【お題note】宇宙の話
診断メーカーにお題を十個出してもらって、そのお題の記事を書くという試みです。
初回は「宇宙」について。
まあ、正直宇宙のことなんて知らないことばかりなんだけれど、とりあえず書き出してみるよ。
落下するために上昇する
宇宙について何か書けと言われても、正直何を書けばいいのかと悩むわけだけれど、宇宙から連想するものと言ったら、僕の場合は「王立宇宙軍オネアミスの翼」だったりする。
連想したものを書き始めてしまうと、もう何でもアリなんじゃないかと言われそうだが、何も思いつかないとなると、記事にもできないので、そのあたりはご了承いただきたい。
映画の中で、人工衛星のことを「落下するために上昇するだけの、全く、何でもない仕掛け」と表現しているんだけど、この字面だけだと全く意味がわからないと思う。
人間がボールを投げると、離れた場所にボールが落ちる。
より強い力でボールを投げると、もっと離れた場所にボールが落ちる。
更に強い力でボールを投げると、もっともっと離れた場所にボールが落ちる。
そして、人間の力では不可能ではあるけれど、ある一定の力でボールを投げると、地球の丸みに沿って延々と落下し続ける、つまり地球の周りを回り続けるようになる。
それが人工衛星の原理だというわけだ。
実際に映画を観ると、その解説が引用した直前にあるんだけど、その解説を観て先ほどのセリフを聞くと、ああなるほどなと思うわけだ。
漠然としか知らない存在
僕はこの解説を観る前まで、人工衛星がどんな理屈で地球の周りを回っているか知らなかった。
ニュースなどで、人工衛星はロケットによって打ち上げられるものだということは知っていたし、学研のひみつシリーズを読んでて、空の彼方を飛んでいるものだというのも何となく知っていた。
ただ、それらの知識はあまりにも漠然としすぎていて、想像がつきにくいものだったんだよね。
同じように、宇宙開発って知ってしまえば理屈は単純なのかもしれないんだけど、それでも実際にチャレンジするには技術も金も必要な事業で、トライアンドエラーを簡単に繰り返すわけにもいかない程度には難易度が高いんだから、僕ごときが全体を知ることはまずないだろうなぁ。
それでも、それらのかけらに触れた時は、ちょっとだけ心はワクワクする。
宇宙空間で宇宙船が進路を変更する際に、惑星の重力を利用して加減速をしたり方向転換するのを知ったときは、本当に目から鱗が落ちたような感覚でした(重力ターンやスイングバイのことです)。
単純に燃料を使って加減速するのではなく、使えるものは何でも使って、より効率的に軌道を変えるためには、僕の想像を超えたところにある知識や計算が必要なのだろうなと、そんなことを思いました。
センス・オブ・ワンダーは技術を牽引する
でも、こういった概念って最近できたものではなくて、フィクションの中では僕らが子供の頃にはすでにあって、それが現実の技術を牽引していったみたいなんだよね。
よくよく考えると、現在の世の中って、徐々にではあるんですが大昔のフィクションみたいな世の中になってきていませんか?
特にIT関連の技術は、サイバーパンクまでいかないにしても、徐々にではありますがSFチックな世の中になってきているような気がします。
かつて郵便によって、何日も何日もかけて、物理的に結ばれていた文書による通信も、現在では瞬時に文字情報が通知され、情報を送信した次の瞬間は相手に読まれる世の中です。
電話機も手のひらサイズで持ち歩かれ、その端末が世界中につながって、あらゆる情報にアクセスできるなんて、30年前の一般市民には想像もできなかったでしょうし、VRの技術に末端の消費者が触れられるようになるなんて、どんなに説明しても理解できなかったと思うんだよね。
そんな、空想上の存在と言っても過言ではない技術が、どんどん現実に登場しているわけですから、そのうち旅客機に乗るような感覚で宇宙旅行に出かけられるようになるかもしれませんね。
まあ、その頃には、僕は生きてはいないでしょうけど……。
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