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出産レポ|第一子 〜ドタバタスピード出産〜

この記事では、第一子の出産レポートをお読みいただけます。
私は、不妊治療(タイミング法)を経て授かった第一子・長男を2024年9月に出産しました。
もちろん、まったくの初産でしたが、陣痛がきてから約6時間、病院に到着してから分娩方法を切り替えながら約1時間で出産という、ドタバタスピード出産でした
記憶が新しいうちに書き留めておこうと思い、記事にしましたので、詳細で臨場感のある内容になっていると思います(笑)
これから出産を迎えられる方や出産ってどんなもの?と思われる方の参考になれば嬉しいです。経産婦さんには、こんな出産エピソードもあるんだ、と面白おかしく共感しながら読んでもらえたら光栄です。

陣痛がくる2日前から陣痛がくるまで

陣痛は39週4日の夜にきました。
39週2日(陣痛がくる2日前)が妊婦健診で、子宮口が1cm開いていました。子宮口が開くっていう自覚症状は全くなくて、いつの間にか開いてて、内診で言われないと開いてるなんて分からないし自分では気づきません。子宮口が開いていると聞いて、いつ陣痛がくるのか、陣痛ってどんだけ痛いん?とビクビク過ごしていました。でも、お腹大きくてしんどいし早く産みたい(>_<)早くわが子に会って新しい生活を始めたい!とも思っていました。
陣痛がきた日は、予定があえば友人が家に遊びに来る日でした。友人を迎え入れるために、前日(39週3日)と当日(39週4日)は近所のスーパーに買い物に行ったり家の掃除をしたりほうれん草のキッシュなどホームパーティーっぽい料理を作ったりとバタバタ過ごしていました。これが、陣痛が起こるきっかけになったのかもしれません(笑)
結局、友人は予定があわず、家に来なかったのですが、後から考えると、友人を陣痛と遭遇させる可能性があったので来なくてよかったです(^^;)後日来なくてよかった、と伝えたところ、友人は出産に立ち会えたらと思ってくれてたらしいですが(笑)

陣痛のはじまり

当日の夕方、臨月の日課になっていた30分間の散歩をいつもどおりこなし、前述のほうれん草のキッシュなどホームパーティーっぽい料理をその日の晩御飯に回し20時前くらいに料理の仕上げをしているときにお腹が張ってきました(お腹が張る、とは私も最初わかりませんでしたが、お腹がギューって締め付けられる感覚です)。でも、すぐに張りはおさまり、いつもの張りか〜くらいに思っていました。
その後、夫と一緒にキッシュを食べて楽しんでいたら、またお腹が張ってきて、少し重い腰痛も感じ始めました。
食べ終わった20時30分ごろ、お腹の張りはあまり感じなくなったのですが、今度は腰痛がしんどくなってきたので、横になったら腰痛おさまるかな?と思い、ソファに横になって、念のためアプリで陣痛間隔を測りはじめました。
測ってみると、間隔は10分を切っていました。え、いきなり10分切るとかあるん?私が痛みに弱いだけ?これが前駆陣痛ってやつ?と、いろんな疑問が脳内を飛び交いました。
21時から結構、腰の痛みが強くなってきました。腰の骨を金属バットであらゆる方向から圧迫されて砕けそうな鈍痛が一定続き、しばらくしたら痛みがおさまる、というのを繰り返していました。
問題は陣痛間隔で、平均4分間隔が続いていました。ネット検索した情報では10分間隔がしばらく続くってなってたのに、10分間隔の痛みなんかこないんですけど?(笑)鈍痛には強弱があり、少しでも痛いと陣痛タイマーを押していたので間隔がハチャメチャになっているのでは?と考えたことと、お腹ではなく腰が痛かったこと、痛い〜と言いながら会話はできる程度だったことから、やはり前駆陣痛か〜もう少し耐えるか〜ということでまだ我慢。夫もネットで色々調べてくれて、「最初は10分間隔から始まるらしいよ、えりのは見てたら間隔がめちゃくちゃやから陣痛じゃないんちゃう?」と言われました。
22時をすぎたころ、腰の鈍痛は弱い痛みがなくなり、強い痛みばかりになりました。間隔は変わらず4分。これは陣痛なのか?陣痛の痛みが分からなさすぎて実家に電話。実母に状況を伝えて相談すると、「それは陣痛ちゃうか?病院に電話して相談してみたら?」と言われました。そらそうよね〜いよいよ病院行きか〜と思いながら病院に電話。
22時30分。病院に電話すると助産師さんがでてくれて症状を説明しました。
私「これが陣痛かわからないんですけど、腰が結構痛くて、お腹はあまり痛くないです。間隔測ってるんですけど10分間隔とかなくてぐちゃぐちゃで、21時から4分間隔が続いてて…。」
助産師さん「腰から陣痛くる人もいるんですけど、お腹痛くなくて間隔バラバラなら前駆陣痛かもしれませんね。診てほしいということであれば来院いただいてもいいんですが前駆陣痛だとまた御帰宅いただいて様子をみてもらうことになります。無痛分娩を予定されていますが、もう麻酔いれたいほどの痛みですか?」
私はSNSの情報や友人の勧めで無痛分娩を予定していました。そのために無痛分娩できる病院にし、事前に検査も済ませていました。
私「うーん、まだ麻酔入れずに耐えれそうです。でも21時から強い痛みが続いてるのでこのままこれが続くと今夜は寝れそうにないです」
すると助産師は私の声の様子をしばらく聞いて
助産師さん「今、痛いですか?」
私「はい、痛いです」
助産師さん「今、おさまりました?」
私「そうです、おさまってきました」
助産師さん「うーん、今えりさんは話せてるので前駆陣痛かもしれませんね。本当に陣痛がきてたら話せないほどですよ。あと、今22時35分なので、日付が変わって0時以降に来院いただいたほうが入院費用が安くなります。もう少し頑張れそうならお家で様子を見ていただいて、またしんどくなったらお電話ください」
とのことだったので、もう少し自宅で様子を見ることにしました。
電話を切り、おぉ…陣痛って話せないほど痛いんか…まぁまだなんとか耐えれる痛みやし…どうせなら費用が安くなる0時まで頑張ってみよう!と心に決め、実家にはもう少し家で頑張ると連絡し、念のためいつでも病院へ行けるように入院バッグの中を最終確認しました。痛みで全く寝れそうにありませんでしたが、夫に「とりあえずベッドで横になって寝てみよう」と促され、寝る準備をして寝室へ。ベッドに横になり就寝。でも、やっぱり強い腰痛で全く寝れない!夫は横でグーグー寝始める。私がこんなに痛いのによく横でぐっすり寝れるな!ヽ(`Д´)ノと思いながら、痛みに耐えつつ陣痛タイマーで間隔を測り続けました。間隔は3〜4分。間隔を測っている間、前駆陣痛についてネットで検索しまくりました。こんなに何時間も続くものなの?どんな痛みなの?っていう疑問に対する回答をネットの情報から探し続けました。前駆陣痛は何時間も、何日も続く場合があるって情報をみて、え、この痛みが何日も続くのはさすがに辛すぎるぞ…!世の中の妊婦さん強すぎる…!と怯えていました。でも前駆陣痛の痛みは生理痛のような痛みっていう情報も見ましたので、これは前駆陣痛じゃないのかもしれない、とも思いながらベッドの上で痛みを耐えていました。腰痛は腰の骨が砕けそうな痛みで、だんだん強くなっているような感じがしました。

日付が替わって破水、病院へ

とりあえず、入院費用が安くなる0時までは耐えようと思っていたので、はやく0時になれっ!!と思いながら腰痛に耐え、なんとか0時をすぎ日付が変わりました(39週5日)。0時すぎたぞ〜あとはどこまでこの痛みが続くかやな…まじで今夜は寝られへんぞ。と思っていたら、腰の骨が砕けそうな腰痛に加え、お腹も痛くなってきました。お腹が強く収縮する感じで、お腹をあらゆる方向から強くしぼられるような痛みです。痛みがおさまっている時間より、痛みが続く時間のほうが長くなってきて、痛みがある間はベッドのシーツにしがみついてないと耐えられないほどでした。これは、さすがに辛すぎるかも…これがしばらく続くならもう1回病院に電話しよう…と考えていました。
0時をすぎてから、腰+お腹の強い痛み→おさまるのサイクルを5クールくらい耐えていたら、破水。一瞬、多めのおりものか?と思いましたがあまりにも量が多く、自分の意思ではでてくるのをおさえられなかったので、初めてでしたがすぐに破水だとわかりました。寝ている夫に「破水したわ」と言って、さすがに夫も飛び起きました。ベッド上で病院に電話をかけました。このとき、私は痛みで話すのがやっとなほど、ということを発声してから自覚しました。さっきの電話で助産師さんが話せないほど痛いと言ってたのはこのことか…と思いました。電話にでたのはさっきの助産師さんではなかったですが、一度電話していたのですぐ私のことを認識してくれました。一度電話しておいてよかったです、このときの状態で診察券の番号などを伝えるのは億劫でしたから。電話している最中、子宮のあたりにある水風船が破裂したような感覚があり、また大量に破水しました。もうベッドはビショビショです。電話で破水したことを伝えると「羊水の色は見ましたか?」と聞かれ「(そんなん見てる余裕ないわ!と思いながら)見てないです」と伝え「今から病院にきてください」と言われ、電話を切り、病院へ行く支度をはじめました。なんだか尿意のようなものを感じたので、病院に行く前に最後にトイレを済ませておこう、と思いトイレへ。でも、便器に座ってみても尿が出そうで出ない。時間がない!はやく出さないと!と思って焦って出そうとしたところ、お下からブチッ!とまずい音がしました…。もう尿は出ないと思い、トイレは諦めました。トイレをでると、もうお下から頭が出てきかけ?のような感覚がありました。トイレに行ったのは完全にミスった…と後悔。尿を出そうとして、いきんでしまったんだ、と思いました。次に、お尻がとてつもなく痛くなってきました。絶対に出ない硬い便がお尻の骨にゴーンと圧迫しているような痛みです。このときは玄関に座り込んで、立てませんでした。夫が車を回してくれ、私の肩を担いで立たせてくれ、なんとか車に乗りました。パジャマも破水でビショビショのままです。車の中でもお腹が収縮する強い痛みとお尻の痛みに耐え、お下から頭が出てきかけているような違和感があったのでお尻を斜めにして座席に座って病院に早くつけ〜と、いきむのを耐えていました。

病院に到着、ドタバタあっという間に息子と対面

深夜1時ごろ病院に到着。夜間入口から入りました。このときは、痛みもあるしお下の違和感もありとても不快でしたが、なぜか病院に着いたことで頭は冷静でした。お下の違和感で歩くのがぎこちなく足が震えていたので警備員さんに心配されながら指示されたとおり病棟へスタスタ歩いて移動。後日、夫にスタスタ自力で歩いていたことをびっくりされました。移動している間もお腹の痛みでいきみたくなりますがお下の違和感が怖すぎるので必死にいきむのを我慢。痛くて入院バッグは自分で持てなかったので、夫と助産師さんが運んでくれて、分娩室へ入室。服を着替えて、分娩台に乗りました。これが分娩台か〜と思いました。
助産師さんが子宮口を見ると、「もう、出るわ。全開、頭見えてる!」と言い、子宮口見るまで余裕で色々分娩の準備をしていたのに一転、大慌て。急に分娩室にたくさん人が入ってきて、点滴やら酸素マスクやら色々身体につけられました。さっきトイレで間違っていきんでしまったのが悪かったんかな、と、また後悔・反省…(´;ω;`)お腹が収縮するときは、お尻もとても痛くて、尾てい骨のあたりを強く押してもらいたい!という感覚になりました。助産師さんが拳をお尻に当ててくれましたが、助産師さんが複数人いたので人によって押す場所がジャストミートしていなかったので、そこじゃなーい!と思いましたが、それどころでなく、何も言えませんでした。テニスボールで押してもらいたい!と思ったので、テニスボールはこういう場面で使うのか…と思いました。
無痛分娩を予定していたので、まだいきまずに、お腹が痛くなっても息を吐いて〜と助産師さんに言われ、いきまないように耐えていました。正直、早くいきんでしまいたいと思っていました。助産師さんに、夫にもう分娩室に入ってきてもらっていいか?とか色々確認されましたが、もういちいち私に確認とらんと勝手に進めて!と少しイライラしながら痛みといきみを我慢。夫も分娩室に入室。
無痛分娩を進めるため麻酔科医がきて背中に針を刺すため横になる体勢になり、針が刺される感覚はありましたが、すぐ針は抜かれました。赤ちゃんからしんどいサインがでたとのことで、横向きの体勢をやめ、再び仰向けになりました。産科医と麻酔科医が色々話しているのが聞こえました。この間もお腹はとにかく痛くて早くいきみたかったです。すると、医師から「麻酔をいれようとしましたが、赤ちゃんの心拍数がグッと下がってしんどいサインが出ました。また、麻酔が効くのに時間が掛かるのと麻酔を入れると陣痛が弱まり分娩時間が長くなるので赤ちゃんがもっとしんどくなります。横向きをやめたことで赤ちゃんの心拍数は戻ってきました。無痛分娩を計画していたところ申し訳ないのですが、赤ちゃんのために、このまま麻酔を入れずに自然分娩で進めさせてください。」と説明されました。私も夫も、それが赤ちゃんのために最善なら、とすぐに了承し、自然分娩に切替えることに。私も早く出してしまいたい感覚だったので自然で頑張ろう、と痛みに対する不安もなく、すぐに気持ちも切り替えられました。
医師のGOサインが出たので、「もういきんでいいよー!」と助産師さん。やっといきめるー!と内心、安心しました。お腹が張って痛くなると同時にいきみます。助産師さんの言われるがままに呼吸やいきみを実践。「上手〜!」と言われましたがよくわからず。いきむときに産科医が子宮口に何か触れている?感じで何をしているか分かりませんでしたが、それが余計に子宮収縮を起こさせました。3回くらいいきんだ後に、産科医が「自然で様子見ようと思ったけど、もうそこまできてるから、しんどい状態を続けるより、赤ちゃんを早く出してあげたほうがいいから、機械を使って鉗子分娩にさせてください」と言われ、そんなに赤ちゃんしんどい状態なのか…無事でいてくれるかな…と不安になりながらそれも了承。後から助産師さんに確認した話ですが、いきむ→休憩を繰り返すだけでも赤ちゃんに負担がかかるらしく、私の場合、既に無痛分娩の麻酔を入れようとしたときにしんどいサインがでており、すぐそこまで赤ちゃんがきているので、これ以上赤ちゃんに負担をかけず鉗子を使って早く出してあげることが最善の方法だったそうです。鉗子は、赤ちゃんの頭を挟んで引っ張って取り出す機械です。その機械を子宮口に当てられましたが少し違和感があるくらいで、同じくいきむことには変わりありませんでした。機械を当てられた状態で1回いきみ、産科医が「もう次で決めるよ〜」と言い、え、もうそんなすぐでるの!?まだ4、5回くらいしかいきんでないけど!?と思いました。お腹が張ってきたので、これが最後のいきみかー!と思いながらいきむ。たぶん、もう頭の大半が子宮口から出てきたところで息が持たず一旦いきむのをやめたところ子宮口が裂けそうな痛み。ここで止めたほうが痛い!もう、すぐいきもう!と思って、息を整えたあと、もうひと踏ん張りいきむと、頭が子宮口から出た感覚がありました。すると身体がするするでてくる感覚があると同時に横で夫が「もう生まれたわ」とあっさり一言。次に、下をみると真っ赤な息子の泣き顔が見えて、めちゃくちゃ安心しました。すぐに産声をあげ、結構大きい声だったのできっと元気だ、よかった〜と思いました。周りの医師や助産師さんに「おめでとうございます」と言われ、分娩が終わったんだ、と思いましたが、医師と助産師さんは胎盤が出てくるのを待っていました。息子が出てきてたらもう何も痛みもなくスッキリしました。夫に「お腹がへこんだな」と言われ、お腹に目を向けると、あんなに大きかったお腹がへこんでいてびっくりしました。こんなにすぐお腹へこむんだ、だんだんへこむんじゃないんだと思いました。

胎盤が出て入院病棟へ

胎盤が出たあと、お下を産科医が縫っていました。結構長く縫っていて、チクチクして痛くなってきて、追加で局所麻酔を打ってまたしばらく縫っていました。間違ってトイレでいきんでしまったから複雑に裂けたのかな…会陰切開された覚えもないな、と思いました。後から聞いた話ですが、会陰切開はしていて、傷跡は普通で、何も気にしなくていい、と言われました。
母子手帳に分娩時間を書くために陣痛が10分間隔になった時刻を聞かれましたが、10分間隔の陣痛なんてなかったので、最初に病院に電話した時刻である22時30分を申告しました。母子手帳の分娩時間って、この申告次第で変わるので正確じゃないですよね。
息子は体重や身長などの測定が終わって、指を吸いながら寝ていました。私は尾てい骨の拳で押されていた箇所が痛く、分娩台で体勢を少し変えるのも辛く、また、どっと疲れがきて、じっとしていました。
少しした後カンガルーケアをして初乳を吸わせました。元々乳頭マッサージで母乳は出る状態ではありましたが、母乳を飲むというより、息子は反射で吸っていた感じでした。私の両親も分娩室に到着し写真撮影などをしてすごしました。
3時間は分娩室で安静にすごしました。その3時間の間に、22時30分ごろの最初の電話にでてくれた助産師さんが分娩室に挨拶にきてくれました。「おめでとうございます。こんなに早く生まれるなんて…あのとき来てたら無痛分娩できたかもね、急にお産が進んでびっくりしたね、ごめんね」と言ってくれました。実はちょっと内心この助産師さんが最初の電話で病院に来て、と言ってくれたらこんなドタバタ出産にはならなかったのでは?とイライラしていましたが、本人と話せてスッキリしました。
産後すぐは発熱があるらしく、私も自覚はなかったですが、38度くらいの熱がありました。この熱が3時間経っても下がらず、病院の規定でコロナの検査を受けました。3時間でも熱下がらないのは通常の範囲内みたいですが、まだこういうところにコロナによる制約が残っているんだなめんどくさいな、と思いました。コロナの検査結果は陰性だったので、入院病棟へ移動することに。思ったより全然下半身が動かず、分娩台から立ち上がるのもやっとでした。産後の身体はこんな状態になるんや、と自分でもびっくりしました。車椅子に乗せられ、息子と一緒に入院病棟へ移動、夫とはバイバイし、そこから育児がスタートしました。出産してすぐ、もう母親の役目を担わないといけないんだな、と当たり前ではありますが改めて思いました。これから大変やな、でも楽しみだなという気持ちで、息子の寝顔を眺めました。

出産を経て学んだこと

以上、第一子のドタバタスピード出産レポート、かなりの長文でしたがいかがでしたでしょうか?陣痛もいきみもわりと短いスパンで一気に進み、分娩方法も急に方向転換し、ドタバタな出産でした。
今回の出産を経て以下のことを学びました。

  • 腰の骨がくだけるような痛みが一定の間隔で続くならそれは陣痛!はやく病院にいかないと病院外で生まれる可能性があり逆に危険!

  • 破水した後は、トイレに絶対に行かない!尿意があっても身体はお産を優先して尿は出ない!分娩のときに尿は助産師さんが採ってくれるので任せる!

  • 実際どういうふうにお産が進んだのか、不明点は必ず医師や助産師に聞いてスッキリさせておくこと!
    出産時は痛みに耐えることで必死でお産がどのように進められたのか、記憶が曖昧になっていることが多いです。私も実際どのような処置がなされたのか覚えていなかったので、改めて医師と助産師さんに確認したところ、覚えてないどころか、気づいていないうちにそんな処置してたん?ということもありました。自分のお産を知っとくことはとても大事、と助産師さんも言っていました。ぜひ自分のお産について、不明点は聞きまくって知ってください。

  • 会陰切開は気づかない(笑)
    前述しているとおり、いつ会陰切開されたか分かりません(笑)陣痛のほうが痛くて気を取られるので、会陰切開や子宮口の痛みは全然気にならないです。よく聞く「鼻からスイカ」は誇張しすぎだと私は思います。

  • バースプラン・計画どおりのお産は難しい。計画どおりいかなくても母子ともに健康ならOK!
    私の場合、トイレで間違っていきんでしまったから赤ちゃんの心拍が落ち、鉗子分娩になってしまった、とか、もう少しはやく病院に向かっていたら無痛分娩で余裕を持って産めた、とか考えてしまっていました。医師や助産師さんに相談したら、なにも気にしなくていい、えりさんは悪いことなんて何もしてない、赤ちゃんにとって最善の選択をしただけと言われました。機械を使った分娩になったって、緊急で帝王切開になったって、痛みに耐えられず無痛分娩に切り替えたって、自信を失うことはないです。母子ともに健康でいることを誇りに思ってください。

最後に

陣痛の痛みがわからず、耐えすぎて、車内で産まれる危険と隣合わせで、無痛分娩の計画が崩れたし、赤ちゃんにしんどいサインがでたり鉗子分娩になったりしたけど、私は、私らしいこんなお産でよかったな、と思っています。早く進んだことで辛い時間が短く済みましたし、なにより母子ともに健康で出産できたことが嬉しいです。
お産のエピソードは、ひとつも同じものはなく、お母さんひとりひとり、お子さんひとりひとり、オリジナルのエピソードがあると思います。出産はとても神秘的なお母さんとお子さんの初めての共同作業。
いつか息子に、私たちのお産エピソードを話す日がくることを楽しみに、今は育児を頑張ろうと思います!

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