井零零壱_島に生まれて江戸を愛し京都に住む者が考えること
みなさんいかがお過ごしでしょうか
ただいまプロジェクトのしゅーへーです。
今回はわたくしの趣味趣向についてのお話をただいまプロジェクトに絡めてお話させていただこうかと思います。
憧れの江戸
わたくし久保田しゅーへーは、日本の古い文化をこよなく愛しております。
特に江戸時代の文化などが好きです。
といっても歴史好きというわけではありません。どちらかというと教科書に出てきたような歴史の知識は人並み程度にしかありません。
不勉強だったということに他なりませんが、歴史的に有名な戦や、大名がどうとか武士がどうとかといったことにはあまり興味がありませんでした。
どちらかというと庶民の暮らしや文化の方に興味をそそられます。
江戸時代の庶民は1日をどういった流れで過ごしていたのだろか。
日々の生活で何を楽しみに生きていたのだろうか。
そんなことに思いを馳せる事が好きです。
江戸に限ったことではありませんが、落語は昔の庶民の話が多いので好んで聞きます。
まぁ落語なんで時代背景や本当に話の中に出てくることがあったのかどうかは別にどうだっていいのです。
ただ、落語を聞きながら江戸時代を想像するとなんだかその時代の人を眺めていて、あたかも自分がそこにいるかのような感覚になるのです。
そんなこともあってか、わたくしは昔の文化を綺麗に保存するのではなく実生活に取り入れて使い倒したいと考えています。
例えば和服です。
はっきり言って伝統的な衣装として残すのは金持ちの収集家に任せておけばいいと思っています。
庶民であるわたくしは、化繊だろうがなんだろうが普段から着用する文化がもっと広がればいいのにと考えています。
それから、こんな時代ですがわたくしは喫煙者です。
喫煙具も世に出回る紙巻きのタバコではなく、キセルを使用して刻み煙草を愛煙しております。
囲炉裏もいいですよね。
暖かいので家族みんなが集まる場所になりますし、灰に徳利を刺せば熱燗も出来ます。
自在鉤があれば料理だって出来ます。
長火鉢なんてものも暖かく機能性の高い粋なものですよね。
考え出したらキリが無いですが、とにかく、加速する欧米化を傍観して日本の文化を絶やしてしまうには早過ぎる気がするんです。
もっと日本の古い文化を実生活に取り入れて、生きた文化として取り扱ってあげたい。
歴史の教科書に載るには早すぎる!
〜さあ、ここまでが前置きです〜
長々読んでいただきましたが、これからが本題です。
正直な話、上記のような日本の文化を実生活に取り入れていくにはすでに困難になってきているんです。
まず、現代の建物の構造が大きく関係しています。
高い建物が増え、階段が多くなっているため、着物の上前を持ち上げて登らなければ裾を踏んでしまうような場面も多いです。
また、現代の建物は気密性が非常に高いため、囲炉裏や長火鉢などの直火を使う換気が必要な暖房器具は使用できません。
このような理由から、完成された街で古き良き日本の文化を実生活に取り込むことなど、すでに不可能な領域になっているのです!
じゃあどうすべきか。
田舎です。
田舎は、かつてあった街も徐々に廃れていってしまってるところも多いでしょう。
従って、再建の余地があるのです。
悲しいかな、言葉を選ばず申しますと現状の田舎は自身の特性を捨て、表面だけを模した偽都会化してしまっているのです。
地方都市などがよい例で、風景や街並みに特性がありません。
どこにでもみるようなチェーン店の看板が軒を連ねております。
住宅街の街並みも判で押したようなハウスメーカーの一戸建て。
正直、車で旅行に行った時などは、どこを走っても似たような景色で代わり映えがしません。
種子島のような離島などでも現状は大きく変わりませんが、地方都市レベルより手付かずの部分が残っていることは事実です。
そして、再建の余地とはその手付かずの部分が多く残っているということが重要となります。
江戸時代、江戸という街が同時期の都市と比較した時に非常に高度な発展を遂げていたというのは有名な話ですが、江戸がどうして高度な発展を遂げる事が出来たかというと、木造建築が主だった為に火事による破壊と再生を繰り返したからです。
近代でみると、3.11による破壊を経験して、ITの活用をもって復興を試みた会津若松市などが記憶に新しいです。
そのように大きく発展を遂げるには一度ゼロに戻すことが足掛かりになるのだと歴史は語っています。
従って、わたくしは衰退してしまった田舎や手付かずの部分が残っている田舎こそ、その活路を見出せる可能性を大きく孕んだ場所なのではないかと考えています。
そこで!
地方創生江戸町化計画をここに提唱致します!
つづく( ´_ゝ`)