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就活の軸の決め方【ただの元人事@コミュニティ質問箱シリーズ#0021】

こんにちは。ただの元人事@裏垢です。

2022年1月から開始している24卒向けコミュニティ内で『23卒内定者が回答する質問箱』を始めました。

質問に回答してくれる23卒のみなさんは、僕の勉強会や23卒コミュニティをフル活用してくれて、大手難関企業からの内定者ですので、これから就活に取り組む24卒の内定率に少しでも貢献できると考えて協力してもらいました。

業界や企業によって違いはあると思いますが、内定者の考え方を少しでもヒントにしていただけると嬉しいです。

ただの元人事 コミュニティ質問箱 シリーズ (39)

A1.自分の感情(やりたいこと)+キャラクターで軸を作る

回答者:大学院卒/内定先:大手飲料メーカー

私は①の自己分析から軸を抽出した形に近いと思います。

まず私は志望業界を最初から食品業界に絞ってみていました。そのため軸に食が関わってくることが前提としてありました。そのことを踏まえて読んでいただければと思います。

〇就活軸のベース
就活軸は自分の経験から感情ベースに素直に作っていました。感情ベースの方が、正直就職活動の支えになると思います。就職活動結構しんどい時もあるので、軸から派生して元人事さんも言ってるように自分自身の「こんなこといいな、できたらいいな」の内容を考えておくと「将来こんなことしたいから頑張ろう」って少しは思える要因になるかなと思います。

また「自分がやりたいと思えること」を軸として掲げることで、実際面接で就活軸についての質問を受けた際にキラキラした目で話せるようになります。

そのことに加えて、その感情に自分が表現したいキャラクターを混ぜ込むことをお勧めします。

・人を幸せにしたい→人と関わるのが好きです!な雰囲気
・挑戦し続けたい→好奇心旺盛でチャレンジ精神のある人です的な

例がたくさん挙げられないのですが、自分がやりたいことにあわせてアピールしたいキャラクターを混ぜ込んでみるといいです。

〇就職軸の必要数と抽象度
就職軸はまず上記と関係する、とても抽象的なものを1つ作る必要があります。下記で軸の作り方の手順をお話しますね!

【就職軸の作り方】
①自分のやりたいことの大枠を作る(ex:人を幸せにしたい)
➁その対象業界と関わる何かを入れる(ex:食と関わりたい+人を幸せにしたい)
③その会社っぽい社風を入れ込む(ex:食と関わりたい+人を幸せにしたい+挑戦できる環境で働きたい≒就職活動の軸は3つありますと話す)

①➁③が出来たら軸と志望動機を繋げて考えましょう→ここから細分化すると志望動機に展開していけます。
・なぜ人を幸せにしたいか(※ガクチカの経験と関連付ける)
・なぜ食/飲料なのか
・その中でもなぜその会社なのか
(+実際にその会社でやりたいことのキャリアプラン)
という形で私は作っていました。

業界を幅広く就活をする方は➁③を様々な対象業界で応用していくとよいのかなと思います。

まずは素直に自分がやりたいことを抽象的に考えるところから始めてみるといいと思います!就職活動大変だと思いますが頑張ってくださいね!

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A2.興味を持った理由を論理的に深ぼる

回答者:文系学部/内定先:IT·コンサル

私は②の軸から検討していました。
なぜなら、そもそも「自己分析」という言葉はかなり曖昧で終わりがないので、自己分析の結果からあてはめをするよりも、興味を持っている志望業界から軸を選定した方が志望している以上、自然な志望軸をつくることができると感じたからです。

②の場合は志望業界が気になった理由や興味を持ったきっかけなど、たとえ直感的なものであれば誰でも言うことができます。ある程度論理的な理由が言える段階まで達していれば素直に軸を洗練させることで軸が完成しますし、全く論理性がない場合も「なぜ」を繰り返すことで洗練できます。
自己分析を上手に進められている場合は、①の方がESや面接で自己PRの内容と軸の一貫性を見せられるのですが、自己分析自体に迷走した場合やうまく自己分析ができていない状態が続いている場合、「共倒れ」になる可能性があります。

例えば「先進的な業界だから」という理由でIT業界に興味を持っているのであれば、「先進的」という言葉をピックアップして挑戦経験を基に先進的な取り組みへの興味関心・適正を示す方向性でいけば、納得できる軸と志望軸の妥当な理由付けが双方完成します。(※IT業界は社会基盤を支えるといった要素もあるため、先進性だけを示せばいいというわけではないことに注意してください。)

また、②は志望業界の分析→伝えるべき自分の強み・体験談の精査 というステップを踏むため、自己分析の方向性を確認しながら内容を深化させることにも繋がるので、自己分析に行き詰ったり、自分の強みが何なのかわからなくなった時にこそ志望業界や志望企業から考えて動いてみるのもありだと思います。

就職活動の軸は最終的には比較的具体的な軸2つ、ないしは比較的抽象的な軸3つで用意してみるといいと思います。

そこで、まずは上記の方法で確実な1つの軸を見つけた上でその理由を確立しましょう。
そのあとに2つ目または3つ目の軸を選定しましょう。

2つ目の軸ないしは3つ目の軸を設ける理由は、基本的に1つ目の軸だけでは「この業界・企業でなければいけない」と説得力を持たせることはできないからです。ほかの業界・企業よりも志望先の方が適切であると納得できる理由を、業界・企業の特徴や本音をうまく言い換えたりして決定しましょう。もちろん自分が考える率直な理由の言い換えで残りの軸を決定できるならその方法でも問題ありませんが現実問題難しいと思いますので、2つ目の軸ないしは3つ目の軸は志望業界・企業ありきの理由で問題ないと思います。

就活軸の選定は非常に大変ですが、将来のことを思い浮かべながら頑張ってください!

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A3.自分の価値観や人生を軸に落とし込む

回答者:文系学部/飲料メーカー・化粧品メーカー・専門商社

私の就活軸の選定は①の方法を取っていました。
私が最終的に本選考で受けたのは、商社・海運・メーカーなど幅広い業界でしたが、自己分析をもとに軸を決めてそれをすべての業界に使いまわしていました。
自己分析を基に「私はこういう人生を送ってきて、こういう強みがあるから、将来はこういう風に活かしたい」という軸を作って、企業にアピールしていました。
参考までに、自分の就活軸を詳細に説明すると以下の様なイメージです。(元人事のMM号を見てくださった方は、聞いたことあるかもしれません...)

将来のビジョン:「人々のWANTSを叶えて、笑顔溢れるイキイキした社会を創りたい」
➡過去体験:生徒会や学生団体などのイベント企画で、周りの笑顔を作ることに遣り甲斐を感じてきた

就職活動の軸:
①グローバルに活躍できるか
➡背景:自分の海外経験や語学力を活かして世界に羽ばたきたい
②変化と刺激にあふれた環境か
➡背景:1つのことに熱中タイプではなく、好奇心旺盛でいろんなことに挑戦し、色んな人と出会う中で成長してきた
③仕事に熱い想いを持った人が働いているか
➡背景:OBOG訪問を通して、楽しそうに働いていて、愛社精神がある社員に魅力を感じた

私の様にここまで就活の軸でブレイクダウンしていると、面接でかなり納得のある話し方ができます。
複数業界を受けていても、同じ軸を使って、各要素をその企業に当てはめることで就活乗り切れたので少しでも参考になれば嬉しいです!

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24卒コミュニティに質問箱を設置しているので、興味がある方は、ただの元人事のインスタグラムからコミュニティ参加してみてください。


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