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楽器を鳴らすという事

少し感覚的な話になりますが、楽器が鳴ると言われる感覚があります。
弦から音が鳴っている状態に加えて
裏板まで振動が伝わり箱が共振する感じです。
この感じは自宅で騒音問題を気にしながら
そろーりと弾いてる状態では経験できませんし
消音ミュートをつけていればなおさらです。
これが単に大きい音とも違うのです。

遠鳴りという現象という記事にも書いたのですが
楽器が鳴りやすい音域が有る気がしています。
実音の音程域というより倍音域という意味での音域です。
この鳴りが当たる音域と鳴らす方法を探る作業は
楽器と対話している感じがして、なんとも楽しいのですが
この作業には思いっきり音量を出せる環境が必要です。
自宅では難しいです。
定期的にホールやスタジオ、カラオケボックスでもいいので
思いっきり音を出せる環境での練習スケジュールを確保する事は
とても大切だと思います。
私は週末はほぼホール等の練習会場で過ごしている生活なので
楽器との対話時間をたくさん取れていて楽しいのです。

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