「人の心とかないんか?」

……ってセリフがネットミーム的に使われてるじゃないですか。

元ネタ知らなかったんでググったら、呪術廻戦だったんですねぇ。
って、あの作品のキャラって、何処か人の心が欠けてる人ばかりの印象があったりなかったり、ラジバンダリー(古いよ

それはともかく、世の政治家の多くに対しては、この「人の心とかないんか?」っていう言葉がジャストな印象を受けることが多い最近ですが、まあその政治家が「人として認めているか否か」って部分の差があるんだろうなぁ、と。

その政治家にとっては、自分が票田にしているであろう対象やその周辺のみが「人」であって、その人以外にとっては血も涙もない非道なことも率先してできる程度には「ひとでなし」なんだろう。

そんな政治家の姿勢を知ってか知らずか、世の中の人々は政治に希望を抱かず、興味も持たず、「あ、他所で何がやってんな」程度の意識しか持たない人が結構いるらしい。
先日、何処かであった選挙では、投票率は4割未満だったんだそうだ。
で、結果として現職の候補が続投ということになったそうなんだけど、そんな経緯で選ばれた候補ということもあって、将来的に「人の心とかないんか?」と地元の住民から思われるんだろうなと、他所の田舎に住んでいる僕なんかは思ってしまうんだけど、でもその時になって後悔しても遅いって話なんだよね……。

話は変わるんだけど、人間って生き物は奇妙な存在で、多くの場合は個々の繋がりでは人としての思いやりを感じられるものだけれど、人と人が絡まりあった集団になったりすると、その行動原理というか集団心理ってのは、個人の心理や思考では想像の及ばないような方向に歪んでいく気がします。

宗教にしてもイデオロギー的なものにしても、集団になった時に行われた内部の事件に目を向けると、「人の心とかないんか?」と思わず心も吐露してしまうような惨状にぶち当たることがある。

以前、テロによってある政治家が亡くなったけれど、その時は事件を起こしたテロリストに対して様々な批判をネットで目にしたけれど、その後にわかってきた彼の人生を踏み躙ってきた某宗教団体の所業を知るにつけ、その宗教の関係者に対して「人の心とかないんか?」と憤りを感じた人もきっと多いことだろう。

そんな世の中に住んでいる僕は、神だか仏だかに向かって「お前ら人の心とかないんか?」と激しく思うのだけれど、残念なことに相手は人なんかを超越した存在なんだかは、当然「人の心とかあるわけないだろ」って話になる。

多分、神とか仏とか、そういう輩は人の悲しみを知りすぎて狂ってしまったのかもしれない。

でも、まあ、そんな「人の心すらない輩」に縋ることしかできない人間って生き物って、なんというか悲しい存在なんだなぁ、なんてことを思ってしまった僕もまた「人の心とかないんか?」とセルフツッコミを入れてしまいそうになる。

……なんだかよくわからないオチがついてしまったが、さて僕はこのnoteの中で何回「人の心とかないんか?」と書いただろうか。

と、こんなことを文末に持ってきてしまうくらいの寝言なので、読んでしまったならサクッと忘れていただければ幸いである。

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ただのいそじ
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