時間、雰囲気によって使い分けていました。また、話す粒度ですが、活動している様子や行ったことが映像として相手も浮かぶレベルで話すことを心がけていました。ただ、はじめたきっかけ、思いなどあとから深ぼってくれそうな部分は話さなかったです。

話し方①:結果→前提(→学んだこと)まで話し、あとは面接官の深堀に任せる

学生団体の○○という活動で、○○を達成しました。まず、学生団体と活動の内容について、前提をお話させて頂いても宜しいでしょうか?(面接官:大丈夫です)活動内容は〇段階あり……(前提を話したあと、若干ふわっと終わってしまうことが多かったので、この活動をやって学んだこと、良かったことを少し話して収まり良くしていました)

話し方②:結果→前提→課題→施策→学んだことを話すが、課題は「最も大変だったこと、重要だったこと1つ」に絞って話す(ESでは課題は2つ記載していました)

学生団体の○○という活動で、○○を達成しました。まず、学生団体と活動の内容について、前提をお話させて頂いても宜しいでしょうか?(面接官:大丈夫です)活動内容は〇段階あり……。続いて、私が行った○○において、もっとも大変だったこととその解決方法についてお話いたします。……これにより、○○を学ぶ事ができ、それは○○でも活かせると考えております。

私は学生団体の活動が少々特殊で分かりづらかったのと、前提についてESでは字数の関係で十分に書けていなかった為、どちらにせよ必ず前提を先に言っていました。

また、一旦「お話させて頂いても宜しいでしょうか?」と挟むことで、自分だけで一気に長く話している感を薄れさせていました。

続いて、使い分けの方法ですが、面接官が淡々としているか、会話ベースで進めてくれそうな感じか、というところで見極めていました。

見極め方としては、面接時間・自己紹介での雰囲気の2点が挙げられます。

面接時間が15分であったり、集団面接ですと、時間が限られている為、知りたい話を一気に聞きたい、というニュアンスが強いと感じています。

一方、個人の30分面接などは、会話でどんどんコミュニケーションをとって頂ける場合が多いです。

続いて、自己紹介での雰囲気での見極め方ですが、アイスブレイクの時間をそもそも設けてくれるか、自己紹介の趣味などを深ぼってくれるかどうか、で私は見極めていました。

自己紹介を形式的に終わらせ、早速質問に移ったり、そもそも自己紹介がない場合(また、名前と大学のみなど内容が指定される場合)は話し方②を、趣味を深ぼってくれたり、なんてことないコミュニケーションをとってくれる方の場合は話し方①を採用していました。

ただ見極めることや、2つの話し方を一気にマスターすることは大変かと思いますので、まずは話し方②の型を作ってしまい、1分~1分半程度で話せるように練習することをおすすめします。それが、最終的に①で話す事、またそれ以降の深堀りに対応する練習にもなると思います。

私の場合は、最終的には①を多く使っていました。理由は私は長く話してしまう癖がありどうしても直せなかったのと、学生団体の活動が珍しいもので、一気に話してしまうと絶対に分かりづらい、という確信があったからです。

そして、実際の内容の粒度としてどこまで具体的に話していたか、ということですが、「活動している様子や行ったことが映像として相手も浮かぶレベル」になるように活動内容はお伝えしていました。前提確認の質問の時間がもったいないことと、それがわからないと面接官が質問しにくいからです。

一方、課題や施策の妥当性、はじめたきっかけなど自分の思いやモチベについては、質問への回答で補えると思ったので話しませんでした。

これは、私が、まず自分のターンでは活動内容をしっかり伝えてイメージしてもらえれば結果の凄さが伝わるだろう、という目論見があったのも大きいので、思いや学んだことについてしっかり伝えたい場合は先に入れても良いと思います。

きっとこのお悩みの背景には、具体的に話しすぎると時間が長くなってしまうけど、いっぱい話したいことあるし…簡単にしたら伝えたいこと全部伝えられないし…という思いがあったと勝手に推察します。メインの回答とはそれますが、もし話したいことが深ぼられなかった場合は、最後にこれだけは伝えたいんですけど、とか、ここ伝わってないと思うので、お話してもいいですか、と前置きをしてお伝えすることは出来ると思いますし、実際面接官が納得していなそうなときにその手段を私も何度も使いました。ぜひ参考にしてみて下さい。

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A2.背景の部分と結果は必ず理解してもらおう

回答者:理系大学院/デベ・金融・製薬メーカー

結論から申し上げます。私の場合は、背景説明≧結果>過程>学んだ事という風に自分の中で詳しく説明したい内容(面接官に確実に伝えたい内容)に優先順位を付けていました

面接の雰囲気や回答時間を鑑みて、優先順位の低い事柄である「エピソードを通して学んだこと」などはその場で省くなどの工夫をおこなっていました。

「結果に至った過程」に関しても、必要最小限で分かりやすく伝わる言い回しを考えて伝えていました。これによって面接官に論理的な印象を与えること、面接官に「より詳しく知りたい」と興味を持ってもらうことを狙っていました。(面接に慣れてくると、この必要最小限な言い回しの中に感情を入れ込むような表現を肉付けすることで自身の愛嬌や人柄のアピールも付け足すなどの工夫をしていました。)

逆に、背景の部分や結果に関しては必ず理解してもらうように、面接官の反応を見ながらかなり具体的に話すように心がけていました。話の前には「イメージしづらい内容かもしれないので少し長くなっても良いでしょうか。」と前置きしてかなり具体的に話すようにしていました。

また、結果に関しては、具体的というよりも定量的に面接官がイメージし易いような伝え方の工夫をしていました。(例:昨年度◯人だった来場者数を昨年度に比べて◯%多い○人にすることができました。)

以上のようなことを考えながら、背景と結果に関してはしっかりと面接官に伝わることを意識しながらガクチカを話していました。私はこれを意識することによって暗記ではなく会話ベースの面接が出来るようになり、通過率が大きく向上しました。

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24卒コミュニティに質問箱を設置しているので、興味がある方は、ただの元人事のインスタグラムからコミュニティ参加してみてください。

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