臨床予測モデルの臨床疫学セミナーを行いました
昨年末くらい?にご依頼を受けた臨床疫学セミナー「臨床に活かせる臨床予測ルールの作成法:ゼロから学ぶ臨床予測ルールの活用、作成と実装」を行いました。
対象が広くなりがちな大型セミナーは得意ではないのですが(意図を十分伝えにくい、個々の反応見ながら話すのが難しい)、自分の中でも一度ちゃんと整理したかった項目だったので良い機会かなと思ってまとめました。
全編書き下ろしスライド267枚
タイトルは本当に悩むんですよね。
僕はあまり過美なものにしたくないのですが、それだと聞きたいと思ってもらえないですし。
オンデマンドもあるのに平日の日中10-18時で現地に来て頂ける方はどんな方やねんと内心思っていたら、福井時代にお世話になった先生がいらっしゃって驚きました。再会の喜びと、楽しそうな研究をされているみたいで良かったです。
現地参加の方は、現場の空気感を感じつつ講義のあと少し直接話をしたり相談に乗ったりと、現地参加で良かったと思ってもらえると嬉しいです。講演中にも言いましたが、現地参加の人がいるというのはとてもありがたく、心から感謝しています。反応が見えない中で講義をしたり、ギャグを飛ばすのは中々辛いものなので。
でもオンデマンドは結局見ないことがあるし、知ってるつもりで早送りしたりするので、現場にいる方が一番学べているということ。多分。そう思いたい。
55分✖️5コマというのは普通は中々経験しないのと、時間配分が極めて難しいのですが、なんとかいい感じに終われたかなと思います。これはこれまでの講義経験が生きた部分かなと。スライド用意があるのに説明せず飛ばすというのは、満足度を下げるので避けたいですし(理解や注意が途切れるのもあり)、逆に時間を余らせても厳しい。
中間の中弛みや、超基本の部分・理論部分を飛ばし気味になったので、そこら辺はもう少し改善の余地があったと反省しています。多分、感度特異度くらいは知っているROC曲線が何かは知っている程度の知識が前提になっていたのもあります。
とりあえず喉が痛いです。
質疑応答をやや避けていた部分に関しての言い訳ですが、あまりに取り扱う内容が広く、かつ数理統計・機械学習などは質問のレンジが広すぎて知識が追いつかないのが見えていたのもあり、その場でちゃんと答えられる自信がなかったので、奥村先生にもお願いして、後で改めて答えた方が良さそうな質問は適宜配慮していただいてました。したがって、基本的に改めて後日お答えしますので、ご容赦ください(全ては無理かもしれませんが…)。
そしてアンケートに感想を書いていただいた方本当にありがとうございます。とてもとても励みになりますし、頑張って準備した甲斐があると実感します。大変好意的な感想が多く、具体的な感想をここに並べてドヤしたい気持ちでいっぱいです。
今後これだけのセミナーを行うことはまずないかなと思いますが、最後に今回のセミナーでのお気に入りスライドを載せておきます笑