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5KEB

昨晩の話

昨日、仕事中の話なんですけどね、僕の頭が長く続いた金欠状態のせいもあって、不意に「5億年ボタン」ではなく「5億円ボタン」という言葉が脳内に降りてきたんですよ。

で、そのボタンを押したらどうなるかを考えてみたんです。

とりあえず5億円が降ってくる

  • ボタンを押したら何の前触れもなく、五億円分の札束が空から降ってくる。

  • 部屋の中に居たら、室内に五億円分の札束が突然出現する。

時間が止まる

  • 自分以外の時間の流れが突然止まる。

  • ついでに周囲から人がいなくなる。

  • 5億円使い切るまでは、その状態は解除されない。

  • カードや電子マネーを利用して残高を減らすことも可能。

食事や買い物はできる

  • 人には会えないが、お店に行けばそのお店で売っているものや、提供しているものを飲食することはできる。

  • タクシーや交通手段を利用した場合、運転手や他の乗客はいないが、現実と同じ移動時間(体感的なもので現実に時間が進んでいるわけではない)で目的地に着くことができる。

  • 海外に移動するような長距離の移動はできない。

  • ネットを利用するとはできるが、情報は更新されないし、動画サイトも新しい動画が追加されることもない。

5億円使った後は

  • 5億円使い切った瞬間に時間が進み始める。

  • 変化した状況は全てリセットされる。

  • 手に入れたものは失うが、記憶は残る。

……などなど、そんな妄想をしながら、しんどい仕事を片付けて、さらに一時間ほど残業して帰宅したわけなんだけど、道中で「でも5億円って宝くじの一等くらいだから、そこまで苦しくないかもしれない」なんて、身分不相応なことを思ってしまったりしたわけですよ。

じゃあ、いくらなら苦行になるだろうか?

億の単位なら、大型船舶や旅客機なんかを購入したら、すぐに達成できてしまうだろう。

5兆円だったら、箱物建てたりダムとかインフラ投資なんかして、なかなかすごい話になるんじゃないかと思う。

……で、「5京円だったらどうなるだろう?」って思ってしまったわけですよ。

5京円ボタンが爆誕

ちょっとネットで調べた感じでは、日本の国家予算が、ざっくり114兆円くらいらしいです。

他の国の国家予算は調べてないんですけど、全て合わせても、5京円には届かないんじゃないかなと思うんですよ。

で、その5京円をどうにかして使い切らないと、元の時間に戻れないし、人とも会えなし、死ぬことも許されない。

これって、ある意味5億年ボタンよりも、過酷なんじゃないかなと思うんですよね。

お金だけはヤバいくらいあるけれど、人的なサービスが受けられない(キャバクラやホストで豪遊してもお金は減るけど接客を受けることはできない。独りで呑むドンペリはどんな味がするだろうか……?)ので、結構心は荒むだろう。

どんなにいいクルマを手に入れても、見せつける相手も、レースする相手もいないんだから、そのうち飽きてしまうだろう。

調べてみたら、1兆円って100トンの重さがあるそうですね。

その一万倍の札束が天から降り注いだりしたら、なかなかの光景が見られそうですから、それだけでもボタンを押す価値はありそうですけど、その後はおそらく世界中のお金よりも多い金額を浪費しないと元の時間に戻れないボタンって、なかなか怖くないですか……?

僕なら……、一回だけ押してみたいとは思いますけど、皆さんは如何ですか?

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ただのいそじ
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