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限界について

2022年7月21日(木)
今回は趣向を変えて今日発見した自分の限界について。

カリフォルニアは物価が高い。
以前住んでいたオハイオ州と比べても今のアパートの家賃は2倍以上!
まあその分豪華ではあるんですけど。
うちのアパートには20から25メートルはあろうかと思われる大きなプールがついてます。

サクラメント・バレーは夏真っ盛り。
連日37℃近い猛暑で、自転車でラボから戻るとしばらくソファでグッタリ。
老いたな。
折角高い家賃払ってるのでその後元気出してプールで泳ぐことが多いです。

元々水泳は得意ではないのですが、YouTubeでクロールの基本フォームを調べたり、ちょこちょこ泳いでいるうちに少しずつ泳げるようになりました。
最近は2往復を2セット後、息継ぎなしで片道、そして1往復半泳いでサイドチェアで休憩。
その後同じセットを繰り返し、計12往復
というのが定番。


今日もまずはクロール2往復から。
初めはフォームを意識して泳ぐ。
これだとスピードが出るのですが、息が苦しくなるのも早い。
1往復半泳いだところでより楽なフォームに変えて泳ぐ。
2往復終了で立ち止まろうとする直前
あれ?今日は調子が良いな、もしかしてもうちょっといける?
とそのまま泳ぎ続けることに。

やってみればできるもので、3往復泳げた、今日は成長したな!
と立ち止まろうとする直前
あれ?まだ行けそうじゃない?もう1周してみる?
と泳ぎ続行。

なんと!
いつもの倍の4往復泳げた。
いや〜やればできるもんだなあ、いつもの倍もノンストップで泳げるなんて
俺ってすごい!
と立ち止まろうとする直前
あれ?まだまだ行けそうじゃない?
てか、そもそもなんで途中で止めなきゃいけないの?


あれよあれよという間に記録は伸び続ける。
プールの中でも喉が乾くことを発見。
喉が痛い。
しかし息苦しさはなく、筋肉の痛みもない。


はい、ここで問題です。
けっきょく何往復ノンストップで泳いだでしょう?

答えは12往復。


ちなみに12往復終わった時も体力的にはまだいけました。
でも「もう流石にいいんじゃない?」という心の声に負けた。
これまでトータルで12往復泳いでいたというのも「それ以上は」という恐怖を生み出す原因になったのかも。


サイドチェアに横たわりながらカリフォルニアの青い空を見上げる。
今まで2往復が最高だったのが、6倍の12往復。。。

2往復が自分の一度に泳げる最長の距離だ、という考えにしっかり囚われていたらしい。
実際は少なくとも12往復は泳げたのに。
自分の限界を設定していたのは他ならぬ自分自身であったことにはっきりと気づいた。


でも、今日12往復泳げたのは去年こっちに引っ越してきてから何度もこのプールで泳いできた積み重ねがあったことも事実。
最初にこのプールで泳いだときは片道泳いだだけでヒーヒー言ってましたからね。
継続することのパワーをまざまざと見せつけられた。


さらに、今回は12往復で止めてしまったが、体力的にはまだまだ行けた。
20周は行けたんじゃないか?
でも怖くなってやめてしまった。
自分の限界を試すというのは実は恐ろしいことなんだな、自分にとって。
だから大きなブレーキをかけようとするのだろう。

まあいいさ、本当の限界を試す機会は次に持ち越されただけ。
楽しみは先のために取っておくタイプなものでね。


しかしこれは水泳に限らないな。
ありとあらゆる事に自分で限界を設定しているのだろう。
仕事も、遊びも、趣味も
「俺にはこれくらいしかできないはず」
「ここまでやれば満足だ」
と。
そしてそれは
「これ以上やったら危険だ」
と自分の安全を確保するため。


もし自分の限界を取っ払うことが出来たらどうなんだろう?
2周が、12周が、
自分の限界であることを忘れてしまったら?

これから試しに自分の年齢や英語ができないことや日本人であることや数学の素養がないことやetc
を言い訳にするのをやめてみよう。
忘れてみよう。

ワクワクするな。
「もう歳だな」と言ったら1ドル何処かに寄付する事にするか。



さらに思った。
もし泳いでいる最中に何周泳いだか数えるのをやめてしまったら?
そしたらどうなる?

どうなるんだろうね?
試すしかないか。


シャワーを浴びて夕食を作る。
流石に疲れが出てきた。
いや〜、やっぱ歳だなあ。

おっと、
1ドルどこに寄付すっかな?


#アメリカ生活 #気づき #ライフハック

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