STEP BY STEP 井戸作りDIY (動画のみ有料)
※有料なのは動画だけで、記事は全部読めます😊
井戸作りは成功
前回、井戸掘りDIYが失敗したと言う記事を前後編に分けてきましたが、今回は「井戸作り」DIYについて書いていきます。
ネットで学びながら、人に聞きながら作った、私達のやり方です。これが一般的なのかはわかりませんが、今もばっちり使えているので参考になれば嬉しいです。
1.パイプを切る
まずは6インチの水道用パイプを、掘った深さ+ポンプを設置したい高さに切ります。私達の場合は4.5メートルくらい。
2.パイプに穴をあける
石が入らない様に、水に入る部分にフィルター用の穴をあけます。
PVCが弱くならない程度に3~4センチ間隔くらいで。
簡単に穴が空くので、子供達にドリルの使い方を教える良い機会でした。
正直言うと、ドリルをした時に出るプラスチックのゴミをランドに持ち込みたくなかったのだけど、気づいたらデデンボがもう作業に入っていました😱
自然よ、ごめん。次はもっと気を使うから!
3.砂利を入れる
なるべくお金を掛けたくないと言う思いのせいか、砂利の量の見積もりを誤り、2回来てもらうことになってしまいました。
「何に使うの?」と聞かれ、「井戸です」と言うと「じゃあこれ」と選んでくれました。勝手知ったるという対応で、流石だなぁと感心。
砂利は立方メートルで買うのだと学びました。(え?常識?)
感心と言えば、凸凹の山道をよくこのダンプが通れたものだ。
パイプを刺して、その周りに砂利を敷いていきます。
この作業も結構な重労働…。
2回目に来てもらった時は、なるべく穴の中に入れてもらいました。
自分達でやるメリットで一番大きかったのは、どこに何が売ってるのか知れた事。まだまだスペイン語も拙く、新しい国の文化や地域に慣れていない者として、砂利がどこで売ってるのかという情報を得るのにも、何人もの人に聞かなければなりませんでした。
この地域のお店はウェブサイトなんて持ってません。
でも、そこもこの地域が気に入った理由の一つです。
4.パイプの周りを、コンクリートで補強する
ここはクリエイティブに、自由に出来るところです。
我々は型を作る為の木材を持ってきていなかったので、持ち合わせていた段ボールでベースの型を作って、中にコンクリートを入れました。
(クリエイティブはどこへ)
待つこと数日。
細かい所に拘らない我々は、少し歪でも気にしません!
パネルをカットして、ネジで固定して型を作りました。
こちらは木材が高い(最近はどこも高いのか??)ので、ケチった我々。
後でそのツケが来るのですが、この時は知る由もありません。
5.パイプの先を細くする
これは全員に必要な工程ではないかも。
私達のポンプには固定する穴が三つ空いているのだけど、なんとそのよりも6インチパイプの方が太いのです…。
そこで、パイプにリデューサー(日本語では何と呼ぶの?)をつけて口を細くし、その周りにもコンクリートを入れ、そのコンクリートにポンプを固定する事にしました。
6.フットバルブ、超便利
ポンプは、最初に水を出す時に「呼び水」と言って、パイプに水を入れる必要があります。んでもって、水を使い終わったらパイプにまた空気が入ってしまうので、使うたびに呼び水がいります。
水を得るためには、まず水がいる…。
なんて完成されたパラドックス!美しさすら感じます…!
「あぁ!!呼び水の分取っとかないで飲んじゃった!もう水が出せない!」という未来が手に取るように見える…!😱
YouTubeで、パイプの上の方にバルブをつけて、使い終わったら水が落ちる(空気がはいる)前にバルブを閉めるやり方をしている人が居ましたが、それでも毎回開けて閉めて…って面倒くさくないですか?
まぁ呼び水よりはいいけど…。
そんな時に、偶然見つけたのが、フットバルブ。なんでこれについて紹介している人が居ないのでしょう?!?!(←見つけられなかっただけかも…)
フットバルブとは、これをポンプに付けるパイプの反対側(水に入る側)に付けるだけで、勝手に水の逆流を防いでくれるという、画期的な道具なのです!!!
あぁ、これを発明した天才に、この溢れる思いを伝えたい…!
これを見つけた時の感動と言ったら!!
ポンプを日常的に使う人は、フットバルブを使いましょう。
私たちはフットバルブを応援しています。
7.型にコンクリートを入れる
土とセメントと水を混ぜて作ったコンクリートを、型に流します。
気泡を無くそうとコンコン叩くと、なんとネジが外れてセメントがはみ出てくるではありませんか!安いパネルを使ったツケがこんな所で!!😱
でも、大丈夫。ほとんどの問題はガムテープがあれば解決します!
しっかり固まるまで1週間ほど待ちます。
8.型をはずす
おお~、いい感じじゃないですか?
自分で作ると許容範囲が広くなるので、なんでも「味」に思える不思議。
土台が丸い必要は全くなかったけど、別に気になりもしません。
9.1.5インチパイプを入れる
ここまできたら、もう出来たようなものです。
あとは水をくむポンプの為のパイプを入れます。
(パイプの太さはポンプに合う太さで)
私達のポンプは1.5インチパイプ用だったので、1.5インチのパイプを使いました。6インチパイプの長さ+リデューサーの長さーフットバルブの長さにカットし、一番下にはもちろんフットバルブを取り付けます。
…って、デデンボ、なんでこの段階でポンプ付けた??🤣
と笑っていたら、間違ってパイプが中に落ちない様にという配慮でした。
確かにパイプが落ちてしまったらもう取り返し付かないかも…。
10.ポンプを固定する
パイプの長さもピッタリで、後はコンクリート用のネジで固定するだけです。穴が大きかったので、大きなネジを買う代わりにワッシャーを使って固定しました。うんうん、クリエイティブな感じ!
井戸完成!!✨
The moment of truth
さて、うまく機能するのか?!?!ドキドキです!
呼び水を入れて…
出た~~!!!!😍😍😍
そんでもって、フットバルブのお陰でこの後は呼び水無しで、何時でも水が出るではあ~りませんか!
色んなビデオで、水が透明になるまで汲み続けると書いてあったけれど、1800リットル程ポンプしてもまだちょっと曇っています。
疲れた&水が勿体無くなってきて、その日はそれ以上汲むのをやめる事にしました。
次の日ポンプすると、何故かもう水が透明に…。
え??そういうもんなの?
井戸、その後
井戸が完成してから、もう8か月。その後も全く問題なく使えています。
初めにスカッという感触がする時もたま~にあるけれど、2回目にはきちんと組みあがってくるので、呼び水をしたことは一度もありません。
フットバルブ…ありがとう!!
素人でも出来たよ!
井戸作り大成功❗❗😄
最後まで読んで下さってありがとうございました。
以下は全工程(失敗した井戸掘りもちょっと)の動画です。写真よりも動画の方が分かりやすいことってありますよね!
ただ、家族全員の顔が沢山映っている動画を、不特定多数が閲覧できるようにするのには抵抗があったので、有料としました。お役立てください!
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