’24年、水辺の記憶。 Vol.2
オフシーズンの海。
海といえば夏のイメージが強い。
わちゃわちゃと賑わい、海の家がずらりと並ぶ、まさに夏の風物詩。
陽を浴びながら、愉快な空気に包まれる場所。
そんな真夏の海は、元気をくれる。
でも、私が一番海に通うのは、夏が過ぎ去り、秋から冬にかけての季節だ。
人影もまばらで、少し寂しさが漂うけれど、そのぶん波の音がしっかり耳に届く。
「ざっぶん、ざざっぶん」と。
そして、日差しも柔らかく、優しく降り注いでくる。
海辺を歩きながら、シャッターを切るたびに聞こえる音。
「ガッシャン」「ざっぶん」。
「贅沢」
中判フィルムで切り取る水面は、いつも感動を運んできてくれる。
また、海に行こう!