只見線のあるまちにて2021/09/18
はい、今日は天気予報通り雨が降りました。思っていたよりも軽い雨で助かりました。台風が温帯低気圧にかわったのも原因かもしれません。
明日は晴れと言うことで、わかる人はわかるのですが、台風一過のあとの夕焼けは、ある種きれいな夕焼けができます。
それを狙って明日は、昼間は友人宅でゴロゴロ体力を温存して、夕方只見線のラッシュアワーを狙っていきたいと思っています。
なんだか話があべこべになるのですが、今日の写真は「只見線のあるまちにて」外伝の「会津線のあるまちにて」をお送りしたいと思います。
一枚だけ「只見線のあるまちにて」で、台風一過のあとの夕焼けの中を走る只見線を載せたいと思います。
書き忘れましたが、写真は2008年9月18日から引っ張り出してきました。
それでは、いつも通り生暖かく見てやってください。
・会津線のあるまちにて(2008/09/18)
今日はみんなで芦ノ牧温泉駅にある牛乳屋食堂に行くことになったのです。近くの西若松駅までは、みんなで歩いたのですが、だいぶ涼しくなったせいか風が気持ち良いのです。そんな中、ガラス越しに発見したのが変なものを着けた猫です。顔を引っかかないようにつけているらしいのですが、僕には「ぐるじい(苦しい)」と言っているように見えてしまったのです。
西若松駅に到着して、3番線で会津線を待っていると、車掌さんが腰に手をあてて銭湯の湯上がりに牛乳を飲むような姿勢をとっています。たしかに、これから僕たちが行くところは牛乳屋食堂だけれど、何も列車に乗る前から牛乳の気分をあじあわなくてもいいだろうと、少し笑ってしまったのです。
ほどなくして、僕らの乗る会津線がやって来たのです。とりあえず、今日は只見線を待つことはしないのです。会津線の車両には千円札の図柄にもなった野口英世博士が描かれています。手前には会津を宣伝する旗まで立っています。なんだか普段の只見線とは違う雰囲気に、少しばかり手間取ってしまったのです。
一瞬だけ現在に戻ってみると、芦ノ牧温泉駅長の「ばす」は、このころはまだまだ元気だったのです。今となっては、その後釜をひく「らぶ」駅長や、「ぴーち」施設長が頑張っているのですが、初代の「ばす」駅長の貫禄の前には、まだまだひよっこのようなものだなと思うのです。
南若松、門田、あまやと列車は各駅に停まっていきます。目的の芦ノ牧温泉駅には約15分ほどで到着したのです。牛乳屋食堂は駅を出てまっすぐ歩いて行った国道の手前にあります。なんで牛乳屋食堂と言うのか調べてみたところ、元々は牛乳を売っていたとのことに、そんなこともあるもんだと変に納得してしまったのです。
そんなメニュー表を見て注文したのが、人気ナンバーワンとのことのミニセットです。会津ラーメンとミニカツ丼とお漬物に、本当に牛乳がついてきたのです。ラーメンの汁を飲み干したあとに牛乳はきついだろうと思い、牛乳は持って帰ることにしたのです。食べ終わり、店を出た後みんなで写真を撮ったのですが、なぜだかまっすぐ撮れないのです。あとでネットで写真を検索してみたら、まっすぐ撮れないのが普通のようだったのです。
芦ノ牧温泉駅前でもみんなで写真を撮った後、上りホームへと移動したのですが、じっくりと駅舎を見てみると、もうだいぶ古くなっていて、芦ノ牧温泉駅と言うよりも、昔の上三寄駅と言われたほうがしっくりくるのです。「ばす」駅長はというと、どこかを見回り中なのか、駅舎にはいなかったのです。
運がいいのか、元から予定していたことなのか、大した時間もかからずに上りの会津線がやって来たのです。これまた野口英世博士の描かれた車両なのです。僕はと言えば、こんな図柄はペイントなのかステッカーなのか気になったのですが、耐久性から考えればペイントだろうと納得して、車両へと乗り込んだのです。
西若松駅に着くとみんなで降りたのですが、僕は行きに見つけた、あのへんな装置を着けた猫のことが気になったのです。みんなを追い越して一人猫のところへ行ってみると、猫はいたのですが、行きと違って後ろ向きになっています。そして、遊んでほしいのか、尻尾をピクンピクン動かしているのですが、外からでは遊んであげれないので、とりあえず、写真にだけ撮ったのです。
・只見線のあるまちにて(2008/09/18)
昼間は会津線に乗った後、夕方からは只見線を撮りに本郷までやって来たのです。昨日、台風が通過した後だったので、今日はいける、それだけの理由で田んぼの中のあぜ道で只見線と夕焼けを待ったのです。夕方6時前の只見線を狙っているのですが、只見線が通過する前に日の入りは済んでいます。日の入り後の夕焼けを狙ったのですが、勘が当たったようで空はみるみるうちに赤くなってきます。只見線が通過するまでには、だいぶ焼けてきたようですが周囲は暗くなっています。どういう風に撮ろうか迷ったのですが、只見線のテールライトがわかればそれでいいと思い、自動露出にまかせたまま撮ったのです。焼けた空に暗くなった中を走って行く只見線のテールライトに、僕は何度もプレビューを見ずにはいられなかったのです。
今日はここまでです。
昔の写真を探していたところ、今回の牛乳屋食堂へ行った時の写真が見つかりました。
そう言えば最近、牛乳飲んでないなと思いながら、牛乳屋食堂の牛乳の味を思い出そうとしたのですが無理でした。
たまには会津線を撮るのもいいもんですが、慣れてないと難しく感じます。
明日は夕焼けが期待できるはずなので、昼間に体力を温存して、夕方パーっと開放したいと思っています。
夕焼けがキレイになることを祈って、今日はここまでにします。
それではまた。
追伸
あ、そうそう「会津線のあるまちにて」は会津産のSIGMA18-50mmF3.5-5.6DCレンズを使用して撮影しました。ちょっと樽型収差が出たところありますが、お許しくださいませ。