時間をずらして活動する(2023/7/30)
7月になって子どもたちの部活動は夏の大会があったり町内会では秋祭りに向けての会議などが始まるなど慌ただしい毎日を過ごしておりました。
なかなか朝顔や向日葵を楽しむ余裕までなくて、よろしくないのですが。
さて、夏の風物詩の高校野球、昨日は14時から決勝戦が行われました⚾️
会場のある岡崎市の14時の気温は36度。体温と同じですね💦
その前日には石川県知事が選手の健康面への配慮を鑑みて高校野球の昼開催について「時間帯がおかしい」と苦言を呈しました。
また昨日は米沢市で熱中症と見られる症状で帰宅途中に倒れた13歳の中学生が亡くなるという悲劇が起こってしまいました。
これを受け山形県では「暑さ指数」を参考に各学校判断としていた部活動を、熱中症警戒アラートが出ている場合は原則中止することにしたようです。
おそらくこの対応は当然だと思う人が大半でしょうが、子どもには「もっと部活で練習をしたい!」と願う子も少なくありません。
その気持ちもよくわかります。
そこで私が常日頃から思っていることですが、「時間帯をずらせばいいんじゃないの?」ということ。
サマータイムのようなものです☀️
サマータイムとは日照時間の長い時期に時計の針を1時間進め、太陽の出ている時間帯を有効活用するのを目的に定められた制度です。
東日本大震災の年に省エネ効果があると導入の議論がありましたが当時は見送られました。
日の出直後の朝の5時に昨日の岡崎市の気温は26度、14時と比べて10度も低かったのです。
おそらく1時間程度のずらしでは昨今の気温の上昇には効果を期待できないのではないでしょうか。
だからこそ早朝に活動をして暑い時間帯は身体を休めるなど生活スタイルを変えるほうがよいと思うのです。
サマータイムが見送られた東日本大震災のあった2011年と今とで大きく変わったことに「コロナを経験した」ということがあります。
私たちはwithコロナの生活で「施設が営業しているか」「人数制限がどうなっているか」などを調べてから動く習慣を得ることができました。
だから今なら時計の針を変えなくても営業時間を7時~18時にしたり1時間目のまえに0時間目を入れたりすることに対応できる気がします。
また行事ごとにおいて時間帯だけでなく日にちごとずらすことも必要だと思います。
蟹江町の神明社では毎年9月末の土日に秋祭りが行われますが、9月はまだ真夏のような暑さで、祭の段取りと同じくらいに暑さ対策についても考えています。
秋祭りを本当に秋が深まった頃にしたり、気候の良い3月4月をもっと有効に使ったりすることも必要ではないでしょうか。
行事をずらすことは伝統や文化を壊すことにもなるのは承知しています。
ですが昨今の災害級の暑さは緊喫の課題だと私は感じています。
コロナで私たちが得た数少ないものの一つとひて、時間をずらして活動することも検討してはいかがでしょうか。