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夢の中の

今日はとっても
不思議な不思議な夢を見ました。

予備知識として…
だいぶ以前に書いた

『犬の話』

もしお暇ならまた読んでみてください✨
十数話あるので
めちゃくちゃお暇な時にでも(笑)


さて、


ここからが夢の話です


生まれ育った実家の
商店街の長屋が舞台。
2階の部屋に2組の布団、
弟と並んで寝ている。


うつ伏せで寝ていると
ふと何か背中に重みを感じ目が覚める。

それでもずっと感じている背中の重み。
元来めちゃくちゃ怖がりの自分は
もう怖くて怖くて
横で寝ている弟に


『何か背中に乗ってるねん💦

      どないなってんのか見て💦』


そう言っても弟は
目は開いてるものの何も答えない。


なんでやねん💦


そう思って体を動かしたいけど
怖くて動けない💦


そうしてじっとしているうちに


その感触に
何か覚えのある懐かしさを感じ
肩に触れているそれを
恐る恐る触ってみると

どうやら人ではなく

『犬?の…、手?』

それもかなり大型犬な感じ。

そこに感じる懐かしさを確かめるべく
さらにギュッと握ってみる。


『…。』


間違い無い!
フローディーだ!


確信と共に強く感じた


嫌な予感


あ…
フローディーが呼んでる、
きっと虫の知らせだ


と、慌ててフローディーのいる
一階まで駆け降りる


ガラスの引き戸を開けると
痩せ細ったフローディーが
背中を向けて横たわっている。


あの時見た景色そのままだ…


胸が締め付けられる想いで
フローディーに駆け寄る。


すると、少し息があるのに気付き
慌てて名前を呼ぶ!


フローディー!
フローディー!


そうするとフローディーは
ゆっくり目を開けて
ボクの顔を見上げる。


フローディー!


さらに大きな声で名前を呼ぶ。


すると痩せ細った体が
段々とふくよかさを取り戻し
元気だった頃の
毛むくじゃらのフローディーになっていく。


なんか、
少し毛色が違う気もするけど…(笑)


そんな事はさて置き
嬉しくなって今度は歓喜の声で
名前を呼ぶ!


フローディー!


もう嬉しくて嬉しくて
フローディーをギュッと
抱きしめる!








『…。』




どうしたものか、




めちゃくちゃおしっこがしたい💦
(すみません💦ありのままに書きます 笑)

でも、こんな感動的な場面で
おしっこくらい我慢せねば!


『…。』



なんでさっきしておかなかった!


とにかく我慢だ💦


い、いや、

これは我慢出来るレベルじゃない!
ここは実家の洗い張り屋の作業場だし、
有事があってもまぁいいか💦

い、いやダメだ!


膀胱が暴動!


フローディー!

もう一度フローディーを
強く抱きしめた!



ところで
目が覚める。



だいたいこんな状況の時は
夢と現実は完全にリンクしているもので

ちょっと気を許せば即有事!

そんな状態。

よくここが
実家の洗い張りの作業場でない事を
自覚出ただけでも自分を褒めてやろう!

そんな事を思いながら
トイレへ。

用を足しながら
(すみません💦ありのままです💦)


あー、
なんで自分はいつも肝心な時にこうなんだ…。

ここでは関係ないのかもしれないが
自分の頻尿さ加減にも嫌気がさす。

せっかくフローディーに逢えたのに…。

自己嫌悪でいっぱいになりつつ
まだ起きるまで一時間ほどあったので
寝床に戻る。

でも、

いい夢だったな…。

そう思いながらまた眠りに落ちる


そしてまた夢が始まる…


場所は長屋の、今度は食卓にて。


食卓を囲みながらの団欒。
ご飯を食べながら

何か忘れてるような…

『…、』

あ!

フローディー!

さっきは元気を取り戻してたけど
もしかしてまた…

おもむろに立ち上がり
また裏のフローディーのいる作業場へ。

不安を感じつつ
ガラスの引き戸を開ける

すると、

まさにボクのフローディーが
昔のままの毛むくじゃらの
そして今度は昔の毛色のままで
座ってこっちを見ている。


良かった!


元気なフローディーを見て
安堵しながらフローディーに駆け寄る。


そしておもむろに


ずっとあの時気になってた
フローディーにシャンプーをしてやろうと
フローディーの胸あたりに
シャンプーをかけて洗い始める。


あ!


こんな寒い時に
水なんかで洗い流したら
体に毒かも💦
先にお風呂を沸かしてやらないと!

そう思い

寒がって無いか
フローディーの顔を見る



『…。』



その時、
目の前にいるフローディーの表情に、
息をのむ


『…。』

そこにたたずむフローディーは
もう、何とも言えない
優しい表情で
優しい目で
ボクを見つめている。


『…。』



ずっとフローディーに
申し訳ない気持ちで一杯だった
ずっとフローディーに
謝りたかった

ずっと後悔して来た
し続けて来た気持ちが
一気に込み上げてきた。


なんでそんな優しい目で
ボクを見てくれるんだろう?


あれだけ犬が飼いたくて
でも飼えなくて…

ようやく念願叶って
フローディーと出逢えた。

どれだけ愛おしかったか。

なのに、

学生から社会人になって
生活環境が一変して
刺激的な毎日がとにかく楽しくて
いつの間にか
あれだけ大好きだった
フローディーを構わなくなって…

段々と弱っていたのは感じていたのに

現実から目を逸らして
家にもあまり帰らなくなって

気付いた時には
フローディーは一人
冷たくかたくなってボクに背中を向けて
横たわっていた。

そこで初めて気付いた
自分の愚かさに
これまでもずっと後悔をして来た。


以前noteに
フローディーとの想い出を綴って
自分のそんな後悔に
決着をつけよう、なんて
虫の良い考えだったけど

全然そんな事なんて出来ず。

なのに、

なんでそんな優しい目で
ボクを見つめてくれてるんだろう。


あまりにもまっすぐな眼差しに
気遅れする自分。

でも、
意を決してフローディーの顔を見つめ返す。


そうしたら
さらに優しい眼差しで
ボクを見返してくれた。


その瞬間
自分でも驚くほどに
涙が飛び出した。


フローディーにしがみつく勢いで
フローディーに抱きつく。


いつまでもこうしていたい、
そう思って
大人気なく大泣きしながら


目が覚めました。


目が覚めたら余計に
それが現実の様に思えて
さらに大泣き(笑)


ひとしきり泣いて


段々と現実に戻り始めた頃


『ピリリリリリリリッ』


と、目覚ましが鳴り響き
ようやく正気に戻りました。

あのフローディーの眼差しは
もう一生忘れる事は無いと思います…。


ようやくフローディーに
真正面から謝れた。

そんな気持ちになれました。



単なる夢の話。



フローディーが本当に
ボクを許してくれたのか、なんて
単なる自分のエゴなのかもしれません。

だけど、

夢に出て来てくれて
その眼差しを向けてくれて


本当にありがとう✨


フローディー。

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なんで今日だったのかなー✨


そんな53歳の日記でした(笑)

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