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強い職務経歴書の作り方
こんにちは、tacushiです。前回は履歴書を更新するうえで重要なポイントをまとめました。今回は、実際に私が拝見した職務経歴書を例に自分なりのポイントを開設していきます。
●職務経歴書は「分かりやすく丁寧な文章」が基本
大学卒業後4年間、現在の会社にて広告代理店を相手に対して各種レポーティングおよびロジック開発、ソリューションの提案を担当。
この人の場合、大学卒業後の1社目が今の会社なので、「大学卒業後」というワードはそのままにしておきますが、「4年間」というワードが必要なのかどうかで言うと経歴を見れば分かりますから不要です。また、「現在の会社にて」という内容も経歴を見えれば分かりますので不要です。「相手」というワードは無くても意味が通じるので不要です。
大学卒業後、広告代理店に対して各種レポーティングおよびロジック開発、ソリューションの提案を担当。
いかがでしょうか。読み手にとって分かりやすくスッキリした印象になったかと思います。
●実績や成果は「具体的に詳細に」
経常的に依頼いただいていたソーシャルメディア分析案件の年間受注数を130%増加
一見すると130%という数字も記載されいて具体的なのでは?と思いますが、「事業会社の課題」「それに対する提案」「解決方法」などを加えてあげたほうが読み手はより理解しやすいと思います。
TVCMの費用対効果を可視化できずに困っていた事業会社の課題に対して、Twiterをはじめとしたソーシャルリスニング分析を用いて独自の指標を制定。これを機に年間受注を獲得し、TVCM効果を判断する上での指標を築くことができた。結果、130%増の売上を達成することができた。
具体的に詳細に記載しているので、文字数は多くなりがちです。一見、「分かりやすく丁寧に」と真逆のように聞こえるかもしれませんが、文字を削る作業と文字を増やす作業を繰り返し行うことで、短い文章で濃い内容を伝えるようになります。
「具体的に」という意味でいつも悩むのは、現職で取引のある会社名を職務経歴書で明かすかどうかについてです。私は、秘密保守契約を交わしている場合、職務経歴書に反映しませんが、事例化してWebサイトに掲載しているものなど一般公開された状態であれば会社名は記載するようにしています。(会社名やプロジェクト名を記載したほうが、より具体的で良いのですが、漏洩というリスクもありますので個別判断する必要があります)
●「表彰」は自己PRよりもアピールできるチャンス!
もし過去に、会社や取引先から表彰されたことのある方は、ぜひ職務経歴書に「表彰」というカテゴリーを作成し、記載いただくと良いかと思います。表彰って言うとなかなかハードルが高いように感じるかもしれませんが、例えば毎月発表される部のMVPだったとしても、1つの賞なので堂々と記載いただいて問題ありません。その際、「社内表彰」or「社外表彰」、「個人賞」or「グループ賞」、取得年、タイトルなどを明記しておくと親切です。
●自己PRには図やイラストを入れてもいいんです
文字だけではどうしても伝えきれないこともあるかと思います。そんな際は、図やイラストで表現するようにしています。図はパワーポイントで作成し、wordに貼っています。私の場合、自身が得意とする領域を3つ決め、それぞれに関連するスキルや経験を記載しています。私の場合、「広告」「データ保護」「英語力」の3つを強みと決めており、それに付随するスキルを周りに補足しています。円同士が近いものは、スキルとしても近い領域にあることを示しています。
どのような形の図でも良いのですが、採用後に「こんな人が欲しいんじゃなかった・・」と思われないように応募者と採用者の相違を無くすことと、自分の得意領域を明確にすることが目的です。
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●何度も何度も読み直して文法や誤字脱字をチェックしよう
職務経歴書は履歴書に比べ、文字が多くなりがちなので文法や誤字脱字が無いよう、何度も読み直してチェックしましょう。ほかにも、文言統一や省略のタイミングなども併せて注意しましょう。
<チェック項目>
①文法:ご自身で読んでみて、詰まるポイントが無いかチェック
②誤字脱字:誤字脱字があると採用者は読む気を無くします
③文言統一:Twitterとツイッター、ソーシャル広告とSNS広告など、どちらでも意味が通じてしまう言葉はどちらかに統一する
④省略文字:社名の省略タイミングを確認(省略する際は、最初に省略せずに記載した後、以下XXと記載)
⑤全角半角の統一:英語表記の場合、全角と半角の選択が可能です。どちらでも良いので統一したほうが綺麗に見えます。
⑥フォント統一:コピペをするタイミングでフォントが崩れてしまっている恐れがあります。
●近しい人に見てもらいましょう
ある程度完成してきたら、ご自身のことを良く知っている同僚や先輩、可能であれば上司に見てもらうことが重要です。近しい人が見て、その人の良さが感じられるかどうかが重要なポイントです。また、自分自身が思っている強さと、他者が感じている相手の強さが異なっている可能性もあり、ご自身の強さを知るキッカケにもなります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
果たして、この方法や考え方が正しいのかどうかは分からないですが
自分自身が転職できたということで、まずはまとめさせていただきました。
もし気になることなどございましたらお気兼ねなくコメントください。
どうぞよろしくお願いいたします。