「こなすこと」のリスク-毎日は積み重ね-

世の中にはサービスがあふれています。
サービスを提供してくれる多くは「人」です。
そしてその中には、とても感じかいい対応をしてくれる人と、してくれない人がいます。

なぜかな?とふと考えたときに、「こなすこと」の危険性を知っているかどうかが1つの理由かもしれないなと思い、今回ブログを書くことにしました。

「こなす」

意味としては、与えられた仕事などをうまく処理するというもの。漢字にすると「熟す」と書き、熟練を連想させます。

今年の4月から新社会人として働き始めた方々もだんだん仕事を「こなすこと」ができ始めているかもしれません。

仕事をする上で「こなせること」は最初のステップとして非常に大切なことであると思います。
始めはマニュアル等を確認しながら、仕事を処理していくわけですが、だんだんワーキングメモリ(作業記憶)に蓄積されていき、パターン化することで、スムーズに処理ができるようになっていきます。

本人にとっても「仕事ができるようになってきた!」という達成感もあるでしょうし、企業にとっても「1人の戦力」として数えられるようになることはとても心強いことであると思います。

以上のように「こなすこと」は基本的に良いことなのですが、1つの危険が潜んでいます。

それが「慣れ」です。
特に同じような作業を繰り返すことが仕事の場合は要注意です。こなすことができるようになると、特に考えなくても手は動くし、口が動くようになります。しかしその結果「繰り返し」になってしまう場合があり、質が上がるどころか、ミスが増えるなどして、質が低下してしまいます。

◯ いつも作っているものだから、大丈夫だろうと確認を怠ること。

◯ お客様がお見えになったときに、目の前の人がどんな人か想像せず、いつもと同じように対応すること。

自分にとっては、何回も繰り返しやってきたことでも、相手にとってはその瞬間が初めてであり、その対応によりあなたのイメージだけではなく、そのサービスや提供する会社のイメージが出来上がってしまいます。

大事なことは、常に「日に新た」であり、毎日をきちんと「積み重ねること」です。

毎日実践することはもしかしたら難しいことかもしれませんが、こなす自分に酔わぬよう、こなすことのリスクを知っておいてもらいたいなと思います。

私も頑張ります!
ちゃんちゃん(終)

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