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パーソナル系質問回答集⑦
こんにちは。ただの元人事@裏垢です。
今回、元人事のインスタグラムを通じて、23卒内定者に回答してほしい、面接で聞かれるパーソナル系の質問を募集しました。
それに対し23卒内定者の実際の回答とその回答を作るにあたっての考えを紹介してもらいます。
※パーソナル系質問とは
面接官が学生自身について知るための質問。例えば、性格、ストレス解消法、価値観などについて聞かれる。
今回回答してくれた内定者は以下の2人です。1人目は愛嬌やコミュニケーション力を中心にアピール、2人目は泥臭さや全力で頑張る姿勢、リーダーシップをアピールしていました。
キャラクターが違う2人がそれぞれどう答えていたか、またその考え方を少しでもヒントにしていただけると嬉しいです。
内定者➀
![](https://assets.st-note.com/img/1670842333431-olBTCsLaW3.jpg?width=1200)
内定者②
![](https://assets.st-note.com/img/1670842357317-euFXZyBYqD.jpg?width=1200)
Q1.今までで一番失敗したと感じることは何か?
内定者①の回答
企業のPR映像を作る事業をしていた際に営業における顧客視点が足りず契約率が5%以下になってしまったことが一番の失敗です。クラウドワークスという仕事の募集や応募ができるマッチングサービスを活用していた際に、活動当初は手当たり次第に「その映像作れます」と応募していたため、競合との差別化ができず仕事が契約できませんでした。そこで本や営業経験のある父から適切な営業を学び改善を試みました。具体的には募集文だけでなく依頼企業のHPなどを見て既存の広報の弱点を分析し、自社の映像ならそれをどう改善できるのかを実例を添えて依頼文を送ることで、他の応募者と比較して誰よりも顧客理解を深めた文章を送りました。半年間改善を繰り返していった結果、最終的には契約率を目標の10%を超えて15%まで引き伸ばすことができました。
回答で意識したこと
基本はガクチカと同じで「結論、課題、原因、施策、結果」を簡潔に分かりやすくまとめました。失敗からどう改善につなげるかの解像度を上げることで、会社で働く際の再現性をアピールしました。(受ける企業の業務内容から逆算して考える)
内定者②の回答
中学生の時に水泳の全国大会の出場を逃したことです。部長として責任を感じすぎてしまい、県予選の直前に胃腸炎で体調を崩してしまったことが原因でした。ピラミッドのような三角形の頂点にいる部長をやっていたため、仲間を頼れず自分が潰れてしまいました。この経験から、丸のような、みんなの顔を見て丸全体を押し上げて行くようなリーダー像であることが大切だと学びました。実際に高校でも部長を務めましたがその時は〜
回答で意識したこと
とにかく具体的に言うことで面接官もイメージがつきやすくなるので共感を得やすくなります。また、この失敗で学んだことをその後どう活かしたか=再現性がある子だと思ってもらうために最後は高校での部長の話をしていました。
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Q2.大切にしている価値観
内定者①の回答
「百聞は一験」にしかずという価値観を大事にしています。この験は見る方ではなく「経験」の験を指しています。私は今までの人生において、好奇心を軸に自分を成長させる環境や難しい課題にも楽しんで乗り越えてきました。物事に対して見て聞いて判断するのではなく、経験してきたからこそ自分の力にして前に進んできたのです。例えば、物作りを学ぶために五年制の工業高校に進学し、将来グローバルに活躍する人材になるために留学に挑戦し、企業の魅力を引き出すために映像制作事業を立ち上げてきました。仮に失敗しても、それを糧に次は成功させるために何をすべきか考えて行動し続けてきたので、社会人になってからもこの価値観は大事にして経験し続けていきたいと思っています。
回答で意識したこと
面接全体での一貫性を意識しました。あらゆる質問に対して「挑戦と経験」につながるように話してきたので、価値観について答えたときに面接官が「確かに」と思ってもらえるように心がけました。また、その価値観が企業の求める人物像とあっているか逆算して準備していました。
内定者②の回答
「自責で考える」ということを大切にしています。私の中で「自責で考える」というのは、この結果が起きてしまったのは過去の自分の行動に原因があったと考えるということです。この考えを大切にしてきたことで、常に自分の行動を振り返ることができ、成長できたと考えます。実際に自分が長年スポーツをやって行く中でも常にこの価値観に重きを置いてきました。「コーチが〜」「期末テストが近くて〜」といった周りの人や環境のせいにせず、自分がその時最善の行動が出来ていればしっかり結果は出たはずと考えるようにしていました。結果的に競技力はもちろん、多くの人に応援してもらえるような人物面の部分でも成長できたと感じます。これからもこの価値観を大切にして、成長していきたいと思います。
回答で意識したこと
自分の大きな軸として「自分の成長によって人の役に立ちたい」(自分が成長することで人の役に立てた過去経験からこういった想いがある)があり、面接で常に成長すること、成長していきたいとアピールしていました。人物面の一貫性を意識しました。
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Q3.苦手な人はどういうタイプか(+その人と関わるうえで意識していること)
内定者①の回答
組織において、周りに迷惑がかかるのに約束を守れない人が苦手です。対処法としては、なぜ守れなかったのか原因を聞いて一緒に改善策を考えるようにしています。部の幹部をしていた際に、遅刻や集金期限を破る後輩に対して頭ごなしに指摘した結果、部に顔を出さなくなってしまいました。後から彼が家庭の事情で毎日忙しくアルバイトしている事情を知って、自分の行動を後悔しました。なのでそれ以降は約束を守れない人がいたら、まずは事情や原因を聞いて相手に寄り添って対応策を考えるようにしています。
回答で意識したこと
原体験を踏まえた回答をすることで、面接官が具体的にイメージでき納得できるように話した。また自分のパーソナリティの弱点として論理的すぎて柔軟性が足りないと思われる可能性があったので、それを改善できるような経験を話してリスク回避した。
内定者②の回答
ネガティブな発言が多い人が苦手です。対処法としては、ポジティブな発言に言い換えるということをしています。全国で勝つためのハードな練習内容ばかりだったので「もう無理だよ、こんなのできないよ」等といった弱音をよく吐く子がいました。その時に「そんなこと言わないでよ」と直接的に注意するのではなく、「こうやったらできるかもしれないよ」「ここ踏ん張れたら絶対次の試合絶対ライバルに勝てよね」というような形で言い換えをすることを心掛けていました。そうすることで周りの雰囲気も良くなり、チーム全体の士気を上げることにも繋がりました。
回答で意識したこと
苦手な子を変えようとするのはなかなか大変なことです。そして面接官もその子を更生させてほしいとは思っていないと思います。ですので、そう言った子がいる中で環境をどれだけ良くできるかを見ていると思ったのでこう言った回答を使ってました。
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