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小3男子の語る夢「サッカー選手かユーチューバー」 夢をかなえる力を育む方法

赤羽雄二さん『自己満足でない徹底的に聞く技術』で書かれている
アクティブリスニングを実践中の畑中です。

子どもに「お母さんの夢はなに?」と聞かれました。

「夢」は子どもだけではなく、社会人になっても、結婚して妻になっても、子どもの母になっても、持ち続けていいんですね。

2年前に書いた「10年後の自分への手紙」を読み返し、自分の大切にしたいことを大切するために、振りかえりをしている今日この頃です。

今回は、先日、小3の次男が聞かせてくれた「夢」の話をアクティブリスニングしての気づきをご紹介します。

赤羽 雄二

小3次男の夢

近所の区民プールからの帰り道、自転車をこぐ小3次男と他愛もないおしゃべりをしていたら、「ぼくさ、将来はサッカー選手かユーチューバーになりたいなー」と言い出しました。

こう聞くと、この子は、サッカーを習っているのかな?サッカーが好きなのかな?と思いませんか?

「サッカー選手になりたい」っていうのだから、そう思いますよね。

でも、この子は、サッカーは習っていないし、サッカーのTVを見ている様子もありません。近所の公園で、鬼ごっこなどの遊びの延長で、サッカーをやる程度です。

もしそんなわが子が「サッカー選手になりたい」と言い出したら、どんな風に話を聞きますか?

アクティブリスニングを知る前の私であれば、「サッカー選手になりたい」の言葉に対して、次のような聞き方をしていたでしょう。

「子どもらしい夢だなぁ」と聞き流したり、「え?サッカー、習ってもいないのに?」とツッコミを入れたり、「いっぱい練習したら、なれるよ」とよかれと思ってアドバイスしたり、「サッカー選手、なるの大変だよ」とよかれと思って現実を教えてあげたり、「じゃ、サッカー習う?」と前のめりな提案をしたり。

でも、いまは、アクティブリスニングを知っています。

だから、
「へぇー、そうなんだね」と相づちを打って、彼の話を聞き続けました。

「うん。サッカー選手も、ユーチューバーも、どっちもなるのが大変そうだけど、けっこう、お金は稼げそうだよね」

「確かに、お金を稼いでいる人、いるもんね」
お金が稼げそうだから、その夢が候補になっているようです。彼の話を否定もアドバイスもせず、聞き続けていると、

「ぼく、稼いだお金を、お金がなくて夢をあきらめている子どもたちに寄付して、夢を応援したいんだよね」

「え?お、おお。そうなんだね」
話の急展開に、一瞬、ついていけなくなりました。お金を稼いで、自分のために使うんじゃないのかい?驚きです。親としては、そんな心が育っていると知り、嬉しくなります。

でも、アクティブリスニングでは、相手の話を評価したりしません。「えらいね」「人のために、使おうなんてすごいね」こんな言葉は要りません。

そのまま、彼の話を聞き続けていると、まだまだ続きがありました。

「うん。でも、サッカー選手やユーチューバーになるのって難しいよね。なれるのかな?」

「難しいと思うんだね」

「うん、小6のお兄ちゃんや友だちに、サッカー選手とか無理だろ!と言われるから、『そうかなぁ。やっぱり難しいのかなぁ』って思っちゃうんだよね」

「確かに、そんな風に言われたら、無理かなーって思っちゃうよね」
他人の言葉なんて気にしないで、自分の「なりたい」「したい」気持ちを大切にすれば大丈夫だよ!なんてことも言いません。

でも、無理かも!って一番思っているのは、僕自身なんだなって思うんだよね

この言葉に、またまた驚きです。

というのも先日、『ずっとやりたかったことをやりなさい』(著:ジュリア・キャメロン)の書籍を解説した

中田敦彦さんのYouTube大学の動画で、この本が刺さった年代は、仕事を引退した方たちで、内なる完璧主義者による夢への理不尽なダメ出しで、自分の夢にストップをかけているのは、自分自身だ!と聞いたばかりだったからです。

仕事を引退した方が、書籍で言語化されてグザッ!ときたことを、小3次男は、すでに感覚的に気づいて、言葉にしているんです。

わが子を子どもと思い込み、子どもだましの励ましやアドバイスをしても、そんなのものは心に響かないんです。そんな薄っぺらな言葉かけでは、心に存在する、内なる完璧主義者による理不尽なダメ出しはとめられないのです。

自分に優しくでき、きっとぼくなら大丈夫!と心から思い、行動できる力は、その子のそのままが受け入れられ、上手くいっているときも、上手くいっていないときも、ポジティブフィードバックをもらえる環境に、身をおくことで、だんだんと培われていくのです。

だから、夢をかなえる力を育むためには、やっぱり、アクティブリスニングとポジティブフィードバックの徹底が欠かせないのです。

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