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ヤングケアラーだと確信した日 その2

このnoteには前編があります。
そちらをご覧になってからお読みいただきますと
わかりやすくなっております。

母がレストランの裏方アルバイトを始めるにあたり、下見を自分でしていたらしいです。

それも面白いのが、ただ店内に入り見ただけ。
何かを注文するとか何もなく本当に見ただけで帰ってきたのです。
私と父は正直それを聞いて、何しにいったん?って感じですよね。笑
コンビニでトイレだけ行く感覚でレストラン行かないでよ…って思いました。

この辺りからちょっと私の母の不思議さが目に見えてくると思います。

前回も言った通り、母は人との関わり合いも得意な方ではなく、アルバイトをしようとするも1ー3日だけ行き、その後は結局諦めて辞めてしまうのです。

人と関わらないようなホテルのベットメイキングなどもホテルがオープンする前に、辞めてしまったり
コンビニ定員も2日くらい行って辞めてしまう感じです。体力的にもきついのか仕事をし終わったらもちろん家事などできず布団に包まり、私と父はコンビニ弁当か私が作れる時は作ったりしていました。(今も)

まあ母の1日のルーティーン的にもほぼ横になってるのが普通なので、突然やろうと思ってもできないのは当たり前だと思うんですけどね…
本人がやりたいと思ったならやらせてあげるけど、多分無理だろうからね〜とは父と話してはいました。

面接を受ける為に電話をする際も、布団に包まりながらしていたので
なんとかなるのか?これ?
と思っていましたが遂に面接の日を迎えてなんと受かってしまったのです。

本人は最初はすごくやる気に満ちていました。病院の先生にも相談していたらしいので、何かあっても先生も事前に伝わってるならいいか!先生もやるなら続けなさいと言ってくれてるみたいだし!と
そんな姿を見て私は少し安心していましたが、ある不安も押し寄せてきます。

それは母の症状の悪化です。母の場合、症状があまりないように見えて普通の人とちょっと違うのは私は見てわかるのですが、今日は体調良さそうだ、悪そうだなんてのも見たらすぐわかります。タバコの本数なども増えたりするとまあイライラしますが…(私は大のタバコ嫌い)
なので悪化したら今よりも生活が過酷になるのでそれが怖くて仕方ないです。

母は元から抜けてるのかなんなのかわからないんですが、人の話を聞かない(聞こうともしてない)、何をし出すかわからない、ちょっと待って!何してるの!といいたくなるようなことを度々します。


(なんか私が世話してるみたいな…)

そして最近大掃除をしたのですが、母は勝手に私の本を捨てようとしたり、さらには家族写真すらも捨てようとしていました。なんかこの時は呆れるというかイライラもしたしなんなら少しショックでした。
母はこういうのはみんな写真に撮って収めてるとか言ってるじゃん!とかいうんですけど

写真を撮ってメッセージに送ることもできない人が何を言ってる…と思ってしまいました。

今でこの状態なのに仕事を始める…迷惑かけてないといいけど…と思いました。

1日目4時間の出勤夜番
張り切って出かけていき、普通に帰ってきました。
皿の位置とか覚えるの大変とは言ってましたがまあそれが最初だよね。という感じです。

2日目も同様に行ったと思いきや、
私がバイトから帰ってきたら、母がいたんです。父もいました。
え?
となりましたが、行って帰ってきたらしいです。
行って挨拶だけして帰ってきたとのことで…私もバイトしてる身からすると怒りが湧いてきましたよね。母のシフトを埋めるのは誰がなるの?とか思いましたし、出勤できないならもう少し前に言ってこないと…出勤したと思ったら帰るって…

その時私は、もう流石にやめた方がいいと言いました。そんな迷惑かけられないし、父とも3人で話してはいましたが母は今日はダメだったけど次はいける。というので母はまだ続ける決断をしました。

3日目も2日目同様、また行って帰ってきたので
父と私はもう呆れるというか、まあこうなるとはわかっていたので…
父の説得で、バイトを辞めることになりました。
まあ私が口を出したら怒り出すので…

まあこんなことがザラにある毎日です。
普通の家庭がわからない私はこれが普通です。


ヤングケアラー
というのを確信したのは叔母の言葉でした。

〇〇はヤングケアラーだと昔から思っていたよ。また話に来てもいいし。

その言葉に救われました。
私は母からヤングケアラーだと否定されてきたのですが、ハッとさせられました。
叔母は看護師と保健師の資格を持つ人なので、私が生まれる前、母が統合失調症になった時からおかしいと気づいていたのですぐに病院に連れて行ってくれた人です。

やっぱり世間的には私はヤングケアラーだったのかと確信できて、安心したというかほっとしました。
母に否定されてきたのはやはり違ったのかと。

母は勿論、自分が母親だからケアをさせてるなど思わないです。
まあ、それが普通なのでしょうが。
それに逃げることは正直いいことだと思うのですが、今の状態で逃げるのは少し勇気がいります。

母が自分のせいで家からいなくなったとか色々思われたくもないですし、自分が落ち着くのももう少し落ち着くまで時間がかかるかもしれないです。

アメリカの大学も一応(スコアを取れていれば)合格していたのですが、今年に入ってから本当に色々なことがあり精神的にもきつく自分の時間が欲しいと感じるようになったので一旦立ち止まって自分のことをしたいと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

また何かあれば書こうと思います。

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